次の活動実施予告・実施済の報告


〇 第11回特別活動は、「カリフラワーなどを収穫しよう”」を2月4日日午後の実施しました。次の特別活動の実施日・内容は未定です。
〇第12回定例活動は「畑のお世話~種ジャガイモの植付など」は3月9日土を翌10日日午後に延期して実施済です。

2018/02/28

お知らせ:スクールニュースNo.324で紹介されました!

スクールニュース vol.324 編集部から

水鳥も沈むことがあるらしい(つくし野ビオトーププロジェクトシーズンⅫ 1月)

[注]いつも取材に来てくださる岡本さんが、1月の活動をスクールニュース(月刊誌「スクール・アメニティ」が発信する教育関連Webニュース。)で発信してくださいましたので、転記しご紹介します。(小池) 
1年の初めに行われるつくし野ビオトーププロジェクトは、1日がかりで野鳥を学ぶ「庭に小鳥を招待しよう!」プロジェクト。一番の目的は小鳥の巣箱を自分(達)でつくり、自宅(など)に設置して、(主に)シジュウカラによる春の営巣から巣立ちを観察しようというもの。
小池常雄プロジェクトリーダー(環境カウンセラー)によると、12年続けているプログラムなので、すべて設置され続けていればつくし野には300くらいの巣箱があるのではないかという。
今年は午前中からたくさんの子どもが参加
今年は午前中からたくさんの子どもが参加
つくるプロジェクトは午後。まずは、1月20日午前、町田市立つくし野小学校に集合して、校地内の樹木にプロジェクトが取付けている巣箱を観察する。1年のうち外すのはこのときだけなので、前の春に子育てをしていれば巣がそのまま残されている。日ごろ目にする機会の少ないものを自分の目で確かめることができるが、一度自宅に帰ることになるため例年午後ほどは集まらない。
ところが今年は多い。児童の数だけならば午前も午後も同じくらいではなかったか。
巣箱の中はどうなっているのか。みんな入れ替わって自分の目で確かめる
巣箱の中はどうなっているのか。
みんな入れ替わって自分の目で確かめる
今年は巣箱の老朽化や取付けていた樹木の伐採があり、校地内の巣箱は正門前をはじめとする9か所。これらを1つひとつ外し、中を確認し、修理の必要がなければ再設置する。
この繰り返しも、巣箱を開ける前、子ども達はお約束のカウントダウンで盛り上がる。それによってお兄ちゃんお姉ちゃんに連れてこられた小さな子ども達もだんだん巣箱の中に興味を示すようになってくる。
営巣跡は7か所にあり、5か所がシジュウカラで2か所がスズメ。また、子育てに成功した例だけでなく、かえらなかった卵や子育てに失敗した例が残っていた巣もあった。必ず成功するわけでもないことも知る機会となっている。
小池リーダーが持っているのは、アフリカで手に入れた野鳥(ハタオリドリ)の巣
小池リーダーが持っているのは、アフリカで手に入れた野鳥(ハタオリドリ)の巣
午後はいよいよ同校の視聴覚室で巣箱づくり。例年、小池リーダーによる野鳥の営巣事情が説明されるが、この日は加えて檜山綾香さん(一般財団法人公園財団)がゲストティーチャーとなった。
檜山さんの話は「鳥の羽」がテーマで、そのうち1つが「なぜ水鳥は浮いていることができるのか?」。表題の「水鳥が沈むことがあるらしい」も檜山さんの話からで、ある条件下で本当に起きるという。
巣箱づくりでは家族で作業を分け合って進める中、1人でチャレンジする子どもの姿もあった
巣箱づくりでは家族で作業を分け合って進める中、1人でチャレンジする子どもの姿もあった
伝えることを伝えたのちは、全員で巣箱をひたすらにつくり続ける。一枚の板を切分け、組合わせ、ビスで固定する。老若男女問わず、できるところに取り掛かり、難しくなればスタッフが手を差し出す。
完成せずに未完成のまま持ち帰った人はいないという良き伝統は今年も継続。つくし野には、今年もおよそ20戸の新築住宅が無償で提供されることになった(ただし、シジュウカラ向けです)。
過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/

