文:小池さん
写真:小池さん
「梅雨のころの畑のようす」のご報告です。
活動が無い週も、毎週土曜日、畑の世話をしています。
現在のところ、耕作している畑が2つに広がっていることと、サツマイモを新畑に植えたため、旧畑に余裕が生まれ、葉物や豆を植えているのですが、これが大変。
サツマイモはそんなに神経質に草取りをしなくても、サツマイモの方が強いので次第に雑草のほうの勢力が弱まり収穫には影響はないのですが、葉物や豆はそうはいきません。
この時期になると、春先のころは、雨が降らないかなあ??と念じていたのがウソのように雨が降り、日差しも強くなると作物はぐんぐん育ちますが、雑草はそれにもまして成長するのです。
無償で、畑の耕作をさせていただいていることもあり、草ぼうぼうのみっともない状況にはできないと感じているからです。
これが、新畑の全景です。
サツマイモ、緑色の坊ちゃんカボチャ、黄色いハロウィンカボチャ、黄色い球形ズッキーニ、スイカとスイカの花などです。
こっちは、旧畑の作物。早取りツルナシインゲンは花盛りです。エダマメ、ミニトマト、ラッカセイも花盛り、ムラサキのシソ、K君父子が植えてくれたダイコンは間引きをしました。ツルアリインゲンもぐんぐんと伸びています。
これは、シュンギク、チンゲンサイ。
ミニキャロットはトウが立ち、花をつけていますが、よく見るとセリやニンジンを食草にしているキアゲハの幼虫が成長しています。
これは、キアゲハの5齢幼虫と思われます。(出典:「ウイキペディア」幼虫は三齢まではナミアゲハと同様に鳥の糞に似せた保護色をしているが、四齢幼虫では白地に黄色と黒の斑点模様の警戒色となる。五齢幼虫ではさらに黄緑と黒のしま模様に変化し、黒いしまの部分には橙色の斑点が乗る。)
観察している中で、四齢の時から観察を始め、その後脱皮し、お尻のところに脱ぎ捨てたパンツのように皮が引っかかっていたので、このように判断しました。
農家にとっては、害虫ですが、樋村さんにいろいろ教えていただいて成虫になるまで見守りたいと考えています。ネットで保護してやらないとトリがたくさんいて見張っていますので食べられてしまうかもしれません。
ところで、このうす緑色の実は何だかわかりますか?
色づく前のトマトに似ていませんか? 縦と横に半分に切った断面の写真がこれ・・・。ますますトマトに似ています。
珍しいのですが、実はこれ、ジャガイモの実なのです。
ジャガイモはちょうど今頃からが収穫期。白い花びらに黄色いメシベが印象的で、これは時々見ることが出来ます。しかし、なかなかこんな風に、大きめのミニトマトほどのおおきさに実が育つのは見られません。
トマトもジャガイモもどちらもナス科の植物。人間が利用している部分は全く異なりますが、こんな風にとても似ている部分もあるのです。
2年前の3月に活動でやった「やさいのなかまさがしクイズ」…を思い出しました。
週末の夕方は、畑の世話をしています。
農薬の使用は最小限に止めていますので、いろいろな昆虫や鳥たちがやってきます。葉物野菜は穴だらけになったりしますが、これも1種のビオトープです。畑型ビオトープとも呼ぶべきでしょうか…。
毎回色々な生き物との出会いがあり、勉強にもなります。良かったら、見に来てくださいね…。
以上です。
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