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2023/07/31

里山でアオサギと…

  私たちは 未来を どう生きるか?   
里山の池で、久しぶりにアオサギと遭遇。
カワセミもめった見かけない今年だけれど、大型サギ類は被写体とするには十分。
数日前の土砂降りで、水が濁っていて、魚が見えにくいらしく苦労していた。
アオサギは漢字では「青鷺」「蒼鷺」と書く。
羽の色はほとんど「灰色」なのになぜ「青」鷺なのか不思議に思っていた。

調べてみると下記のような記述が…
『理由は日本人の「色認識の基層」にあるようです。
三浦佑之氏の「日本神話と色彩」によれば、
古代日本人が認識した色の基層は赤,白,青,黒の4色。
「古代日本語の『青』は、青垣 ・ 青山 ・ 青葉などグリーン系統、青波 ・ 青雲などブルー系統のほか、青幣帛などグレー系統も表す幅広い色概念をもつ語である」
…とのことです。
古代、日本人にとって青色は「緑〜灰色」までの概念
「青」と「緑」の区別が付けられ始めたのは平安時代末期から鎌倉時代。
アオサギと言う呼び名は、奈良時代にはすでに使われていたようですから、古代人にとって「青鷺」はごく自然な呼び名だったと思われます。』
…なかなか奥が深い!
奈良時代まで遡っちゃった!
下の写真、少しいたずら…。
何をいたずらしているかと?…というと…。
実はこの写真、水面に映った姿を上下反転させている。
つまり水面に映った姿。
風がなく、水面が綺麗だったのでこんな写真が…。
ほんの数分、写真を写させてくれたけれど、飛び去るのは、一瞬。

アオサギはこのHP/ブログでこれまでも何回も紹介しています。

でも今回一番驚いたのは、アオサギの写真を写した翌日に…
こんな宮崎監督の映画を見たこと。
何せアオサギがとても重要な役割を果たす映画!
(ちなみにアオサギは「鳥綱ペリカン目サギ科アオサギ属に分類される鳥類」)
宮崎監督は、グレーの実際の羽色ではなく、現代のアオ、ブルーの羽色に描いておられ…。
これ以上書くとネタバレになるので書きませんけれど…。
宮崎監督の次を託す世代へのメッセージになっている…。

〈おまけ:トンボたちの夏〉
この季節、里山の水がある場所近くでたくさんのトンボを見かける。
つくし野と異なり、水場は多いので、パートナーを見つけたり、様々な方法で卵を産んだりする場所には困らない。
池の上には、ギンヤンマのオスがパートナーを求めてナワバリ確保で、きれいに8の字を描いて旋回。
でも、これは距離がありすぎて、写真にはならない。
以下の写真はシオカラトンボのオス。
里山を流れる小さな川の上でパートナーを待っているので、写真に写しやすい。
文章:小池常雄
写真:   同
撮影日:20230723
撮影場所:新治市民の森
ブログ編集:小池

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