次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツと「?」の収穫体験などです。希望者にカブトムシの幼虫配布もします。
〇 第1回特別活動は、実施日・内容ともに未定です。

2011/09/10

活動報告 11年度 第5回 「川で学ぼう、川で遊ぼう」

文: 小澤校長先生
写真: 桑木さん


つくし野には適当な川がないので、子どもの国線の恩田駅近くの恩田川の支流の奈良川での活動でした。今回も、スタッフが川の掃除などをして安全面に配慮してくれました。

川に入って驚いたのですが、台風の雨で増水した跡が護岸のコンクリートに残っていましたが、私の背丈よりもはるか上でした。

つくし野駅に集合し、出席をとり、電車に乗って現地に向かいました。現地ではスタッフが、熱中症対策でタープを張りブルーシートを敷いて待っていてくれました。

小池さんの「クイズ講義」です。全問正解の子どももいましたが、私は7問の正解にとどまりました。子どもたちには小池さんから「おみやげ」が出ました。私もいただきました。

小池さんのクイズから私が考えたことの一端を書きます。地球は「水の惑星」と言われていますし、地球の表面は海(7)陸(3)と言われますので、地球上は「水が豊富」と思ってしまいがちです。しかも、日本では水道の蛇口を捻れば飲める水が簡単に手にはいるのですから。

しかしながら、「クイズ講義」を通して地球上の水の中で「飲める水」の少なさに驚きましたし、資源としての水の大切さに、改めて気が付きました。多少の数値の違いはあるでしょうが、地球上の水の97.5%は海水、氷が1.75%、地下水が0.73%、「飲める水」は、0.01%だそうです。そんな貴重な水が流れる川を私たちの生活排水が・工業排水が・農業排水が汚していることも確かです。さらに、川にいろいろな物を捨てている人がいることも確かです。水をきれいに保つこと、水を大切に使うこと・・・・一人一人が、考えて、やれることを実行して行かなくてはいけない時ですね。

去年、ガーナに行っている高見さんが見せてくれた写真を思い出します。ガーナの子ども達が、家から何キロも離れたところから生活に必要な水を甕(かめ)に入れて、頭上に載せて運んでいる様子です。そうしないと生きていけないのです。

今回、私は7問の正答でした。難しいけど、次回もクイズを楽しみにしていますよ。小池さん。



さあ、川遊びの時間です。スタッフがザリガニ釣りの道具を用意してくれていました。エサは、大人の大好きな飲み物のつまみである、さきイカでした。私が検食したら、こども達からブーイングが起こりました。海パンに着替える子もいました。私はザリガニ釣りには興味がなく、川に入りました。とても暑い日だったので、水が心地よかったです。

こども達は、「アブラハヤ」「どじょう」「クチボソ」「ザリガニ」「メダカ」等々、たくさんの生き物を網で捕まえていました。「モクズガ二」も捕まえました。





川から上がり、手足を洗い帰りの準備をしました。スタッフが先週、川の掃除をしてくれたときに片付けた、捨てられたゴミを見せてくれました。空き缶・自転車の部品・骨の折れた傘等々。小さいけれど、様々な生き物が必死に生きているこの川を、汚している人がいるのです。この行為は、水がなければ生活していけない私たち人間を苦しめることにもつながっているのです。限られた資源=水を、一人一人が、もっと大切にする気持ちをもたなくてはいけないですね。

現場の片付けをスタッフの皆さんにお願いして帰りました。

スタッフの皆さん、ありがとうございました。

安全確保のため、一緒に行ってくださった保護者の皆さん、ありがとうございました。



小池です。7月の活動への参加、ありがとうございました。いくつか補足します。

活動の中で1つ言い忘れたことがありました。

2011年は国際連合が定めた「国際森林年」です。地球規模での環境問題が関心を集める中、森林の役割の重要性が認識され、ことしは国内外で様々な行事が開催されています。そして、国際森林年国内委員会では、森林のことを考えるきっかけとして「森を歩く」ことを提案しています。今回の活動はこれをふまえたものでした。


それからもうひとつ、私が出した10の問題の中で、最後の問題が分かりにくかった・・・との感想を小澤先生やアンケートの中から頂きました。
「私たちは、今、地球何個分の暮らしをしているか?」という問題です。
地球の資源は、ていねいにやさしく使えば、自然に回復する資源もあり、すりへらすことは少なくなり、長い間、人間の生活をゆたかに支えてくれます。でも、現在のような、日本人やアメリカ人の暮らし方では、地球が回復する力の何倍もの資源を使ってしまっている。では、日本人やアメリカ人、アフリカに住む人は何個分の暮らし方をしているでしょう?・・・という問題でした。

この「地球何個分の暮らし」…というのがちょっと難しい表現でうまくみなさんにつたえることができませんでした。でもこのことは大変に大切な内容です。これからの活動の中で、別の機会にうまく伝えられるようにします。

また、当日配布予定だった出題した問題の背景、考え方を説明した資料メモを、せっかく、事前に小澤先生が印刷しておいてくださったのに、配布するのを忘れてしまいました。小学校の昇降口の横の掲示コーナーに自由に取れるようにしておきましたので、読んでください。

参加者数は児童27名、保護者・スタッフ27名の合計54名ほどでした。

0 件のコメント: