ハテ? このいもは??
このイモ、園児の野菜の収穫体験を支援しているF幼稚園のジャガイモ畑に落ちていた枝についていたもの。
ジャガイモの小枝の一番下の折れた部分をよく見ると、断面が乾いてコルク質化しており、直近に折れたものではないことがわかる。
つまり、地中の茎から地中に伸びたストロンという細い管の先が肥大化してイモができるのではなかったか?
大きさは、30×40㎜程か…
昨年も書いたけれど、この枝の根元が完全にではなく、少し折れたところに原因がある。
茎や葉が健常で、水分などの供給もある中で、葉で作られた栄養分(でんぷんなど)の貯蔵先である地下のストロンの先のイモに運ぶことができなくなってしまっていて…。
ついては行き場を失った養分の貯蔵先として、地上の茎の根元にイモが生成した…ということ。
ちなみに、小さい芽もついていてイモらしいけれど、言うまでもなく日光を浴びて緑化しており、ソラニン・チャコニンという毒が生じていて食用には適さない。
〈おまけ:つくし野の畑でも〉
一方こちらはつくし野のジャガイモ畑で見つけたもの
左の二つが、地上にできたイモ(栄養体)。
こちらの方が少し小ぶり。
こちらは、花の後についた実。
いつも話すけれど、大きさも形も色も未熟なミニトマトそっくり。
言うまでもなく毒なので食用不可。
煮ても焼いても毒は消えないので念のため…
文章:小池常雄
写真: 同
撮影日:20240613
撮影場所:町田市内 F幼稚園
ブログ編集:小池
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