次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツと「?」の収穫体験などです。希望者にカブトムシの幼虫配布もします。
〇 第1回特別活動は、実施日・内容ともに未定です。

2018/03/21

報告:畑のたい肥作りをお手伝いしました。

たい肥作りのお手伝いをしました。
3月17日土曜日午後、中村さんのお手伝いで大学1年生のY君と小池の3名で、たい肥作りをしました。
前週の定例活動の際、農業系の勉強をするY君が農業体験をしてみたいという希望を言うので、それならば、、、と中村さんと相談し、この日作業をすることにしたのです。
春の雨がつづく(なたね梅雨)の前に剪定して、乾燥させてあった木の枝やイモのツルを粉砕し、たい肥置き場に積み上げる作業をすることにしました。
木の枝のままではたい肥にはなりません。
粉砕して細かく砕くことで、微生物(好気性と言って空気がないと育たない種類の微生物)が働きやすい表面をたくさん作り、隙間ができて空気が入り、雨水が適度にしみこむといい形での分解が進み、嫌なにおいなどしない良いたい肥ができるのです。
畑の作物は、化成肥料だけではうまく育ちません。
肥料の成分も含まれるけれど、主な目的としては土の中の微生物の働きを良くして、活性化させるたい肥を畑に撒いてやる必要があるのです。
たい肥作りは、手間も時間も場所も必要とするので、なかなか大変。
サツマイモの苗を植える活動の時など、牛ふんを撒いているでしょう?
これもたい肥とほぼ同じ役割をするのです。こちらはお金を出せば買えるのですが…。
 作業は順調に進み、、、と書き始めたいところですが、現実はなかなかそうはうまくいかず。
作業開始直後、太い枝が機械の刃物に食い込んでしまい動かなくなってしまったのです。
それで、3人で機械を分解。
70代60代10代の3人が、ああでもない、こうでもない、こうなっている?こうしたら?いや違うなあ…と、相談したり試したりしながら修理。
30分近く作業して何とか再始動。動き出したときはうれしかったです(笑)
[粉砕口の右上に少し見えているのが詰まってしまった小枝]
機械が動き出せばあとはもう、ひたすら投入口に枝を入れるだけ…。
とはいっても、枝の根元から入れなくては入れないし、たくさん入れすぎると詰まってしまいます。
バランスよく、タイミングよく、また複数での作業なのでうまく協力し合い、補い合い作業しなくてはなりません。
こういう作業は、一人でやるとつらいし、効率も良くないもの。
でも3人でやると楽しく進められます。
残念なのは、作業中はほとんど会話が成り立たないこと。
機械のエンジン音が大きくて、近くで怒鳴っても聞こえない!!!笑
でもまあそれはそれ…。
2時間ほどの作業で、ほぼ想定した分の作業は終えることができました。
中村さんは、用事があったので途中で別れ、その後は二人で専用畑のほうで作業。
長ネギを収穫した場所が、5月の活動までの2か月間あいているので、短い時間ですが葉物であれば5月の活動の時に収穫できるのではないか?と考えたのです。
最初は、家庭用耕運機で耕耘。
初めて操作するY君は、思いのほかの重さ、操作しにくさに悪戦苦闘。
中村さん所有の大型のものと比べ、深くまで耕せないし、意外に力もいるのです。
でもこれ、やってみなくちゃわからない!!
(どこかのテレビ番組のタイトルみたい!)

 最初に操作方法をY君に教えるとしばらくは、苦戦。
でもしばらくすると操作方法のコツを覚え、こんな感じに耕していました。
 長ネギの跡地のみならず、ソラマメがうまく芽吹かなかった場所も、6月まで遊ばせておくのはもったいないと考え、こんな風に一部だけですが追加で耕耘。
この後、表面を平らに伸ばし、低くて平らな畝をウネを建て、種まき用の溝を木の板でつけ、野菜の種を均等にまき、土をかけ、不織布のネットを保温用に掛け、風で飛ばされないように木の棒などで押さえ…といった作業をしたのですが、忙しくて写真を撮り損ねました。
結局、陽が長くなったこの時期、暗くなる寸前まで長時間の作業となりました。
中村さん貴重な体験をありがとうございました。
Y君お疲れ様!!
《おまけ:雪の朝のたい肥と畑》
3月21日水曜日春分の日は休日。桜も咲いたのに、朝から雪です。
数日前、頑張ったたい肥はうまく雪を吸い込んでいます。
こんな感じ…。
畑はこんな感じ。
野菜たちは、春かと思って急に成長したのに、春の雪にびっくりしている感じ。
種から育てている玉ネギもこのところ急成長中。
根元の雑草を丁寧に抜いてやらないと、雑草負けしてしまうので、丁寧に…。追肥も…。
 
文章:小池常雄
写真:  同
ブログ編集:同




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