次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツなどの収穫体験などを実施しました。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫た体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2011/02/19

活動報告 10年度 第10回 「里山に春を見つけに行こう」

文・小澤校長先生

つくし野小学校の校庭に30数名の参加者が集まりました。今回は、こぢんまりとした集団です。里山の散策には安全上も手頃でした。

小池さんから里山ハイキングについて話をしてもらいました。

そして、ハイキングに出発です。最初に体育館裏の畑の階段の所に行き、これから歩くコースを確認しました。その土地、その地域にはランド・マーク(その地の目印)があることを教えてもらいました。背が高い樅ノ木や針葉樹が多いそうですが、今日は、それをつなぐ途(みち)を歩くことになりそうでした。


森村学園の林に向かって歩きました。途中のある家の植栽に驚きました。ラブ・マーク(ハート)に剪定(せんてい=枝が刈られている)されているのです。愛のある家なのです。ちなみに、前の週に男二人(小池・井上)が実踏して発見したそうですが、どういう気持ちで見ていたのかは不明です。


森村学園の森の中の鎌倉古道を歩きました。夏に来た時とは、森の中は一変していました。広葉樹の木々の葉で出来た緑の天井、葉と葉の間からの木漏れ日は消えていました。すっかり葉を落とした木々、枝のはるか上には少し重い曇り空。足下には茶色に変色してカサカサと音を出す落ち葉。長い年月で土に戻り、また、木々に栄養を与え緑の葉になる流れをおぼろげに感じました。

子どもが「この木で、1ぽんブランコをしたんだよね」と懐かしそうにつぶやいていました。



「御野立所」に着きました。今回、OBで中2年Y君が参加してくれました。いろいろな場面で得意分野を生かしてガイドしてくれました。こういう参加が増えることが、地域でのビオトープ活動にはとても大事なことだと思いました。

かつて、昭和天皇がこの場所に立ち、陸軍の演習をご覧になったのだそうです。それを記念して石塔が建てられたそうです。


次に大石神社に行きました。小池さんが考えてくれた「ビンゴゲーム」〜春をさがして、注意深く目を配って歩く大切さを学ぶ〜の中に「カラスの巣」がありました。高い木の上に発見しました。葉っぱが落ちていたから見つけられたのでしょう。大きな樅ノ木(もみのき)が2本ありました。ランド・マークでした。

次に王子神社でした。ここにも大きな樅ノ木が1本ありました。トイレ休憩をしました。



王子神社を出て、国道246号を渡りました。Y君が、昭和39年頃撮った写真を見せてくれました。作られたばかりの道路でした。谷戸(やと)の水田や畑を埋め立てて道路が出来たようでした。246号を渡り、福泉寺の近くを通っていよいよ里山です。畑の脇には、いろいろな花が咲き始めていました。昨年もミモザの前で写真を撮りましたが、今年も集合写真を撮りました。先日の雪のためでしょうか、太い枝が折れていました。きれいな、ミモザの花でした。







Y君は小川村や長津田の歴史に詳しく、天王社についても説明してくれました。天王社から中村集落のお地蔵さんに行きました。お地蔵さんは、樹齢?年の立派な柘植の木(つげ)に護られていました。



東工大裏の尾根の畑を見ながら上がりました。手入れが行き届いている畑の土は、細かな土で赤土と黒土が混ざっているようでした。この付近で一番高いところまであがりました。冬枯れした雑木林の中で、出血大サービスでスタッフが用意したおやつを配ってもらいました。チョコレートを口に入れ少し元気になったところで、ゴールのセントラルパークに向かって歩き始めました。




先頭はセントラルパークを左手に見て、尚も、直進していきます。一体、どこへ行こうとしているのか?先頭に追いつき、皆が見つめている方向を気合いを入れて見つめると、はるか彼方に未完成のスカイツリータワーが見えるのです。今日の重大ニュースの一つです。完成して、てっぺんにライトが灯ったら・・・・・

セントラルパークに行き、残ったおやつを配ってもらい、感想を話して終わりにしました。


去年より、1〜2週間、春が来るのが遅れているかもしれません。昨年も歩きましたから比べられるんですよ。と田村先生がお話してくれました。

ゴミが捨てられている所もありましたが、こんな素敵な里山がこれからも続いてくれるといいですね。

スタッフの皆さん、保護者のみなさん、ありがとうございました。

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