次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツなどの収穫体験などを実施しました。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫た体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2019/02/26

アカガエルの産卵(一部修正)

日本各地で、アカガエルが産卵中
[新潟県上越市郊外のヤマアカガエルの卵隗]
日本は南北に長いので、同じ時期に様々な気候が生じますが、このまだ寒い時期に冬眠中なのに起きだして、全国各地で卵を産むのはアカガエル(もしくはヤマアカガエルなど)。
両生類だから、体温調整はできないはず。
こんな気温では辛いと思うのだけれど・・・。
高見さんによれば、ヘビに食べられないように、まだヘビが冬眠中に、卵を産むためだけにアカガエルは起きだすのだそうで…。
お仕事で全国あちこちに出張している高見顧問が写真を送って下さいました。
これは大分の郊外で見つけた卵。
なんとなく、大分と聞くと別府温泉のイメージがあって、暖かそうな春の陽ざしを浴びている印象があるけれど…。写真を写したのは2月中旬。

 一方、この雪景色は、新潟県上越市の郊外。同じ2月中旬。日本は広い!
右側3本はイノシシの足跡だそうで。。。(当初ヒトと書いたけれど、ミス。修正します。)
左側に伸びる小さな足跡は、何の動物の足跡だろう…?
これは卵を産んだ親アカガエル(もしくはヤマアカガエル)
また冬眠に逆戻り。
卵を産むという大仕事を成し遂げたし、ねむいねむい…?

町田市界隈でもこの時期、里山の斜面などで冬眠しているアカガエルが冬眠から一時的に起きだして、水たまりなどに卵を産む時期でもあり…。

《おまけ》
これは高見顧問が、大分の山の中で見つけたシイタケ。
クヌギの倒木に自然発生したもの。立派だよね。。。
何のことはない、自然林だけれど、近くにホダ木で栽培している場所があったのだそうで…。
裏返すとこんな感じ。
さてこちら、杉の木の根元についている泥はなに??
[注]以下の記載を、高見顧問からの指摘で修正します。
イノシシが体に付いた泥をこすりつけたものなのですが、縄張りを主張するためかと思ったらそうとも限らず。
イノシシは縄張り意識が薄く、特定の縄張りを持たずとのこと。
泥と一緒に体についた虫などを落としているかもなのだそうで。。。。
実際は、イノシシ君に聞いてみないとわからない??
日本の北から南まで、春の足音は近づいています。
以上です。
文章:小池常雄
写真:高見元久
記載内容指導:高見元久
ブログ編集:小池



2019/02/22

田村先生が残した宿題

2月23日:田村健治先生の4回忌

つくし野ビオトーププロジェクトは当初、
「つくし野小学校ビオトーププロジェクト」という名称で、
当時の町田市立つくし野小学校校長であった田村健治先生が保護者や地域に呼びかけて始まりました。2005年5月のことでした。
つまり、田村先生は当活動の創設者です。
途中で名称は「つくし野ビオトーププロジェクト」と変わりましたが、活動は継続され、まもなく創設14年になります。
総活動開催数は160回以上、総延参加者数は1万人を超え、ブログの総PVは12万6千回を数えるまでになりました。

当初から活動に関わり、田村先生が教育委員会に異動された後、主催者を務めてきた私としては、活動を見守って下っていた田村先生が4年前に亡くなられたことは、とても大きな損失でした。
なぜかというと、この活動は、地域や私に残された、先生からの宿題のように感じ、一生懸命に宿題に答えようとしてきたからです。

宿題への答えは、創設以来の様々な社会や地域環境の変化を受けて、変わってきているように感じます。
その時々の状況に応じ、様々な内容の活動の企画で、顧問の皆さんなどのお力をお借りして、宿題の答えを皆さんにお届けしているつもりです。

2月の活動の際、支援してくださっている田村先生の奥様のゆり子さんに、こんなことをお話ししました。
「いまこんな形での活動を続けていますが、先生の宿題には、お答えできていますか?
でも、
『合格! これで、おしまいでいいよ!!』
・・・と言ってくださるかたが、いまは天国ですからね・・・。」
・・・と。

