2006年9月9日土曜日

06年度 第5回 「奈良川の生物調査」「奈良川の水質調査」

活動内容説明

今回はいつものビオトーププロジェクトとはちょっと違い、内容はグッと高学年向き。
子どもの国線に乗って、恩田駅前の奈良川まで足を伸ばします。
本物の検査薬品を使って奈良川の水質検査をしたり、木の枝で作った釣竿にスルメイカをつけてザリガニを釣ったりと内容も盛りだくさん。地域の自然の中で思いっきり楽しみます。

まずは奈良川に移動する前に、子供達の家で生まれたかぶと虫の卵や幼虫をかぶと虫園に放します。
広い広いかぶと虫園。きっと大きなかぶと虫の成虫になることでしょう。

カブト虫園

カブト虫の産卵もほぼ終わる時期になりました。
すでに卵からかえってりっぱな幼虫になっています。
カブト虫園にていねいに放します。
幼虫は自分の力でどんどん土にもぐっていきます。

子供達も家からもってきた幼虫を放します。
女の子はちょっとコワゴワ飼育ケースから。 男の子は手づかみで。
こんなに沢山の幼虫が放されました。これだけ沢山いれば、子供達全員にサナギをプレゼントできるかもしれませんね。

奈良川

活動内容説明

子供達に今日の活動内容を説明します。
電車での移動となるので念入りに。
"大きい子は川に入っていいですよ。何か質問はありますか?"(校長先生)
"大きい子って何歳からですか?"(女の子)
"自分は大きいと思ったら大きい子でいいですよ"(校長先生)
"川でゴーグルを使っていいですか?"(男の子)
"・・・。そんなに深くないですよ"(校長先生)

移動

まずはつくし野駅に向かいます。

子ども達も自分でキップを買います。しっかりしてる!
電車の到着まであと3分。その間に校長先生に奈良川に住んでいる生き物のお話しを聞きます。
電車が到着しました。乗り遅れないように急いで!!

駅に到着すると、早速アオマツムシを捕まえました。
アオマツムシはリーッリーッリーッと鳴くコオロギ。
外来種で、普段は木の上にいるので、なかなか目にすることはないそうです。(長井先生談)

奈良川への移動

駅から出ると、すぐ近くの線路の脇に小川があります。
この川が奈良川です。皆で川を見ながら目的の場所まで歩いていきます。魚が沢山泳いでいるのが見えるので皆はしゃいでます。

奈良川の水質検査

川の水質検査をするための調査表が配られました。
本格的です。心なしか子ども達の顔つきがきりっとして見えます。

森田さんから検査方法の説明を受けます。
3種類の検査薬を使って、川がどれくらいキレイか調べます。

キタナイ水はいろんな所で使い終わった水。
例えば、田んぼでイネを育てるときに使った水は肥料をまいているため、栄養がいっぱい入っています。
植物にはよくても、川に流れ込むと汚れた水になってしまいます。

キレイかキタナイかを判断するための基準があります。
これはいわば川の成績表。検査薬を使うことですぐに判ります。
森田さんに検査薬の使い方を教えてもらいます。
これが3種類の検査薬です。糸を抜いてスポイトのように中に水を入れてよく振ると色が変わります。

川から汲んできた水を使って検査します。
調査表の中のサンプルの色と見比べることで値が判ります。
これはどっちの方の色が近いかな・・・

皆の表を集めて結果を集計します。PHが7だと中性ですが、奈良川の水はPHが8。土の中の物質によってアルカリ性になっています。
雨は二酸化炭素を含むので弱い酸性でPHが5くらい。
川崎工場付近はPHが1~2の強い酸性で、植物をだめにする"酸性雨"がよく降るそうです。

奈良川の生物調査

皆で川に入ってザリガニや魚を捕まえます。
"そこの岩陰にいそうだよ。"
大人も子どもも夢中になって生き物を探します。
ザリガニ釣りも真剣です。
転んでずぶ濡れになってしまいました。


こちらのポイントでは大きなザリガニが沢山釣れました。

水がないように見えますが、ここでもザリガニがいました。
校長先生を先頭に、川の奥のほうまで魚を取りに行きます。
こんなに大きなザリガニ(写真)がとれました。
怒って大きなつめを振り上げました。大迫力です。


釣りの上手な子は何匹も捕まえました。
皆で記念撮影。"チーズ"の代わりに"ざりがニー"で笑顔の記念撮影です。
校長先生もすっかり童心に返って楽しんでいました。

最後に魚をとる仕掛け網を引き上げてきました。
これには皆びっくり!!
モロコ、クチボソ、コイ、アブラハヤといったいろんな魚が入っていました。
みんな喜んで手掴みします。こんなに大きなコイも入っていました。
仕掛けた小池さんも、思っていた以上の大漁にびっくりしていました。


感想

この奈良川の脇の道路は車でよく通っていたのですが、こんなに生き物が沢山すんでいるとは想像していませんでした。

注意してみれば、実は身近なところにビオトープ(生き物の生きられる場所)は残されているんだということ気付かされました。

これまで見てきたのは人の手によって守られたビオトープで、今回は生き物達がたくましく生き抜いているビオトープ。
後者のビオトープが増えていくことが本当はいいことなのかもしれませんね。