文: 田村校長先生
写真: 三浦さん
今回の活動は、「川で学ぼう」というテーマで、今年で3回目になる奈良川遠征を行いました。今回の活動も、JSTの助成を受けました。
本来ならば、地域の川をフィールドに学びたいのですが、地元に適当な川はなく、恩田川は水量が多く危険なため顧問の方に教えていただいた恩田川支流の奈良川に行って、水質検査や生物調査を行っています。
今回も事前に2回、草刈りや川の掃除をして安全面に配慮しました。
ところが、台風15号の接近で、やむを得ず1週間延期することになりました。
当日は天候に恵まれ、全く雨の心配はありませんでした。
つくし野駅に集合し、出席をとり、電車に乗って現地に到着です。
現地では、先発隊の顧問と助手の方が準備して待っていてくださいました。
早速、活動内容の説明をし、水質検査です。
森田講師の話を聞いた後、パックテストの器具を受け取り水質を調べました。
その結果、一昨年より少し汚れが進んでいることがわかりました。
この汚れで、川に魚などがいるのか心配になった子どももいたのではないでしょうか。
川の生物調査の仕方や魚を捕る様々な仕掛けを小池顧問に教えてもらった後、それぞれ網を持って川に入る人、ザリガニ釣りに挑戦する人、釣りをやってみる人に分かれて活動しました。
川にはよごれにもかかわらず、モロコ、クチボソなど、例年通りの生物がいました。
網の中に入ってくる魚を見てほっとしました。
魚釣りは教えるのは難しいと改めて感じました。
野生の魚は、そう簡単にはつれないのです。
それでも、アブラハヤを釣り上げた子どもがいました。
今年、もっとも盛り上がったのはザリガニ釣りです、一昨年はかなり釣れましたが、昨年はほとんど釣れませんでした。
今年もだめだろうという予想に反して煮干しのえさに食いついてきて、かなり釣れました。
子どもだけではなく、大人も楽しんでいました。
そのザリガニは学校に持ち帰り、2年生の教室で教材として役立っています。
夕方になり、さすがに涼しくなったのを潮時に、この川で、いつまでもこの日に見た生物が生き抜くことを願いつつ、奈良川を後にしました。
08年度 第5回ビオトープ活動アルバム |
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