2017年8月30日水曜日

話題:優勝カブトムシのヒミツ

夏休みの終わりに…
まもなく夏休みも終わりますが、皆さんお元気ですか?
私の家のカブトムシは毎日世話をしているせいか、もう8月も末ですがオスメス2匹が生き残り、元気でいます。
90人近い皆さんに集まっていただいた、7月29日のカブトムシ相撲大会から早くも1か月が過ぎます。
あの日、優勝したカブトムシが、どう育ったのか?などいくつか情報をいただきましたので、夏休み最後の話題として提供します。

つくし野地区は、多くの子供たちがカブトムシを育てていますが、意外に自然の中でもカブトムシやクワガタムシなど多くの昆虫たちが生きています。
東急線つくし野駅前で、クワガタムシを見つけた…とか、東急ストア前の通りに〇〇がいたなど、いろいろな話を聞きます。
以前、つくし野小学校校庭にカブトムシ御殿を設置し、カブトムシを育てていた時、網の外側にオスのカブトムシがいて、網を破って逃げ出したかな?と疑いましたが、どうやら自然由来のカブトムシが、フェロモン(特別なにおいのようなもの)に誘われたか・・・と思われました。大きさは、ヒトが育てたものと比べて一回り小さなものでした。

実は、今回の大会で優勝したカブトムシ君、Mさんがカブトムシを持たないMAちゃんに会場でプレゼントしてくださったものなのです。
実はこのカブトムシ、住宅に飛んできた、天然!
Mさんは家の外でカブトムシを育てているのだそうですが、脇に、食べ残しのカブゼリーをまとめて捨てるために置いておいたところつまりごみ置き場にいたものだそうです。
人工飼育ではなく自然由来の個体:天然ということです。
(ちなみに3位になった個体も、ここで拾われた個体!すごい!!)
飼われていたものと違い、いつもお腹を空かせていた気配。
相撲大会でも、食欲旺盛。
MAちゃんのお母さんによれば、相撲ではエサ場を巡って争うようなことはせず、うまく逃げ回り、相手が離れたすきにちゃっかりミツ場を独占。食べ物にありつき、カウントを稼いでいた…とのこと。
私はすべてのトーナメント戦の審判をしていたので、全体の流れのほうに気持ちが行っていたので、個別のカブトムシの細かい戦い方は意識していなかったのですが…。
確かに、この大会のルールはミツ場をめぐる自然の動きをベースにしたもの。
それゆえ、確かに角を突き合わせて組み合う一本勝ちなど、迫力のシーンが起こると会場は沸きますが、戦わずちゃっかりミツ場を独占するのも、立派なルールにのっとった勝利です。
MAちゃんのお母さんは「戦わないで逃げて、ちゃっかり蜜にありついたこのカブトムシが誇りです。」とお便りをくださいました。
そうですよね…、現実のヒトの社会の争いでも、勇ましく戦うだけでなく、うまく逃げて最後に勝利する…という勝ち方もあるのですからね…。
なにかちょっと考えさせられちゃいました。
MAちゃんのお母さんから写真を送っていただきました。
大会の当日に優勝者に差し上げた、トロフィー、賞状、金メダル、商品のメタルカブトムシ、ペーパークラフトカブトムシの5点セット。
頑張って姉妹で組み立ててくれたのだそうです。
賞品は、大会にふさわしくかつ、生きているカブトムシとの違いが際立つものを…と考え探して見つけたものですので、丁寧に組み立ててもらい、とてもうれしくおもいま
毎年お話しますが、勝利の秘訣は、あまりお尻を愛のムチでつつきすぎないこと、お腹をやや空かせておくこと、必ずしも大きな個体が勝つわけではないこと等だと思うのですが、今年はこれに無欲で試合に臨むこと…が加わったのかもしれません。
だって、優勝した幼稚園年少のMAちゃんは会場へは見学のつもりで来たのだそうです。
それでもということで、ギリギリ最後にエントリー登録。
そのあとはあれよあれよと勝ち進み…。無欲の勝利といったところでした。

夏休みもあと数日。子供たちもカブトムシたちにとっても、幸いな時間でありますように!

