次の活動実施予告・実施済の報告


〇 第13回特別活動は、「春キャベツ・ハクサイ菜の花を収穫しよう!」を3月31日日午後の実施します。
〇第12回定例活動は「畑のお世話~種ジャガイモの植付など」は3月9日土を翌10日日午後に延期して実施済です。今年度の定例活動はすべて完了しています。

2014/09/13

活動報告 2014年度 第6回 「川で学ぼう!川で遊ぼう!」


文:小池さん
写真:平嶋さん、岡本さん、小池さん


本年度、第6回目の活動を実施しましたので報告をします。

「2014つくし野ビオトーププロジェクトシーズンⅨ」本年度6回目「川で学ぼう!川であそぼう!」の活動報告です。環境を示す数値に疑問があったので、数年は他のプログラムを実施していました。ようやく環境が回復したので再開することとし、3年ぶりの活動になりました。

午前中から平嶋さん、船崎さんと準備を始めました。午後からは晴れてくる予報でしたので、日除けのタープを張りました。必要な資材も運び、セットしておきました。

準備の後、平嶋さんと船崎さんに会場を任せ、電車でつくし野駅に向かいました。集合場所は、つくし野駅前です。木陰のベンチで皆さんを待っていました。そして集合時間が近くなると、次々に皆さんが集まってくれました。注意事項をお話しし、こどもの国線の恩田駅に向かいました。



活動場所に着き、水分補給をした後、私から、今日の活動内容を説明しました。そしていつもの10問3択クイズをしました。初めにしたのはおためしクイズ。いつも使う直径40センチの地球型風船がつるつるだったとして、地球上の水全体が表面を覆ったとしたら、どのくらいの厚さになるか?…というものでした。3択のクイズの結果は、1mmでした。本当は、1mmにも満たないのです。

10問のクイズの中では、水が地球全体から考えると必ずしもたくさんあるわけではないこと、その水も多くは海水や氷河や地中水の形で存在し、人間にとって使いやすい真水は湖や池、川の水の形で存在しているけれど、それは水全体から見ればごくごくわずかでしかないこと。東京には1500mmくらいの雨が降り、これは地球全体の平均から見れば1.8倍ほどで、人口から考えると決して多いわけではないことなどをお話ししました。


水のお話しの後は、川の生物の採り方と飼い方の話をしました。アメリカザリガニやミシシッピアカミミガメもいるけれど、これらは外来種(外国から連れてこられた生き物)で、日本の固有種(大昔から住んでいる生き物)の住む場所や食べ物を奪ってしまいかねない生き物だから、別の場所に連れて行って放してはいけない…というお話をしました。自作の網の使い方、魚の採り方もお話ししました。

また、決して川の水は飲んではいけないこと、活動を終えたら用意しておいた水道水で手を洗うこと、蚊よけのスプレーを使うこと、1箇所深い場所があるので気を付けること、細かいとげがあるツタ性の植物が生えているので注意するように…と、細かい注意事項をお話ししました。

これらの後は自由行動。活動が長時間になり過ぎないように、途中で休みをいれて、水分補給をすることにも注意して、活動をしました。



今日の活動で観察できた生き物は、ヨシノボリ(ハゼの仲間)、ハヤ、クチボソ、カワエビ、アメリカザリガニ、アカミミガメ、コイ、メダカ、ドジョウ、ハグロトンボ(そのヤゴも)、シオカラトンボなどでした。下見の時には、食用ガエルのオタマジャクシ、カルガモ、午前中にはカワセミの姿を見ることもできました。



活動の最後にまとめのお話をしました。

水の大切さのお話の後で、この川で今日ひろったゴミを見せました。恐らくこれらのゴミは車の中から川に投げ入れられたもの。投げ込んだ人の車はきれいになって、自分には見えなくなってしまうけれど、結局地球の上からはなくならず、地球の仲間の魚などの生物が暮らす場所を汚してしまっている。だから今日来てくれた皆には、そういう人になってほしくない…とお話ししました。


保護者の皆さんが多く参加して下さったので、現地の撤収作業もあり、現地解散としました。活動場所からホームで電車を待つ皆さんが良く見えました。雲の隙間から太陽の光がさすいい写真も撮れました。


今日の支援者・ゲスト・講師は、平嶋さん、船崎さん、そして月刊誌「スクールアメニティ」の記者:岡本さんでした。

そして参加者数は、児童21名(1年生:7名、2年生:8名、3年生:4名、4年生:1名、5年生:1名、6年生:0名)、未就学児5名(子どもの合計26名)、保護者21名、顧問、ゲスト、講師その他3名の合計50名でした。


参加して下さった皆さん、ご支援して下さった皆さん、ありがとうございました。


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おまけ その1

開催日の数日後、「スクールアメニティ」誌の岡本さんが、当日の様子を「スクールニュース」として全国の学校関係者に配信して下さいました。6月のヤゴ救出、7月のカブトムシ相撲の記事なども配信されています。

スクールニュース
 「編集部から つくし野ビオトーププロジェクト 9月」
 「カブトムシ相撲大会つくし野場所」
 「つくし野ビオトーププロジェクト2014 6月」


おまけ その2

先週、カブトムシの飼育ボックスの世話をしました。
もう卵は孵り、幼虫になっていました。羽化したタイミングが異なり、1齢、2齢、3齢と様々な個体がいました。フルイでフンを分けましたが、もうこんなにたくさんのフンをしています。これは植物の肥料としてとても優れています。さっそく、植木鉢にまきました。




つくし野ビオトーププロジェクトの趣旨と歴史にご理解いただける皆様の、更なるご支援をお願いいたします。

以上です。

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