この言葉に対し、ゆり子さんからこんなことを言われました。
「(田村先生は今日の活動を)たぶん一緒に歩いていたのかも?と、思っていますよ…。
楽しいことには目がない人ですので・・・。」
もしそうなら、この日の活動は、合格していたのかもしれません。

田村先生がつくし野小の校長を退かれてから10年以上。
・・・ですので、いまは、田村先生のことを知らない参加者がほとんどになってしまっています。
でも私は、活動を開くたび、先生を思い出します。
特に奥様のゆり子さんが、顧問として参加してくださるので、活動冒頭にご紹介するときに、必ず先生のお名前を口にしますしね。。。
私は、なかなかご自宅のご仏壇にお参りにはいけないのですが、その代わりに活動の準備や畑の世話などに精を出すことにしています。
私が楽しそうに畑をやっていると、天国から楽しそうだからと見に来て下さるかもしれない…と…。
田村先生の宿題に、天国から合格の通知をいただけるのは、いつの日になるのでしょう?か…。
以上です。
文:小池常雄
写真:過去のブログより
ブログ編集:同




2019/02/19

活動報告:第11回定例活動(末尾におまけつき)

「春を探して、里山ハイキング!」
の活動を実施しました。
2月16日土曜日、本年定例第11回活動、特別活動を併せると17回目の活動を実施しました。
午前中にプログラムの最後に利用する畑の準備をし、食事を済ませて集合場所へ行きました。
この日は、晴天。陽ざしが温かく、風もなく、前週とは違います。
参加者お皆さんに参加票を書いてもらった後、近くの階段に移動。
活動の目的やテーマをお話しました。
この日、歩くルートの中で、昨年秋の台風の影響が大きく残っている場所があることをお話しました。
子どもたちには、9マス、16マス、25マスの自然探しビンゴをしながら歩くことをお話しました。
 
参加人数が多いので、車に注意して移動。
森に入るところで、自然探しビンゴのシートを配りました。
7月の活動で、毎年利用する森の中の広場は、大きな木が裂けて倒れており、昨年秋の台風の被害が大きかったことを思い起こさせます。
道をふさいでいた倒木は、横浜市の手で取り除かれたとのこと。
 
2本の樹齢200年以上のモミの木が印象的だった大石神社でしたが、台風で1本が途中で割れて倒れてしまったとのこと。
風の向きにもよるでしょうが、200年以上この地域のランドマークになっていたのに残念なことです。
これは1年前の写真。
確かに2本、モミの木があったのに!!
トイレ休憩を取った王子神社のモミの木も、ワイヤーが1本切れ、頂部が切り取られていました。毎年、カラスの巣が見られた場所なので、これも残念でした。
王子神社では毎年トイレ休憩を取らせていただいていますが、おみくじが春の光に白く輝いていました。白梅もキレイ!!
例年、スカイツリーが見える場所から肉眼では見えませんでした。
でも写真を編集ソフトでせいいっぱいコントラストを付けてみると、靄にかすんでいましたが、わずかにわずかに中央に見えていました。見えるかな??
右側に銀色に見えるのが六本木ヒルズ。
こちらは前週の下見の際、ほぼ同じ場所から写したもの。はっきり見える!
里山エリアに入ると雑木林に孟宗竹や篠竹が侵入し、竹類は強い植物ですので先にいた種類を枯らしてしまうような状況が見えました。
1年前、密集した竹林がきれいに皆伐された場所も、すでに若竹が生えていました。
ほんの数年前まで耕作地だったのに、耕作しなくなるとあっという間に篠竹で覆われてしまっている場所を、何か所も見ました。
例年、集合写真を写していたミモザの木が、おそらく台風で倒れてしまい、無くなっていて…。
それで、今年は小さいお宮の前で、集合写真を写しました。
栗畑のところで、恒例のおやつタイム。
予定通り、16時には専用畑へ到着。
ここでは、ハクサイの根の形や、いつ頃日本にやってきたかの3択クイズを実施。
ハクサイの収穫は、子供たちの手で、一人ひとつずつ。
お店で売っているときは、カットされていることが多く、根っこなどついていないからこうやって自分たちで畑で作って、引っこ抜いたときにしか見られない!!
小型種のハクサイだけれど、子供たちにとっては大きく。
ハクサイと並行して、スティックセニョール(茎ブロッコリー)、カリフローレ、ナノハナ、コマツナなどの野菜を収穫。
 作業の途中で、人気のロイヤルミルクティが到着。列をつくってマグに配給。
「畑でミルクティを飲んで生き返った顔をした子供たちの顔がかわいすぎました。」・・・とは、Aさんの言葉。
野菜の配分は、こんな感じ。
活動の最初に抽選番号票を渡しておいたので、混乱はなく。
予想より参加者が多かったのですが、家族単位でハクサイを一株ずつ配分でき、他の野菜もいろいろ収穫できて、主催者としてはほっとしました。
昨年夏から秋に種から自宅で苗を育て、定例活動の中で子供たちの手で植え付け、ここまで大きく育ったものでしたから…。
 
