次の活動実施予告・実施済の報告


〇 第12回特別活動は、「茎ブロッコリー・ハクサイ菜の花を収穫しよう!」を3月24日日午後の実施しました。次の特別活動の実施日・内容は未定です。
〇第12回定例活動は「畑のお世話~種ジャガイモの植付など」は3月9日土を翌10日日午後に延期して実施済です。

2017/06/27

活動報告:第3回特別活動を実施しました。

6月24日土曜日15時から、
第3回特別活動を実施しましたので報告します。

活動タイトルは、「ジャガイモを収穫しよう!」
本当は前の週の日曜日、つまり父の日企画にしたかったのですが、雨のためやむなく延期した初めての活動プログラムです。
おイモ系の作物は、葉物や豆類と違い、収穫適期は比較的長いので、1週間くらいは全く平気。
今回はチラシを配布して開催告知している定例活動と異なり、ブログとメールのみでお知らせする特別活動。それで、少し私はのんびりしてしまい、拡声マイクと救急薬バックを自宅に忘れてくるという失敗をしてしまいました…。
短時間での活動にする考えでしたので、15時活動開始とし、13時半から、樋村さん、船崎さん、高校生のI君と私の3人で準備を始めました。
 この日の活動は、とてもシンプルなので準備は簡単です。でも、この時期としては気温が高くなることが予報されていました(持っていた温度計の記録では31.8°)ので、タープを張って日陰を作り、みなさんを待ちました。
定刻になると次々参加者が集まってきてくれました。


この日の参加者の特徴は、未就学の子供が多かったこと。
昨年秋のサツマイモほりの時も未就学の子供の参加者が多かったのですが、聞けば最近は体験農業でイモほりをさせてくれるところがあまりないのだそうです。それで幼稚園の行事もできなくなってしまったそうで…。社会の高齢化と手間がかかるわりには料金設定も高くすることができないので、次第にやることころが減っているのでしょう。
タープの中に納まりきらないほどの参加者の前で、簡単にジャガイモという作物の話をしました。
・3月半ばに皆で植え付けましたので、3か月そこそこで収穫できること。
・やせた土地でもよく育ち、味もよく、とても優れた作物であること。
・イモは、最初に植えた種イモの上に伸びた茎から横に伸びたストロン…というものの先にできるので、最初に植えた後、芽が少し出たら土を寄せ、肥料を与えることを、3度ほど繰り返して世話をしてきたこと・・・
などをお話しました。
それで、土寄せをしたうねのウネの中に、おイモが眠っているはず。
こういう途中の世話の作業は、人気がなく私が一人でやったのですが、これをしないとイモが日光に当たるようになってしまい、表面が緑色になってしまいます。
この緑色のところにはソラニン…という毒ができて、ネズミなどに食べられないように身を守っているのです。
数年前、ジャガイモの花が咲き、ミニトマトそっくりの実がつきました。
食べられますか?という質問を受けたのですが、やはりソラニンが含まれているとのこと。アブナイ!アブナイ!
地面の中のイモが大きくなると地上部分の茎も葉っぱも枯れて、収穫してよい時期だということがわかります。つまり、親である茎や葉っぱはその体の中の栄養分を子供であるイモの中に移動させ、自分は枯れてしまうのだそうで、つくづく自然はうまくできていると感じさせられます。
参加者が多かったことと、小さい子が多かったので、小学生と未就学の児童は分けて芋ほりをすることにしました。これは昨年のサツマイモほりの時の経験に基づいています。
未就学の子供たちは砂遊びの感覚。掘る速度は、小学生に比べて早くないですからね…。
小学生には、種取り用に畑に残しておいたソラマメの黒くなったサヤも収穫してもらいました。
150坪ほどの広い畑ですが、ジャガイモを植えたウネのところだけに人が一直線に集まり、後ろから見ると皆のお尻が並んで見えて、楽しい光景でした。
未就学の子供たちに掘ってもらったウネは、地上すれすれのところに種イモを植え、そのあと次第に土寄せをしましたので、収穫しやすい場所にイモが埋まっていて収穫しやすい場所でした。
一方小学生に掘ってもらったウネは、長ネギを収穫した後の溝に種イモを試しに植えた畝でしたので、イモが深いところにできていて、収穫するのが大変でした。これもいろいろやってみて次の年の参考にしたい…という考えで実施したものです。

親も子も、小さい子も小学生も一生懸命並んで、次々に大きくなっているイモを掘り出すさまは、なかなか良い景色でした。
最初は子供の手だけで掘れましたが、深いところのものは次第に掘りにくくなりました。
それで、ここではお父さんたちの登場。
大きなスコップで掘り出してもらいました。
1週間遅れましたが、父と子の共同作業が実現しました。

植えたジャガイモは男爵イモと原種に近いインカのなんとかという2種類。収穫物をうまく仕分けできるかな?と心配したのですが、外観が白っぽい黄土色の男爵と、薄い赤紫色のインカ種で大きさも形も色も明らかに違い、うまく分けることはできました。
(外観はあまり違いが出ないサツマイモと違うところです。)

