次の活動実施予告・実施済の報告


〇 第11回特別活動は、「カリフラワーなどを収穫しよう”」を2月4日日午後の実施しました。次の特別活動の実施日・内容は未定です。
〇第12回定例活動は「畑のお世話~種ジャガイモの植付など」は3月9日土を翌10日日午後に延期して実施済です。

2006/11/17

活動報告 06年度 第7回 「カブトムシ園整備 その3」「自然林の観察」「カブト虫にエサ補給」

カブト虫園

前回はカブト虫園の幼虫の育ち具合を観察しました。
今回は学校の近くの森に行って、カブト虫園の幼虫のえさとなる倒れた木や落ち葉を集めます。それから、幼虫たちは自然の中でどんなところに住んでいるのか調べてみます。

集合

さあ、いよいよ活動開始です。
校長先生が今日の活動内容を説明します。

今日は学校の近くの森に行って、カブト虫の幼虫のエサになる
倒れている木や落ち葉を集めます。

土の中にはガラスがあったりするので気を付けること。
ムカデなどの危険な虫もいるので気を付けること。
カブト虫園のチーフ小池さんからも説明を受けます。

自然の中のカブト虫の幼虫は一体どこにいるのでしょうか?
カブト虫は自分達の都合のいい場所にまとまって卵を産んでいます。
木と葉っぱを集め終えたら探して見ましょう。
目印は地面の上にあるフンです。
木の中、落ち葉の下、倒れた木の真下、木を割る、木の皮を剥ぐ。

どんなところにいるか予想を立てて探して見ましょう

取材

タウンニュースの記者の方がビオトープの取材に来られました。
カブト虫園の小屋を皆で協力して建てたことをアピール。
大きく育ったカブト虫の幼虫を見せました。

どんな記事になるのでしょうか?楽しみですね。


出発

いよいよ出発です。
学校の校門を出て信号を注意して渡ります。

リヤカーを引いて皆でぞろぞろ歩きます。
平らな道は楽チンです。余裕のピースサイン。

ビオトーププロジェクトの旗を持って歩きます。
立派な旗なのでとでも誇らしげです。

狭い歩道は大変です。リヤカーが木に挟まってしまいました。
道を渡るのもなかなか大変です。

急な坂はもっと大変。みんな頑張れ!


エサ集め

やっと森に到着しました。皆頑張ったので記念撮影をパチリ。

まずは倒れた木と落ち葉を集めます。
ビニール袋を配って落ち葉を集めます。
2~3人で協力してビニール袋を落ち葉で一杯にします。

倒れた木も運びます。長井先生は一度に2本も。
子供達は協力して太い木を運びます。
どんどん木が集まってきました。

佐野先生は小枝を沢山集めてきました。
ビニール袋一杯になった落ち葉も集まってきました。
こんなに沢山集まりました。もう十分なので幼虫さがしに移ります。

見つけたら大きい声で”見つけた!”と叫ぶこと。


幼虫さがし

早速、”見つけたー!!”と声が上がりました。
なんとコクワガタの成虫。すごい!
木を削って穴の中の幼虫を調べます。


クワガタの幼虫を発見しました。
木の根っこの土も丹念に調べます。

あっ、これは危険。巨大なムカデです。毒があるので気を付けて!
アオズムカデ、大型のムカデで毒も強く、かまれるとかなり痛みます。
母親は卵を抱いて守ります。
これはヤスデでしょうか?

木の中にムカデが眠っています。みんなおそるおそる覗いています。

子供達が幼虫が沢山いそうな木を見つけました。
校長先生が割ってくれました。


きれいなカラスウリを見つけたので学校に飾ることにしました。

カミキリ虫の幼虫を見つけました。あごが大きく強そうです。


幼虫の住みかの調査終了です。

校長先生が子供達に感想を聞いてみました。
 「落ち葉集め楽しかった。」
 「急にクワガタが出てきて驚いた。」
 「でっかいムカデがいてビックリした。」
 「木を割ってみたらシロアリが一杯いた。」
 「小さいミミズがいて驚いた。」

カブト虫の幼虫のエサで一杯になったリヤカーを引いて学校に戻ります。
道が狭いので整列して歩きます。自転車がきたので道を譲ります。

ここでちょっとしたハプニング。
帰り道を間違えて行き止まりになってしまいました。
でもみんな元気なのでへっちゃらです。


冬の準備

学校のカブト虫園に到着しました。
まずは落ち葉のビニール袋を小屋の前まで運びます。
次は木を運びます。

落ち葉を小屋の中に入れます。
葉っぱはカブト虫の幼虫にとってホカホカのベッドです。


次に葉っぱの上に木を並べます。
沢山の木がキレイに並びました。
その上に残っていた葉っぱをのせます。


そして最後に水を掛けます。
これで冬の準備は終了です。


今度幼虫に会えるのはいつになるのでしょう?
来年の春頃会えるのでしょうか?楽しみですね。

感想

校長先生のお話の中に「里山」という言葉がありました。

日本の多くの里山は、40年前ほどから、急に人がいなくなり、草木が乱雑にしげった「やぶ」になり、場所によってはゴミ捨て場になっているそうです。
昔は、こどもの遊び場、地域に住んでいる人達の憩いの場所だったのに・・・

学校の近くのこの森では、クワガタ、カミキリの幼虫、ムカデ、シロアリなど、沢山の生き物を見つけることが出来ました。

でも、空き瓶や空き缶が捨ててあったり、草木が茂っていたりしてちょっと荒れている状態です。

森は、掃除や片付けと同じように、草をかったり、木を切ったりしてきれいにしなけばなりません。

ビオトーププロジェクトをきっかけに、森をきれいで楽しい場所に出来ればいいですね。