出典:スクールニュース
文章・写真:岡本さん
ブログ調整:小池

2018/02/21

活動報告:定例第11回活動

第11回定例活動
「春を探して里山ハイキング!」
を実施しました。
2018年2月17日土曜日午後、第11回定例活動「春を探して里山ハイキング!」を実施しましたので報告します。
活動の一番最後の畑での活動の準備を午前中に終え、集合場所で待っていました。快晴で気温も高く、この時点では風もなく、とてもいい感じ。
三々五々、参加者が集まってきてくれました。驚いたのは、最近の傾向でもあったのですが、未就学の子が多かったこと。ベビーカーが3台も!!最初から寝ているつわものも!
参加者が50人以上と多かったので、最初のお話は、東門近くの階段のところで…。
この日歩くコースがほぼ見渡せることと、ランドマーク(地域の目印)となる、ビルやモミの木や送電線や鉄塔が良く見え、説明しました。
保護者の皆さんも、つくし野に住んでいてもなかなか地域の成り立ちや、地域のランドマークを意識したことはなかったのではないですか?
簡単なお話の後、活動旗を先頭につくし野駅方向に出発。
人数が多いので安全確保が大変。
住宅地を抜けると、森が見えてきます。
これは、東京都と神奈川県の県境付近で見つけた下水道のフタ。
横浜市のエリアであることが分かります。
[東京都と横浜市の県境にある下水のフタ。横浜市のものとわかる。] 
[林の入り口で見つけた葉っぱの裏表。虫こぶかな?]
[林の入り口]
[7月の活動で使う場所の様子。まったく印象が違う。]
[枯れた枝をまとめておくと生きもののすみかになりやすく自然に帰りやすい:エコスタック]

