次の活動実施予告・実施済の報告


〇 第11回特別活動は、「カリフラワーなどを収穫しよう”」を2月4日日午後の実施しました。次の特別活動の実施日・内容は未定です。
〇第12回定例活動は「畑のお世話~種ジャガイモの植付など」は3月9日土を翌10日日午後に延期して実施済です。

2007/03/09

活動報告 06年度 第11回 「森の分解者キノコのお話し」「キノコ園作成」「クリタケ、ヒラタケのコマ打ち」「4つの看板を剪定枝などで作成・設置」「堆肥の散布」

森におけるキノコや菌類の働き(講師 森田先生)



森田さんがキノコについて詳しく教えてくれました。
みんな真剣に聞いています。

キノコはすごいやつ

生態系:生き物を取り巻く世界

太陽 植物 空気
キノコ 水 動物(ヒト)
地中動物 土

土の中には生き物がいっぱい

木の構造
セルロース:生き物が食べられる部分
リグニン:生き物が食べられない部分

リグニンを分解するすごいやつ登場!

キノコ = 木の子 → 木から栄養をもらう
→ 木が吸収しやすい栄養を作る

栄養はぐるぐる回る

木の成長 ← 木の栄養
↓ ↑
キノコ → 分解 → 虫のえさ

キノコが橋渡しする

どれが毒キノコ?

見た目は毒がありそう・・・
正解は全部食べられるキノコ

どれが食べられるキノコ?

見た目ではおいしそう・・・
正解は全部毒キノコ

中毒になると腎臓がやられて1年くらい入院することもある。

クワガタ・カブト虫飼育の革命

白いのがキノコの仲間
おがくずにリグニンがあってもキノコが分解してくれる。
幼虫のベビーフード!

猛毒を分解するすごいやつ登場

プラスチックを燃やすと発生するダイオキシン(猛毒)

焼いても薬を使っても分解することはできない・・・

リグニンとダイオキシンの構造が似ている

キノコがダイオキシンを分解!

スーパーキノコ誕生

1. いろんなキノコを集めて長所を調べる
毒を集めるキノコ 毒を分解するキノコ
2. 長所だけ集める(遺伝子組み換え)

はく直腐朽菌

カビみたいだけどしいたけの仲間

最後に

キノコは日陰のじめじめしたところで育つ暗いやつだけど
環境を良くするすごいやつ

キノコの育て方の説明

(指導 鶴川在住 里山管理士 田島さん)

田島さんからキノコのコマうちをどうしたらいいか教えてもらいました。クリタケ、ヒラタケの栽培は難しいそうです。

今回は、クリタケ250コマ、ヒラタケ250コマをうちます。

ヒラタケとクリタケのコマうち(子ども)


子ども達でヒラタケクリタケのコマうちをします。
コマうちする木を運びます。
電気ドリルで木に穴を開けます。
あけた穴に木槌でコマを打ち込みます。

やっと1本打ち終わりました。
コマはまだ沢山あります。

ヒラタケとクリタケのコマはこんな袋に入っています。
田島さんに教わりながらどんどんコマを打っていきます。
ヒラタケを打ち終えました。




キノコ園の枠組み作り(大人)

キノコ園の枠組みを作ります。
ナメコは土の中に入れて育てます。
協力して枠を土に打ち込みます。
ヒラタケ、クリタケは立てかけて育てます。


ビオトーププロジェクト倉庫の移動(大人)

木の枝が邪魔をして大変でしたが何とか移動できました。


堆肥入れ(大人)

お母さんたちはお花を植え替えます。
一輪車を使って移動します。結構力仕事です。
子供たちも手伝って花を植えます。

堆肥の中からカブト虫の幼虫がとれました。カブト虫園に放しました。

花植えが完成しました。最後に水をまきました。


カブト虫園、トンボ池、小鳥園、キノコ園の新看板作り

新看板の作成に取り掛かります。
看板の足は木を削って尖らせます。
木のパーツを沢山作ります。

看板の文字は木のパーツを組み合わせて作ります。この枝はすべて校庭の危険になった桜の枝を切ったもの。資源の有効利用です。

看板の足を火であぶって丈夫にします。

だんだん形になってきました。
裏に突き出たネジの頭をつぶします。

トンボ池、小鳥園、キノコ園の看板が出来上がりました。

カブト虫園の看板も完成です。リーダーの小池さん、とても嬉しそうです。校長先生も嬉しそう。

完成した看板を運びます。
トンボ池の看板。
キノコ園の看板。
小鳥園の看板。
全員で記念撮影。お疲れ様です。

ついにカブト虫御殿が完成しました





感想

今回の企画は盛り沢山でとても楽しかったです。

キノコの話は知らないことばかりで驚きました。
まさかキノコがダイオキシンを分解できるなんて・・・

人間が汚してしまった土や水でも自然の力をうまく借りて蘇らせることができる日がやってくるかもしれませんね。

今年の活動はこれで終わり。色々な活動をし、色々な体験ができたと思います。小学校の授業ではできない経験ができたのなら、よかったと思います。