次の活動実施予告・実施済の報告


〇 第12回特別活動は、「茎ブロッコリー・ハクサイ菜の花を収穫しよう!」を3月24日日午後の実施しました。次の特別活動の実施日・内容は未定です。
〇第12回定例活動は「畑のお世話~種ジャガイモの植付など」は3月9日土を翌10日日午後に延期して実施済です。

2017/12/14

お知らせ:スクールニュース NO.310で紹介されました。

Posted on 2017年12月12火 in スクールニュース

いつも取材に来てくださる岡本さんの手で、教育施設専門誌「スクールアメニティ」の発行するスクールニュースNO.310で11月2回目の活動内容を発信してくださいましたので、許可を得てここに転載します。(小池常雄)


スクールニュース vol.310 

編集部から 

体験の受け止め方・感じ方

(つくし野ビオトーププロジェクトシーズンXII 11月)

「都市に住む子ども達に自然体験の機会を…」と地域住民によってプログラムが提供されているつくし野ビオトーププロジェクトは、11月の定例活動「サツマイモを掘ろう!」を1日遅れの11月19日(日曜日)に実施した。
そういえばと記録をさかのぼると、昨年の11月も翌日に延期していた。
このときは金曜日の夜からスタッフが雨除けのブルーシートをかけていた。
しかし、掘り進めるうちに土が踏み固められ、子どもも大人も悪戦苦闘。
芋掘りの光景として思い浮かぶ“引っ張り上げたらイモヅル式のサツマイモ”は夢。
1つひとつ周囲から掘り進めていた。
サツマイモの畑での実り方を知るため、ツルを残している
サツマイモの畑での実り方を知るため、ツルを残している
…振り返るには少し早いが、このシーズンⅫはいろいろなことが起きるシーズンでもある。
プロジェクトリーダーの小池常雄さん(環境カウンセラー)はいつも「自然を相手にしているといろいろなことがある」と口にするが、体験を提供する側は“うまくいく体験”をしてもらいたいと考え、準備する。
子どもに体験させたいと考える保護者も同じで、これは誰でも当然のことだ。
本ニュースでプロジェクトを追うようになって4シーズン目、両者の思いは実現しているだろうが、このシーズンは、外から見ていて「あれ?」と思うこともしばしばである。
この日でいえば、例えば収穫に入る前、小池さんはサツマイモが土の中でどのように実っているのか、ビニール袋で育てたサツマイモで見せようとしたが、土をかき分けてもイモが出てこない。ここでみんなの口から「あれ?」。
立派な葉とツルに成長したサツマイモだが、実がない
立派な葉とツルに成長したサツマイモだが、実がない
サツマイモのツルは伸び大きな葉をつけているのだが…。それを見ていたプロジェクトの農業指導をする顧問の中村一幸さんが「ツルボケだね」と解説。
肥料のやり方でこうなってしまうこともあるらしい。「こうなることもある」と、失敗を学びの糧にできる体験的環境学習ならではの場面ともいえる。
5月に植えた苗は、ベニアズマとムラサキイモに安納芋の3種類で、安納芋は昨年とあまり変わらないが、他は全体的にやや小ぶりに見えた(参加した各家庭が持ち帰るに十分な量はあったが)。
畑でもツルボケを引き当てた子ども達は悔しがるが、これが初めての収穫体験の子と昨年も体験している子では受け止め方も違うのだろうかと、夢中になって掘る子ども達の姿を見ながら思ったことだ。
最後はみんな手で掘りだす
最後はみんな手で掘りだす
昨年同様子どもは半数以上が未就学児。
小池さんが「5月の植えるときにも来てくれた人」と呼びかければおよそ1/3が反応。
5月と比べればおよそ1.5倍の参加者だから、半数くらいはサツマイモの最初と最後を体験したといえる。
収穫量が十分あったとみれば、楽しい体験になったと思う。
しかし、昨年と比べるとどうだったか、来年の収穫を今年と比べるとどうなるか、そしてなぜ違いが生まれ、もっと良くすることもできるのか。
言い続けるのは、慣れ(飽き)につながってしまうかもしれないが、体験を通した気付きが1人ひとりの成長につながってくれればと思う。
大人も子どもも掘り残しがないように掘る。ひたすらに
大人も子どもも掘り残しがないように掘る。ひたすらに
過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/

転載元:スクールアメニティ:スクールニュース
ブログ編集・調整:小池常雄





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