文章:小池
写真:Aさん、小池
ブログ編集:小池


2017年8月28日月曜日

話題:イネの花が咲きました

バケツイネの花とマイクロビオトープ
暑い日々が続きます。子供たちは夏休みの日々でしょうか?
これ、何かわかりますか?
普通の花と違って、とても地味(じみ:目立たないこと)ですが、これも立派な花。
はなびらはないけれど、おしべとめしべがちゃんとあります。おしべは長くて飛び出していてたくさんあるけれど、めしべはたった一つ。とてもひそやかで目立ちません。
こうやって写真を写していても、なかなか写せません。
これは皆さんが毎日食べているごはん、つまりおコメが実るイネの花。
稲穂は皆さんもよくわかるし、小学校も3年生かな?生活の授業で校庭で育てていますよね?でも、人知れずひそかに花を咲かせるのは、誰も見ないこの時期、夏休み真っ最中のこの時期なのです。
今年は、天候不順もあってなかなか稲穂が出ず心配しましたが、8月も末近くになってようやく稲穂を出しました。稲穂が出て花が咲く前はこんな感じ。


後にもみ殻になる部分もまだ薄く半透明。中に出番を待っている雄花雌花が透けて見えています。
イネは、皆さんがよく知っている、チョウやミツバチが花粉を運ぶ植物の花(虫媒花:ちゅうばいか)と違い、風が花粉を運ぶ植物の花(風媒花:ふうばいか)で、昆虫の助けを借りることなく。静かに目立たなくとも夏のある日、ひそかに花を咲かせ、風で花粉を飛ばし、受粉させおコメを実らせているのです。この方法をとるのは、トウモロコシが身近です。
私は、わたしたち日本人の食べ物や生活、文化の基本であるイネが、育ち実る春から秋にかけての姿の変化が好きで、毎年こんな風に自宅の玄関先で、バケツイネを育てています。これは小さな小さなビオトープ(生き物が暮らせる生息空間)になり、いろいろな昆虫が来たり、ミジンコが発生したり、土に交じっていた水草が発生したりで、季節の変化とともに、なかなかいろいろなことを教えてくれます。
今年は、バケツイネの奥にもう20年近く前、今の家に引っ越した当初から、大昔の梅干しの鉢と水盤に水をはり、水草を植え、在来種のクロメダカやヌマエビ・スジエビなどを放してミニミニというか、マイクロというか、水辺空間を模したビオトープを作っています。今年はメダカが卵を産んで小さな子メダカの姿も見られました。
その中のスイレンを植えてあった小さな鉢の泥に、初夏のころイネの苗を何本か植えたのが、今はこんな姿になりました。
今の苗は、品種改良されて、イネの原種の姿とは大きくかけ離れたものになっていると想像できるのですが、ひょっとしてヒトが稲作を始める前、湿地の水辺はこんな姿ではなかったか??と想像してみることも面白いように思います。あなたも来年、やってみませんか?以外に簡単ですよ??


ここで、問題。皆さんが食べているお茶碗の米粒は何粒でしょうか??

茶碗八分目によそったとして、大きいお茶碗ではごはん150gで約2700~3200粒くらい、小さいお茶碗ではごはん110gで約2300~2500粒くらいなのだそうです。おにぎりは1個約100g。これだと約2160粒。(ネットで調べた数字です。自分では数えていません。そんなに時間はありません!念のため…。笑)

それでは、どれだけのイネがあれば、お茶碗一杯分のおコメ(米粒)が採れるかというと…。
・稲穂1本に実るおコメの粒は、平均100粒。
・株分けした稲穂1束は約20本の稲穂からなることを考えると、これで2000粒。
・…ということは、畑に実る稲穂の一株では、子供のお茶碗やおにぎり一個のご飯粒にはすこし足りず、お父さんの大きなお茶碗では、一株と半分くらいの米粒が必要…ということになります。

私はこの方法で栽培し、収穫したおコメを食べたことはありませんが、モミ(米粒の外側の固いからのようなもの)は、すりこぎで比較的簡単に取り外せます。
これをフライパンで炒ったものをお茶っ葉と一緒にお湯を注げば、玄米茶になるはず…と考えているのですがなかなか実行に移せていません。

秋になって、9月に予定している活動では電車の中から、重くこうべを垂れた黄金色の稲穂が見えます。遠目だけれど、お茶碗何倍分かな???と考えながら風景を見るのもよいのかもしれません。

9月の活動で、お待ちしています。
その前に、畑のエダマメの収穫する特別活動ができるかもしれません。
野菜が天候不順のせいで高いから、長ネギももう収穫してもいいかもしれません。昨年秋、お母さんたちにとても評判が良かったですからね…。
あと少しの夏休み、楽しい時間であることを願っています。
宿題は、早めにね!!!(昔私が子供のころ、よく言われた言葉です。)
文章:小池常雄
写真:小池常雄
ブログ編集:小池常雄


2017年8月19日土曜日

お知らせ:スクールニュース NO.279で紹介されました

 スクールニュース vol.279 

いつも取材に来てくださる教育系月刊誌「スクールアメニティ」の記者岡本さんが、7月8日の活動を紹介してくださいました。ここに、メールニュースの「スクールニュース」のNO.279を転記します。(小池常雄)

編集部から 体験をつなげる

(つくし野ビオトーププロジェクトシーズンXII 7月)

