文: 田村校長先生
写真: 三浦さん
秋もたけなわの10月10日(土)に、第6回ビオトープ活動を行いました。写真: 三浦さん
今回は、春、福寿院さんにお借りした畑に植えたサツマイモの収穫を80人ほどの参加者と一緒に行いました。
学校に集合して出欠をとり、歩いて畑到着です。
当日は天気もよく、絶好の作業日和でした。
午前中に顧問の小池さんが畑の横の草地にセットしてくださったブルーシートに座って春に植えたときの様子などのお話を聞きました。
その後、高学年が大豆をとってきてみんなに見せました。
しかし、ほとんどにカビが生えていたり納豆みたいになっており、食用にはなりません。
次に、中学年がツルナシインゲンをとってきましたが、これも同じようにカビが生えていたりして食用になりません。
最後に、低学年が落花生を引っこ抜きました。
すると、見事な落花生が実っていました。
早速、実をとって洗って、保護者の方に現地で小一時間ゆでてもらってみんなで食べました。
このような食べ方は初めてという人もおり、よい経験でした。
思うに、今年の夏は雨が多く、豆類は不作だったのではないでしょうか。
サツマイモ掘りに先立ち、1週間まえの草刈りの時に掘っておいたサツマイモをお母さん方にふかして持参してもらい、みんなでいただきました。
甘くておいしいベニアズマがたくさん収穫できることを願いつつ、サツマイモ掘り開始です。
ツルをそのままにしておいたので掘りにくかったでしょうが、あちこちから歓声が上がりました。
ダイコンのようなサツマイモ、ラグビーボールのようなサツマイモが掘り出されました。
ムラサキイモのきれいな色が目に鮮やかでした。
次々に掘り起こされ、サツマイモの山ができました。
残念なことに、掘る時期が少し遅れたせいか、かなりネズミにかじられていました。
イチジクも柿も、トウモロコシもサツマイモも、虫や鳥や動物との獲得競争になります。
知恵比べでもあります。
畑や田んぼも含めた自然(里山)の中で、生き物と人間とが競争しながら共生している一面をかいま見たような気がします。
途中でお見えになった福寿院の住職さんから、畑の下の柿の実もとっていいですよと言われわいわい言いながらとらせていただき、この日のおみやげになりました。
掘り終わった頃に、顧問の中村さんが小型トラクターを運んできてくださり、次の作付けに備えて耕してもらいました。
その前に、春にいただいていた麻布大学の牛糞を散布しました。
途中から、高学年はトラクターに乗せてもらい、耕作を体験しました。
後片付けをして、この日の活動は終了です。
みんながおみやげのベニアズマとムラサキイモを持って帰ることができました。
ちゃんと、12月の焼き芋用のベニアズマは確保してありますのでご心配なく。
半年ほど育て続けた畑の野菜でしたが、中村さんはじめ顧問の皆さん、保護者の皆さん、何よりも畑を提供していただいた福寿院さん、ありがとうございました。
09年度 第6回ビオトープ活動 アルバム |
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