上から、カリフローレ、スティックセニョール(茎ブロッコリー)、ハクサイ。
コマツナは、撮り忘れ。
活動の最後にご紹介しているフットパスの冊子を発行している
「NPO法人みどりのゆび」のHPは以下です。
冊子は市内の特定の書店で売っています。
http://www.midorinoyubi-footpath.jp/

参加者は、未就学:10名、1年生:1名、2年生:6名、4年生:4名、5年生:1名。小学生の合計12名。未成年の合計:22名
保護者:17名
顧問・取材・代表者(樋村夫妻、船崎、田村ゆ、井上、岡本、小池):7名
参加者の総合計:46名
つくし野小、つくし野天使幼稚園以外は、南が丘、ポポラ、光、藤が丘の幼稚園・保育園の記載がありました。

《おまけ:その1 Oさんからのお便り》
Oさんからお便りをいただきました。
「先日は、里山散策お疲れ様でした。
いつも楽しいプロジェクトをありがとうございます!
つくし野在住10年弱になりますが、普段、車で通り慣れている道の脇に
あのような散歩道があるなんて、考えたこともなかったのでとても新鮮でした。
子供達も山の中で見つけた棒を杖に、笑顔がたくさんあり、
おもちゃがなくとも自然の中に遊ぶ要素はたくさんあるなぁ・・・と、
改めてのどかなつくし野を実感した一日でした。
畑でいただいた野菜の数々は、当日の夕食にいただきました。
採りたてで新鮮なので、市販の野菜より茹でる時間を短くしましたが、
それでも茹で過ぎ気味で、少し柔らかくなりすぎてしまいましたが、
緑濃く、味濃く、子ども達も進んで野菜を食べていました!
案外、子供の舌は味を理解していますね!
 

全く凝ったお料理ではないですが、素材がよいものは茹でたそのままか、つけてもマヨネーズくらいが最高です!    手抜きともいいますね。
・菜の花のめんつゆマヨネーズ和え
・小松菜お浸し
・ブロッコリー&カリフローレ?のマヨネーズ
我が家では通常、市販のブロッコリーなどは数分茹でていますが、
1分以内、菜の花に至っては数十秒で、十分柔らかくなりました!
採りたてって本当に素晴らしい!
立派な白菜は、今週お鍋でいただく予定です。

準備や、お菓子もたっぷり運んでいただいて、
小池さんをはじめ、運営の皆様いつもありがとうございます。
また来月も楽しみにしています。
ありがとうございました。」
うれしいお便り、感謝です。またお待ちしています!

《おまけ:その2  我が家の夕食
この日の夜、私に残ったカリフローレとスティックセニョールをサッと茹で・・・。
キレイで、茎まで美味しかったです!春の味でした。
これは数日後、アサリに豚肉と菜の花を載せて酒蒸しにしたもの。
調味料は無し。アサリの塩気だけ。
文:Oさん、小池常雄
写真:船崎、井上、岡本さん、Oさん、小池
ブログ編集:小池