1月のプロジェクトは「庭に小鳥を招待しよう!!」。
野鳥(ことにシジュウカラ)を愛してやまない小池常雄プロジェクトリーダー(環境カウンセラー)の想いがいっぱいに詰まったプログラムである。
地域で違いはあるだろうが、東京都町田市つくし野地区の場合、シジュウカラは毎年3月頃からつがいで巣づくりを始め、卵をかえし、ヒナを育てる。小鳥が巣立つのは5月の連休が明けたころになるそうだ。鳥は、木の上に巣をつくるカラスやヒヨドリ、土の中につくるカワセミなど巣づくりで分けることができるが、シジュウカラは木や岩の穴、住宅のすき間などにつくる。スズメもこのタイプだ。
地域で違いはあるだろうが、東京都町田市つくし野地区の場合、シジュウカラは毎年3月頃からつがいで巣づくりを始め、卵をかえし、ヒナを育てる。小鳥が巣立つのは5月の連休が明けたころになるそうだ。鳥は、木の上に巣をつくるカラスやヒヨドリ、土の中につくるカワセミなど巣づくりで分けることができるが、シジュウカラは木や岩の穴、住宅のすき間などにつくる。スズメもこのタイプだ。
しかし、都市化によって木が減り、住宅の高機能化によってすき間がなくなると、シジュウカラは巣をつくりづらくなる。そんな今のつくし野で、ちょっとだけその手助けをしようと巣箱づくりを始めたこのプログラム。参加者は巣箱をつくるにとどまらず、それを持ち帰って自宅などに設置して観察する。そのため、現在まで全て使われていれば「およそ300の巣箱がこの地域にはあるはず」と、続けることの大切さを小池リーダーは話す。
ところで、巣づくりの場が少ないことはシジュウカラよりも体が少し大きなスズメも同じ。そして今、つくし野ではスズメを目にすることが「ずいぶん減った」と小池リーダー。そこで、これまでシジュウカラ向けとしていた巣箱を今年からはスズメにも対応できるよう、巣穴の直径を選択できるようにした。
ところで、巣づくりの場が少ないことはシジュウカラよりも体が少し大きなスズメも同じ。そして今、つくし野ではスズメを目にすることが「ずいぶん減った」と小池リーダー。そこで、これまでシジュウカラ向けとしていた巣箱を今年からはスズメにも対応できるよう、巣穴の直径を選択できるようにした。
さらに、シジュウカラは漢字で書くと四十雀。目にできればスズメ40倍分の珍しさという意味が、体感で今は逆かもしれないという。
新たな試みとして巣箱づくりのラインナップに5階建てのアパート「スズメのお宿(仮)」を提案。一級建築士でありモノづくりの人である小池リーダー考案の設計図をもとに高校生のスタッフが中心になって組み立てていくが、とにかく大きい。来年の巣箱観察の目玉になることは間違いない。
巣箱づくりに先立つ同日午前には特別活動「校庭の巣箱を確認しよう!」も行われた。これは、プロジェクトが町田市立つくし野小学校の敷地内に設置させてもらっている巣箱の中を確認する作業。確認後清掃して再設置するが、子ども達と一緒に確認することで地域を知るとともに、午後のプログラムに向けてモチベーションを高める意味合いもある。
毎年営巣跡の数は異なり、いなかった巣箱はつけかえも考えながら再設置する。ここ数年は利用が多かったが、今年は12の巣箱のうち使われていたのは3件。かつてないほどに少ない。小池リーダーは、昨年小学校近傍で樹木の伐採があったことなど環境の変化が原因ではないかと推測する。
それでも毎年一番人気、校門横の巣箱にはしっかりとその跡が残っており、シジュウカラはヒトを敵視していない(もっと危険な生き物がいる)からと説明するなど、子どもたちの「なぜ」を解消しながら校内を歩き回った。
来年はこれに「スズメのお宿(仮)」も加わる。今から楽しみである。
毎年営巣跡の数は異なり、いなかった巣箱はつけかえも考えながら再設置する。ここ数年は利用が多かったが、今年は12の巣箱のうち使われていたのは3件。かつてないほどに少ない。小池リーダーは、昨年小学校近傍で樹木の伐採があったことなど環境の変化が原因ではないかと推測する。
それでも毎年一番人気、校門横の巣箱にはしっかりとその跡が残っており、シジュウカラはヒトを敵視していない(もっと危険な生き物がいる)からと説明するなど、子どもたちの「なぜ」を解消しながら校内を歩き回った。
来年はこれに「スズメのお宿(仮)」も加わる。今から楽しみである。
過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
取材くださった岡本さん、ありがとうございました!(小池)
出典:スクールアメニティ誌が発行する
Webニュース「スクールニュース」
配信日:2019年2月1日金曜日
ブログ編集:小池常雄
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