次の活動実施予告・実施済の報告


〇 第13回特別活動は、「春キャベツ・ハクサイ菜の花を収穫しよう!」を3月31日日午後の実施します。
〇第12回定例活動は「畑のお世話~種ジャガイモの植付など」は3月9日土を翌10日日午後に延期して実施済です。今年度の定例活動はすべて完了しています。

2010/11/13

活動報告 10年度 第7回 「ビオトープの冬支度をしよう」

文: 小澤校長先生

今回の参加者は、子どもと大人を合わせて約50名と少なかったです。「七五三」と重なったり、ちょっと地味な活動だったりしたからかな。

集合して、小池さんから今日の活動内容の説明をしてもらいました。始めの活動は巣箱の取り付けです。前回の活動で取り外した巣箱を、小池さんが奇麗にしてくださいました。巣箱の内外を磨いてくださったのです。ブラシで磨いた杉の板は木目がしっかりと浮き出ていて、とても奇麗でした。こんなに素敵なお家なら、きっと鳥の番(=つがい=オスとメスの一組)が住んでくれるでしょう。スズメとシジュウカラが作った巣の材料を改めて確認しました。シジュウカラの巣は柔らかな材料できちんとした形。それに比べて、スズメの巣の作り方は随分とアバウトだな。と小池さんが話してくれました。鳥にもいろいろと事情があるようですね。

スタッフのお父さんが、脚立に昇って巣箱を木に取り付けてくれました。見た目以上にハードな仕事のようです。「筋肉が痛い」と言っていましたから。(私は年齢を理由にパスを決め込みました)。

リニューアルした巣箱に鳥たちが引っ越してくることを願いながら、巣箱の取り付け作業を終えました。






福寿院の裏の畑へ移動しました。今日の特別ゲストを紹介します。

まず、田村前校長先生と奥様。次に、田村先生の近所で農業のプロの石井様。石井様は、かつて福寿院の庫裏(=くり=住職さんが住む所)を造ったお一人なのだそうです。何とも縁とは不思議なものです。そして、中村農園の中村さんがトラクターと共に来てくださいました。実は、スタッフの中村一幸さんにトラクターの出動をお願いしていたのですが、トラクターのトラブル発生のため急遽、来ていただきました。



小池さんの講義の始まりです。今日の講義の内容は、【私たちが日頃食べているものは主に「豆類」から作られているか「麦類」から作られているか考えよう】でした。小池家の冷蔵庫からもってきた物や、わざわざスーパーマーケットから買って用意した物などがたくさん並べられました。講義の内容を充実させるための準備、毎回毎回、感心させられるのですが、今回は出費も大変だったかな?

豆腐(とうふ)、味噌(みそ)、麺類(めんるい)、醤油(しょうゆ)、小池さんの好きな泡の出る飲み物・・・・。主に豆類からできている物。主に麦類からできている物。両方とも使ってできている物。どちらも使われていないもの。『エッ!!』と思う答えも出てきました。醤油=豆類と簡単に考えていましたが、そうでない物もありました。疑い深い??私は、ひそかに原材料のラベルを確認してしまいました。日頃、そうだと思いこんでいることが、実は違っていることがあるのだと改めて思わされました。スーパーで買い物をするときに、原材料は何なのか確認してみてください。驚くことが分かるかもしれませんよ。

私たちが食べる物の原材料は「豆類」や「麦類」が多いのは確かです。しかし、その多くは輸入に頼っているのです。もし、世界的な食料不足が起こったら、私たちはどうするのでしょうか。


「町田市の原風景(げんふうけい)は、麦畑だよ」の一声で、畑で麦を育てることになりました。中村農園の中村さんがトラクターに乗って登場しました。あっという間に畑が耕されていきます。文明の利器の力はすごい。人が鍬(くわ)で耕したら何時間もかかるだろう広さを、いとも簡単に掘り起こしました。

スタッフの中村さんと特別講師の白井さんが畝(うね=作物を植え付けるため、土を高く盛り上げた所)を作ってくれました。今日、畑に蒔(ま)く種は、そら豆・小麦・小松菜・チンゲンサイ等です。豆の種を蒔きやすいように田村先生の奥さんが、竹の枝で印を付けてくれました。細やかな配慮ですね。背丈が一番高くなるだろうそら豆を東側の畝に、次に小麦を、そして、冬野菜の種を蒔きました。日当たりのことを考えてでしょう、プロの中村さんのアドバイスです。種を蒔きながら大きさや色の違いにも気付いてくれたことでしょう。




今年も、福寿院さんの柿をいただきました。小池さん自作の、ちょっと恐ろしい『柿の枝切り、柿の実取り器』が登場しました。枝落としをした竹の先に、鎌(かま)が取り付けてあるのです。この鎌で枝を切り、柿の実を取るのです。しかし、これが重いのです。足場も悪いから大変ですが、柿をほしがっている子どもの顔を見れば、スタッフは頑張るしかありません。届くところはいただき、高いところは野鳥のために残し、柿の実取り大作戦は終了。子ども達は3個ずつ位お持ち帰りでした。もらうときの顔はいい顔ですね。中には、その場でかぶりついている子もいました。





秋の日は、つるべ落とし・・・カラスが鳴くので帰~ろう。本日は終了。

スタッフは、リヤカーを引っ張りセントラルパークへ行きました。落ち葉を集めて学校に運び、カブトのための腐葉土作りです。スコップで混ぜて、本当の終了。今日も、本当にお疲れ様でした。


10年度 第7回ビオトープ活動 アルバム

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