楽しみ方を「自分で考える」体験
7月8日、つくし野ビオトーププロジェクトは、つくし野駅から徒歩で10分もかからない近くの里山で活動した。人と森との関わり方、そして森の役割を知りながら、五感で森を受け止める「森でまなぼう! 森であそぼう!!」がこの日のプロジェクトである。
太陽が照りつける屋外も森の中は比較的涼しい。なぜかと問う小池さん
太陽が照りつける屋外も森の中は比較的涼しい。なぜかと問う小池さん
梅雨の真っ只中に行うため、晴れたり曇ったり、雨が降ったり降らずにもったりと、毎年直前まで気をもむ空模様もこの日は朝から好天のプロジェクト日和。集まったおよそ70名の親子を前に、前週の特別活動も感じたというが「今年は参加者が多い」とプロジェクトリーダーの小池常雄さん(環境カウンセラー)は話す。
目を凝らして木の幹を見続ける。隙間を覗くと、昆虫を見つけることもある
目を凝らして木の幹を見続ける。隙間を覗くと、昆虫を見つけることもある
「自然体験は子どもにさせたいが、(芋掘りなど)幼稚園や学校などでその機会が減ってきている」という話を参加している保護者からも聞く。背景には、遊び場の減少や決まりごとの多さ、不審者など、そもそも子どもが外で遊びづらくなり、安全な子どもたちの放課後や休日を行政や学校が用意しなければならなくなったこと。しかし、人材や予算の面から支えきれていないという現実が感じられる。
コットンバッグに藍の葉を叩いて染付け
コットンバッグに藍の葉を叩いて染付け
話を戻す。里山に移動した子どもたちを迎えるのは、枝葉の緑が視界を覆う樹々の中にあらかじめ準備しておいたブランコやハンモック。高い木から吊り下げられた一本ブランコと藍の生葉叩き染は、安全や進行を考慮してスタッフが付いているが、他は、親子で行動する。広がる里山の観察(虫とり)もそう。つまり、自分たちで考えて楽しもうということだ。
一本ブランコでいつもと違う体験を
一本ブランコでいつもと違う体験を
「子どもが遊びの天才」であることは変わらない。学校施設に関わっていれば、「この場所をこんな風に使うのか」という場面を目にすることは1度や2度ではないはず。その力を自然の中で引き出す機会ともいえる。ただし、体験の機会が減っているのは自然体験に限らずあそびの機会そのものともいえ、そのため、危険を察知したり、限界を見極めて加減したりする力も十分とは言い難い。そのため保護者がついている。
きょうだい? もちろん写真の外ではお母さんが見守っています
きょうだい? もちろん写真の外ではお母さんが見守っています
プロジェクトは4時には終了し、速やかに撤収に入るため、実際の活動はもう少し早く終わる。暗くなる直前に帰宅する子どもに、昼間の長い7月、4時前で終了というのはある意味無理がある。この日も案の定「もうちょっと」という声があちこちで聞こえてきた。次回は、年に一度の大勝負、一年かけて育ててきたカブトムシを競わせる「カブトムシ大相撲つくし野場所」
出典:スクールニュース http://www.schoolnews.jp/
ブログ編集:小池


2017年8月15日火曜日

話題:夏の高原の昆虫たち

昆虫たちの夏
夏は、カブトムシだけではなく多くの昆虫たちにとって、最も活性が高く(元気よく活動すること)、長い幼虫や蛹の季節を終え、成虫になったり、食べ物を食べたり、子孫を残すための活動をする季節です。

私たちが住むつくし野でも他の季節に比べてはるかにたくさんの昆虫が観察できますが、野や山や高原でも、身近ではなかなか見られない、多様な種類の昆虫の姿が見られます。
ここでは、夏休みに訪れた箱根の仙石原…という場所にある「箱根町立箱根湿性花園」で見かけた花や昆虫たちの姿を、残暑お見舞いのはがきに代えて、できるだけたくさんの写真でお届けします。
きれいな花や昆虫、カタツムリの仲間だけの写真ではなく、両方が映った写真を選んだのは、昆虫と花との密接な関係を感じていただきたいからでもあります。







一番下の写真は、ガの写真なのですが、すでに死んでしまっています。
雨の中、一休みするつもりで止まった葉の上で死んでしまったのでしょうが、そのまま雨に打たれ、貼りついてしまったものです。
羽根の鱗粉が雨で落ちてしまい、透けてしまっていますが、これもまたはかなさと美しさを感じた写真となりました。
以下は、昆虫が伴わない、花や実だけの写真です。




















私たちの畑では、エダマメとサヤインゲンが順調に生育を続けていて、夏休みの期間に特別活動をご案内できると考えています。
チラシではなく、このブログだけでの案内になりますので、週末近くになったら、覗いてくださいね…。 残暑お見舞いに代えて…。
文章:小池常雄
写真: 同  
ブログ編集:同