次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツと「?」の収穫体験などです。希望者にカブトムシの幼虫配布もします。
〇 第1回特別活動は、実施日・内容ともに未定です。

2013/11/09

活動報告 13年度 第8回活動「畑でサツマイモを収穫しよう!」

文:小池
写真:小池

小池です。
11月9日(土)、本年8回目の活動を実施しましたので活動報告をします。

つくし野小の東門に集合し、参加者の確認をし、歩いて5分ほどビオトープ専用畑に向かいました。旗を先頭に畑まで一緒に歩く光景も見慣れたものになりました。

活動では、5月に苗を植えた時からのお話をしました。
次に、私が自宅に苗を一本持ち帰り、堆肥の空袋に園芸用の土を詰めて7か月育てたものをみなさんにみせました。おイモが育っている断面が見られるかと思ったのです。高見さんにそっと崩してもらう時、ドキドキしましたが中くらいのサツマイモがちゃんと出来ていてほっとしました。

次はお楽しみのサツマイモの収穫です。
5月の活動の際、ベニアズマを150本、ムラサキイモを150本、皆で大きな3本のうねに植えて育ててきましたので、2種類のイモが混ざらないように順番に丁寧に掘りました。イモの上にはツルが一杯からみあっていましたが、ツルの栄養が根が変化したイモに蓄えられていることを実感して欲しくて、今年はツルをどかしてイモを探すところから皆で作業しました。ツルは大きく伸びていてなかなか植えたところにたどり着きません。


イモが土の中から顔を出すと皆は興奮気味。
掘り残さないように丁寧に掘りました。
1つのツルに、5本も6本も大きなイモがついているものもありました。

掘っている最中にネズミが飛び出して来て大騒ぎ。高見さんがうまく箱に入れようとしましたが、刈り取ったツルの中に逃げ込んでしまい・・・。

イモを半分くらい掘ったときに、北里大学の三澤さんが「マルハナバチとカボチャ」についてのオリジナルの紙芝居をしてくれました。
カボチャはマルハナバチのように、花の奥まで潜って花粉を運んでくれる昆虫の助けが無くては、うまくおいしいカボチャの実を実らせることが出来ないのです。
ちょうど、お話をしてくださった横には、カボチャの雌花と雄花が咲いていましたので、私が、それぞれの花の違いや蜜の出る場所を説明することが出来ました。

写真には残せませんでしたが、私の小指くらいの大きさの緑色の大きなイモムシ(オオスカシバという蛾の終齢:蛹になるすぐ前の段階)もいました。
農薬を一切使っていないこの畑は、いろいろな生き物が生きていられる場所(=ビオトープ)なのだと、つくづく感じました。紙芝居の後で芋ほりを再開しました。

また土地所有者のお許しを頂いて、カキも収穫させていただきました。
親子そろって、こんな風に、木になっているカキをワイワイいいながら採ることはなかなか得難い経験です。一部渋柿が混ざっていて、食べるときになかなかスリリングでしたが…。

また、私がひと月半ほど前にまいておいた、ハツカダイコン、コカブ、ツララダイコンも収穫しました。それぞれにビニール袋一杯のお土産が出来ました。

収穫物は、サツマイモはベニアズマとムラサキイモがそれぞれミカン箱6,7箱分採れました。カキも、みかん箱5箱分くらい採れました。
ベニアズマは12月のたき火用に残しておき、ムラサキイモとカキは参加者全員で平等に分けました。何度も何度も分けてもなかなか減らず、収穫物でいっぱいのお土産が出来ました。

今回は、活動の冒頭にJATA(財団法人日本観光業組合)という団体が行っている、「JATA環境基金 地球にやさしい環境学習支援助成」の賞状と目録の贈呈を受けました。全国の16校の中の1つに選ばれたのです。
頂くことになった助成で、畑の肥料・農業資材、拡声器、小型デジカメなどを購入し、活動に活かします。

今回の活動の参加者は、児童33名、未就学児7名、保護者24名、講師他3名、ゲスト・見学者は、JATAから3名、(株)イトーキから2名、東邦レオの小松さん、月刊誌「スクールアメニティ」の岡本さん、北里大学生の小松さんと三澤さんの合計人数は76名でした。
急に冷え込んだ曇りがちの寒い1日となりましたがたくさんの参加者がありました。
参加して下さったみなさんありがとうございました。

おまけ。
11月23日土曜日、来春の収穫を期待してソラマメやサヤエンドウのタネをまきました。その前週に、中村さんがトラクターでサツマイモを収穫した後を耕して下さっていたのです。
そのフカフカの土の上には、トリやネズミ?の足跡がきれいに残っていました。
その中で、特徴的な足跡が残っていたのですが・・・。

これは、どう見てもウサギの足跡なのですが・・・。
手前の小さな1つの点が両前足、その先のハの字型の足跡が後ろ足。手前から向こう側に進んだことがわかります。つくし野にウサギがいるのかな??どこかの家から逃げ出したウサギがひそかに生きているのかな??
新しい謎が出来ました。
以上です。

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