次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツと「?」の収穫体験などです。希望者にカブトムシの幼虫配布もします。
〇 第1回特別活動は、実施日・内容ともに未定です。

2018/11/26

渋谷:公園通りで生きていく…

都会のど真ん中、どっこい生きていく
これは、ハシブトガラスの幼鳥。
今年の春生まれ、初夏に巣立った若鳥。
見かけたのは、大都会東京の、更に繁華な渋谷の有名な公園通りの真ん中の植え込み。
甘えてエサをねだっているのは、母鳥に…ではなく、、、近隣のビルの清掃員をしている女性。
聞けば、母鳥がもう大丈夫と思い、エサを与えるのをやめたとか…。
かわいそうに思いドッグフードを与えたら、毎朝、早朝、エサをねだりに来るようになったのだそうで…。
路面にエサを置いたのでは食べないのだそうで、手渡しで食べさせてもらわないと食べないのだそうで…。何ともはや…。
そうこうするうちに、母鳥までやってきて…。
カラスがいたのは、こんな繁華な場所。
渋谷区が幅の広い歩道部分を改修し、植栽や小さな水場、オブジェなどをしつらえた場所。
水場と言ってもほんのわずかなもの。
最初、メダカが放されたけれど、エサのやりすぎで死んでしまい。
それを惜しんだ通行人がどうやら再度メダカを放したらしく…。
これは、植栽の足元におかれたトロ箱を利用した小さな池。
どうしても水が汚れてしまうので、先の心優しき掃除の女性が、せっせと掃除したり、水換えをしたり、水質浄化の為に水草を入れたりしているとか…。
ついには、エサやりの時だけ、メダカが餌を食べやすいように、水草(ホテイアオイ)は地上にあげて…という手厚い?保護のおかげで、何とかメダカたちも安定して生きながらえていて…。
実はこの水場、利用するのはカラスやメダカだけでなく。
こんな大きな哺乳類…つまりネズミが水飲み場としても利用している。
朝の明るい時間でも、繁華な場所でも、正々堂々水を飲んでいるのだから、驚くばかり…。

カラスに戻ると、幼鳥の方は顔をよく見ると、こころなしか幼い顔つきのような気がして…。
こちらは、母鳥の方。
幼鳥より、ヒトを警戒している感じが分かる。
このカラスの母子、夏が終わる前には、朝ご飯のおねだりには来なくなったのだそうで…。
自分でエサを摂るのがうまくなったのかな?
カラスもネズミもメダカも、この厳しい都会の真ん中で、これから先、生き抜いていけるのだろうか?…と、思う。
しかし、私が好きなシジュウカラもスズメもオナガもキジバトも、渋谷から少し離れた住宅地でふつうにみられる野鳥たちも、多かれ少なかれ、私たち人間の暮らしや営みをうまく利用し、うまく距離を保ちながら生きている。

私の心配をよそに、どっこい彼らはしぶとく、生きていく…。
撮影地:渋谷公園通り、無印良品店舗の向かい側 歩道内の植栽
撮影日:2018年春から夏にかけて
撮影:小池常雄
文章:   同
ブログ編集:同

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