次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツと「?」の収穫体験などです。希望者にカブトムシの幼虫配布もします。
〇 第1回特別活動は、実施日・内容ともに未定です。

2018/09/01

話題:イネの花の開花

サイタサイタ、イネノハナガ、サイタ!
 8月25日土曜日朝、今年も待ちかねた稲の花が咲きました。
(モミの下のほうに黄色い花粉を付けたメシベが見えます。)
玄関先でバケツなどで育てている3鉢のイネは、こんな感じ。
例年、やや遅めに植えるので、この時期に花が咲くので、そろそろかな?と思っていたのですが、この日の朝、開花を確認。
これは、まだ咲いていない稲穂。
実る前は、こんな感じで稲穂は直立。
仕事で訪れた君津の水田では、8月上旬にはすでに稲穂を垂れていたから、そもそも植えたのが遅めだったけれど、1月半以上遅い開花かな??

花が咲くと、このモミのが2つにぱっくり割れ、中からオシベが出ます。
メシベの方は、ひっそりとモミの付け根の方に、ブラシのような小枝のような先を出します。
昆虫に花粉を運んでもらう、虫媒花(チュウバイカ)と違い、イネは風媒花(フウバイカ)。
ですからメシベは、風に乗って飛んできた花粉をうまくキャッチしなくてはなりません。
一番上の写真は、すでにモミの根元のメシベは黄色い花粉をキャッチ済。
この写真は、焦点深度(しょうてんしんど:手前から奥までの間で、写すもののピントが合う範囲)が狭い(写真用語では「浅い」)ので、手前に伸びているオシベには、ピントはあっていません。
よく見ると、中に詰まっていた花粉はすでに飛んでしまって空っぽ。
だから黄色くなく、白っぽく半透明の袋の色です。
また、モミの先には、トゲというか、毛がたくさん生えていることが見えます。
 
数日した、9月1日はこんな様子。
今年は葉を食べる害虫に食べられて、葉がボロボロ。
 
皆さんの食べているごはん粒も、最初はこんなに小さな花から始まります。
身の回りのミクロの世界を覗くと、見たことのない世界があります。
スマホと簡単なアタッチメントレンズで、こんな世界が写せます。
以上です。
文章:小池常雄
写真:   同
ブログ編集:同

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