次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツなどの収穫体験などを実施しました。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫た体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2012/03/10

活動報告 11年度 第11回 「植物(しょくぶつ)ってすごい!」

文:小池顧問
写真:桑木さん

2011年度第11回目、つまり本年度最後の活動を3月10日土曜日午後、開きました。

今回は「東邦レオ(株)」という建物への植栽を得意とする会社の若手有志の4名を講師にお迎えし、「植物ってすごい!~コケ玉を作ろう」と題した活動を開きました。


活動は校内の理科室で行いました。
初めに、小池から、写真を見せながら植物と人との関わりのお話をしました。



地球には極めて多様な生物がいること、人の暮らしは様々な動物や植物に支えられていること、植物と動物の違い、植物の持つ様々な特徴、植物の特徴は環境や自ら動けないで動物に食べられるなどの特徴によって様々に進化してきたこと…などをお話ししました。
また、植物の様々な特徴として「衣類・繊維の材料として」「建設資材として」「書物の材料として」「嗜好品(コーヒーや紅茶など)として」「食物として」「薬の原料として」などのほとんどすべての人間の活動に関わっているというお話をしました。特に、食物として人間が食べている動物や魚も全て元は植物を食べていることもお話ししました。更に、私たちの命は地球上で共存しているこれらの多様な動物や植物や目に見えない微生物によって支えられているというお話をしました。



ちょっとむずかしいお話しだったけれど、皆さんにお伝えしたかったことをわかってくれたかな?

次に、講師の皆さんの登場です。お話しして下さったのは「東邦レオ(株)」の小松春奈さん。資材の準備などをしてくださった吉田竜介さん、作り方の指導をしてくださった長島あかりさん、小松里緒奈さん(春奈さんの妹で高校2年生)の紹介をはじめにしました。今回の活動のため、特別にかわいいコケ玉のイラストを描いてくださった、永井ひでゆきさんの紹介もしました。

小松春奈さんから、「コケはともだち」(藤井久子:著、永井ひでゆき:イラスト、リトル・モア:刊)という本を参考に、コケのお話しを聞きました。「コケは他の植物と争うことなく、地球の様々なところに生きている平和主義者です。」…というお話が、印象に残りました。わざわざ今日のお話しのために、先生に習いに行ったり、コケをもらいに行ったり、お皿を買いに行ってくださったということで、感謝です!
更に今日使う植物はブルーベリーとタマリュウという種類であること、使うコケの種類、コケの付け方や糸での縛り方など、コケ玉作りの説明をわかりやすく丁寧にしてくれました。




さあ、全員でコケ玉作りが始まりました。全員で一人ひとつずつ作って持ち帰る約束ですので、遊んではいられません。
さっさと作った子は、2つ目にチャレンジしました。大小2個でひょうたん島ができました。針金でカゴをつくり、吊るせるようにしているおとうさんも居ました。マスコット用の目玉を付けたり、髪の毛を生やしたり、小さな動物のフィギアを付けた人もいます。紙粘土で小さな動物や飼い犬を作ってつけた人もいます。私、小池は、小さな目玉付の雪だるまを作りました。




その後で、全員、自分の作ったコケ玉の工夫した点などを発表しました。同じ材料を使ったはずなのに一つとして同じものはなく、皆の個性が出ていて興味深かったですね・・・。




そうそう、今回は特別に町田市立小山中央小学校のあおば学級担任のW先生、同校ボランティアコーディネーターのYさん、元つくし野小保護者のKさんが参加して下さいました。お礼申し上げます。W先生は余った材料を大事そうに持ち帰って下さいました。先生の授業で使うのかな?



最初に、植物も地球の仲間、大切な命という話をしました。コケ玉はなんだか植物だけれど、ペットみたいですね…。あなたの家で飼っている犬や猫は、必ず大切に世話をしてあげているでしょう?コケ玉も命。家に連れて帰ってもかわいがって、やさしく世話をしてあげてくださいね…。



恒例の集合写真を写した後、今年卒業する6年生3名に、ビオトーププロジェクトから、ささやかなプレゼントをしました。勉強に使ってね…。
今回の参加者は、児童14名+未就学児1名+保護者・スタッフ等19名の合計34名でした。

今回は、小池常雄がこの文章を書きました。
丸6年目となったこの活動ですが、今年度も無事完了することができました。
この1年間で参加してくださった皆様の総数は700名ほどになります。
皆様に感謝して活動報告といたします。
ありがとうございました。

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