[枯れた枝に開けられた穴は、コゲラが餌を探した跡]
[7月の活動場所。陽の光が林床に当たり、気持ちの良い光景]
[上の場所からの見返り]
[木の半分は生きているけれど、半分は枯れた木の枯れたほうがつつかれている。] 
[この日は参加者が多く、最後に畑での収穫もあったので、経路を少し短縮]
[山道をベビーカーが通過。まだ寝てる!!]
ダイコンの葉の周りだけ雪が解け…。前の週まで、雪がこんなに残っていたのにこの日は全くなし。]
[毎年みるけれど、畑のレモンは今年はいい感じ。当日はショートカットしたコースにある。]
[昭和天皇が皇太子のころ、大正8年に今のこどもの国で行われた陸軍演習を見た御野立所]
御野立所のある公園で、水分補給。昭和天皇が皇太子時代にここに来て、今のこどもの国の場所にあった陸軍演習場での演習を視察したのが大正10年のこと。それから97年ほど経過したことが分かります。
春が近づいていることは、いろいろなところで感じることができました。
歩きながら、自然観察ビンゴ(25枠・16枠・9枠)をやりましたが、できたかな?
[前の週までこんな感じでしたが、当日までに溶け、小さな芽吹きや花が見られました]
[墓地の上の駐車場からは、歩いてきた尾根のルートが見えます]
[中央の緑は大石神社。2本突き出して見えるのはモミの木。針葉樹なので樹形が違い、すぐわかります。]
[王子神社の緑とモミの木が右側に見える]
[中央は長津田の再開発ビル。新しいランドマーク。左右には古くからのランドマーク神社]
[大石神社の参道と鳥居井。下の道は江戸時代から続く大山道]
[旧大山道を横断]
[王子神社のモミの木で見つけたカラスの巣]
[王子神社の境内で小休止。人数が多いのにトイレが一つなので時間がかかり]
[246号線を歩道橋で渡り、古くからの道に入っていきます]
[霊園の横を抜けるともうここはどこ??っていう感じの道]
風が強くなったので、例年のミモザの黄色い花の前ではなく、天王社という小さなお社の前で、集合写真をパチリ。いつもながら岡本さんに感謝!!
[オオイヌノフグリの可憐な花]
[上は梅。下はミモザ]
[春を感じて動き出したのか、モグラの通った跡]
[子供たちがわざと砂煙を上げながら、すり足で歩くものだから…]
尾根道の左は数年前まで耕作地だったのに、耕作をやめてしまうとあっという間に篠竹や笹、つる性植物が入り込み、荒れてしまう。
元は雑木林だったのに、孟宗竹に侵入されて暗くなった道を抜けると昨年とは違う風景が広がっており。おそらくここは最近、竹を伐採したばかりの場所。一部は粉砕されて表面に撒かれていました。このおかげで竹林の断面が良く見え。もともと生えていた山桜や͡コナラが細々と生き残っていたことが分かります。陽当たりが良くなると元気を取り戻すはず。この場所をどう利用するかわからないけれど、変化が起こるはずで、来年の再訪が楽しみです。
この場所で小休止。お楽しみのおやつタイム。
風が防がれ、日当たりのよく、下も粉砕された竹が敷き詰められていて、とてもいい感じ。
事前の予測より参加者数が多いことが分かったので、出発時にスーパーマーケットにお菓子の買い足しに走って下さったMさんに感謝。
この時、男の子にで「今年も最後に、ミルクティはあるの?」と聞かれ、絶句。
ごめん、今日はその用意がない!!!
おやつの後は、最後のひとがんばり。
数年前にできた、流通センターの横を通ります。
[数年前にできた流通施設]
[246号線をまたぐ歩道橋から、中央奥に見えるのはつくし野小学校の校舎]
についたあと、この日の活動のまとめを簡単にしました。これは写真撮り忘れ。
気温が下がってきたし、風も出てきたし、日も陰ってきたのでプログラムを急ぎました。
最初から、お約束していた長ネギを収穫しなくてはならなかったのです。初めての参加者もいたので、種から苗を作り、初めに溝を掘って植えた後、少しずつ土を寄せて、白い部分を多く育てるというお話をしました。
畑を実際に世話していると、昨年とは大違いなことを実感します。
昨年は、ブロッコリーや葉物野菜をたくさん収穫できたのに、今年は長ネギとコマツナを少し収穫できただけ。
今年はお店でも野菜がとても高いので、参加してくれたお父さんやお母さんも一生懸命作業。
参加者数が例年の2倍以上だったので、家族単位の配布にしましたが、そんなに量はたくさんではなく。でもまあ、太さは予想以上に太く育っていましたし、何より新鮮。
根っこから土の栄養を吸い取っている様も観察できたのではないですか?
これは、岡本さんが写してくれたチェキ。自然観察ビンゴに載っていたものを見つけるたびにチェキ(その場で写真がプリントができるもの)で写したのだそうです。
これは、つくし野小の竹下先生からいただいたメッセージ。
プールのヤゴを救出した際に小学校にお貸ししてあった水槽を返却いただいた時につけていただいたものです。
聞けば竹下先生は、小学校の科学クラブの顧問だそうで…。
またのご参加をお待ちしています!
当日、プリントを配布した「長津田十景」の資料は、以下から取りました。
http://www.city.yokohama.lg.jp/midori/kankou/miru/nagatsuda-history.html
一番上に、地図や解説のPDFのありかが書かれています。
十景の内、「②御野立落雁」「③大石観桜」「④王子秋月」「⑥天王螢林」を巡ったことになります。
フットパスの冊子を発行している「NPO法人みどりのゆび」のHPは以下です。
冊子は市内の特定の書店で売っています。
http://www.midorinoyubi-footpath.jp/

今年で12回目のプログラム実施となりましたが、過去最大の参加人数であったように思います。
参加者は、未就学:14名、1年生:6名、2年生:2名、3年生:3名、4年生:1名、5年生:0名、6年生:1名、小学生の合計:13名。大学生:1名。保護者:21名。参加家族:17家族。
教員、顧問・取材:竹下先生(つくし野小)船崎、金森、岡本、小池の5名。
子供の合計:28名。大人の合計:26名。総合計:54名。
子供の所属で、つくし野小、天使幼稚園以外は、恩田小、南つくし野小、南が丘幼稚園でした。
文章:小池
写真:岡本(集合写真)、船崎、小池
[注]使用した写真には2月10日の下見時に撮影したものを含みます。
ブログ編集:小池