2007年1月13日土曜日

活動報告 06年度 第9回 「トリと仲良くなろう その2 巣箱を作ろう」

前回のビオトーププロジェクトでは、小鳥のえさ台を作りました。

今回は、もっともっと小鳥と仲良くなるために巣箱を作ります。
つくし野で見られる冬の小鳥の子育てや巣を学んだ上で鳥の巣箱を作ります。

活動内容説明


庭で鳥に子育てしてもらうにはどうすればいいのでしょう。
スズメ、カラス、シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリ、ハト(キジバト、ドバト)、オナガ、モズ、ムクドリ・・・
鳥はどんなところで子育てしているのでしょうか?
スズメ
家のまわりのいろいろなところに枯れ草などを集めて、比較的簡単な巣を作る。樋の中など雨が最低限、防げればあまり気にしない様子。
スズメ
家のまわりのいろいろなところに枯れ草などを集めて、比較的簡単な巣を作る。
シジュウカラ
本来はきれいな木の洞(うろ)、岩の隙間などに巣材を運んで丁寧に作る。都会では慢性的に住宅(?)不足。土管の中や配水管の中に作るものも居る。人の作った巣箱をよく利用する。
メジロ
木の枝や蔓(つる)にからめてぶら下がって編んだような繊細な巣を作る。
メジロ
木の枝に自分で作る。小池さんでもまだ見つけたことがないそうです。
キジバト
比較的ざっくりした感じで木の枝を組み合わせた巣を枝の上に作る。

実際にシジュウカラが巣を作った写真です。
シジュウカラのお父さんお母さんは大変。子育ての期間は3~5分間に1回エサを運びます。
巣の外と中から声を掛け合っている姿がとても可愛らしいです。

シジュウカラは2~3月にかけて巣を探し始めます。
巣作りは春先から約2週間。巣の中の位置で材料が違います。
卵は1日に1個産み、大体7個くらい生んで、温め始めてから12~13日で孵化します。
ヒナには親鳥が毎日口移しで1日約50匹の小さな昆虫や幼虫を食べさせます。
16~20日ほどでヒナは巣立ちをします。卵を産んでから巣立ちまで約1ヶ月。
2回目の巣作りをするシジュウカラも居るそうです。
6月半ば頃までに巣作りは終わります。

いろいろなデザインの鳥の巣箱があります。いろいろな材料、いろいろな形、いろいろな色。

巣箱は自分で巣を作れる種類の鳥には必要ありません。(メジロ、キジバト)
木の洞(うろ)の中に巣を作る種類の鳥が都会では住宅不足。

シジュウカラは住宅不足。本来は都会には少ない木の洞(うろ)や岩の隙間に作ります。
巣箱を利用するのは木の穴に巣を作る鳥だけ。(樹洞性)

日本に生息する550種あまりの鳥のうち約25種
(別の資料では日本で子育てをする102種のうち14~15種)のみ。(5%)
スズメ、シジュウカラ、ヤマガラ、ムクドリなどごく限られた種類のみ。

巣穴の大きさなどによって利用する種が違います。
中が汚い(去年の巣材が残っている)と作りません。

巣箱作り

いよいよ、巣箱つくり開始です。

材料の杉板を受け取ります。
まず、設計図に従って鉛筆で線を引きます。
次にノコギリで木を切っていきます。丁寧にゆっくりと、落ち着いて。端部は割れやすいので注意。

組み立てる前に、仮に組み立ててみて不具合が無いことを確認します。

穴は小池さんが特別な工具で開けてくれました。直径28mmです。この大きさだとシジュウカラは入れるけれど、スズメはウエストがちょっと太め(30mm)なので入れません。


板が薄く、割れやすいので、スクリューネジをつける前に、必ず、キリか千枚通しで下穴を開けます。

巣箱を付けるのは鳥が出入りしやすく、見通しが良い、巣箱の前が開けているところ。

木を傷めないように、針金でなく園芸用のシュロなわを使います。ぶらぶらしないように上下でしっかり固定します。

環境が大事。ちょっと離れた所にとまれる枝があるといい。
地面からの高さは170~200cmが利用率が最も高い。スズメはもっと低いか高いか。


巣箱が完成して、全員で記念撮影。

感想

今回の鳥の巣箱作りは、前回のえさ台よりもぐっと本格的でした。

寸法を測って、鉛筆で線を引いて、ノコギリで杉板を切って、子供と一緒に一生懸命作りました。

ドリルで穴を開けたとき、アテ板をするのを忘れて裏がバリバリに割れてしまったりして失敗もしましたが・・・

それもまたいい経験になりました。とても楽しかったです。
シジュウカラが住んでくれるといいな。

作った巣箱は30個近く。
みな喜んで自宅に持って帰りました。

それぞれの家につけて、つくし野の鳥たちの住宅事情が更に良くなって、つくし野が鳥にとって楽園になってくれれば良いのですが・・・・・春が楽しみです。