前回の活動で、収穫を残しておいたタマネギもM君に収穫してもらいました。
収穫を緑色の農業用のカゴに集めると思いのほかの量になりました。
大人の男性2人で運ぶのもやっとの重さです。
収穫物を集めてどのくらいの重さになったか考えたのですが…。
ジャガイモは植えた種イモの20倍の重さの収穫があるといわれています。
植え付けの時、自宅でビニール袋で栽培する方法をお教えし、種イモを希望者にお分けしましたので、その分は減っている計算になるのです。
植えた種イモは5㎏の箱で買いました。ですからその20倍、80-90㎏の収穫があったのではないかと思います。
写真は、ジャガイモ以外はタマネギと葉物野菜です。
畑を片付けたときに種がたくさん落ち、それがサツマイモのウネの間で予想以上にうまく育ち、天候が合い、大きく育ち、食べごろになっていたのです。
ハクサイは苗を植えたのですがこの時期は気温が上がってしまい、うまく結球しませんでした。それでも葉っぱは食べられます。
これらをなるべく平等に分けられるよう、工夫しました。
収穫物が少ないと、不公平が出てしまうので、くじ引きにしたりして工夫するのですが、この日はその心配がないくらい、大量の収穫物がありましたので、心配は無用でした。
参加者は、皆重い大きなスーパーのビニール袋にいっぱい野菜を入れての帰宅となりました。
この日の参加者は、未就学:13名、1年:3名、2年:3名、3年:3名、4年:1名、高校生:1名、保護者19名。子供の合計24名でした。主催者側は、樋村、船崎、中村、小池の4名。すべての参加者の合計は、47名でした。
[集合写真:小池は撮影しましたので映っていません!念のため。笑
参加者が帰った後、顧問とI君に残ってもらい、ジャガイモを育てていた跡地を耕耘しました。家庭用耕運機は、ご近所のTさんにお借りしたもの。

やや遅めですが、ツルナシインゲンとエダマメを翌日まきました。これらの野菜は、真夏の高温になるとうまく実らないので、その前にうまく収穫できれば良いのですが…。
≪おまけ≫
JSさんから、この日の活動の感想と飼っているアカハライモリについてのお便りをいただきました。

小池さん
土曜日はどうもありがとうございました!
土曜夜中から雨が降り、ちょうど良いタイミングでおいも掘りをさせていただけたなぁと感謝していました。
想像以上にたくさんの大きなジャガイモがゴロゴロ掘れて、おもしろかったです。
まるで宝探しのようでした。100キロ、ありましたよね!!
参加できなかった上の娘は、沢山のお土産に、ご機嫌も直りましたよ!

畑のお野菜の日々のお世話は全てしていただいているにもかかわらず、絶好のタイミングで、一番楽しい「掘る」作業を子供達にさせてくださって、こんなに沢山お土産にもくださって、本当に感謝してもしきれません。どうもありがとうございます。
いただいた畑の恵みは、すぐにじゃがバターでいただきました。
本当にあっという間になくなりました奪い合うようにして(°_°)
素揚げをリクエストされておりますので、今夜!
菜っ葉も、細かく刻んでおかか醤油炒めごはんに乗せていただきました。
お日様と土と雨。自然の恵みと、ビオトーププロジェクトの顧問の皆様の愛情を、たっぷりと身体に摂り込んでいるなぁと感じました(*^^*)

成長したなぁと思ったのが、菜っ葉に小さな小さな黒い尺取虫がついていたのですが、前だったらキャーキャー逃げていたところですが、次女の口から「見て、赤ちゃん~。かわいい~」という言葉が聞けたことです。
危ない虫とそうでない虫、騒ぐべき対象とそうでないもの、見分ける力が少~しはついたかな?(*^^*) 我が家は明らかに、経験&体験不足ですからね!

さて。実は昨日大事件が起き、わが家は悲しみに包まれておりました。
朝起きると、水槽にイモリがいない!。蓋はしていたのですが、僅かな隙間から逃げたのでした
一匹は畳の上でトカゲのように歩いていたのですが、もう一匹はどんなに探しても見つからず。
あらゆる移動可能な家具もどけ、探しても探しても見つからず…。
最終的には、ラグの下で死んでしまった状態で見つかりました。
長女はここしばらくの中で一番号泣しました。泣き止むことができませんでした。
次女は、とても綺麗な形のまま動かなくなったイモリが「死んでいる」ということがよくわからなかったのかな
こんなに落ち込んだ長女を、どう慰めていいのか私も夫も途方にくれるほどでした。
本当ならば、もっと脱走に気をつけなくてはならなかった、捕まえなければ池で生きていけた命かもしれない等、反省をすべきですが、あまりに悲しみに暮れており、沢山調べて毎日きちんとお世話をしてきっとイモリも嬉しかったはずだと励ましました。いつまでも泣いていたら、イモリは心配して天国に行かれないよ、と。
夕方落ち着いたところで、動かなくなったイモリをじっくり観察し、日が暮れるギリギリにお庭に埋めました。
観察していて気づいたのですが、今更なのですが、お腹が全く赤く、ないのです。
飼い始めてすぐの時は、少し赤いところがあったと思ったのですが。
これから赤くなるのかな
気づけば、残った一匹も、今お腹が全然赤くないのです
残る一匹を大切に育てながら観察を続けます!

≪小池:お便りありがとうございます。池で捕まえたときは、まだ小さく、エラで呼吸していたのが、1ヶ月しない間にエラがなくなり、陸上生活をするようになっていたので、思わぬところまで、脱走していたのですね…。アカハライモリは時間とともに腹部が赤いまだらになっていくはずです。観察して、また教えてくださいね・・・。≫

ブログ文章:小池常雄
写   真:小池常雄
ブログ編集:小池常雄

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