文: 森田さん
写真: 大木
写真: 大木
8月5日につくし野小学校で開催された「夏休み実験教室」で、ビオトープ活動に関連する以下の2実験を、ビオトープでおなじみの森田、高野、大木が担当しました。
『ソーラークッカーで楽しくエコクッキング』
ソーラークッカーとは傘のような形をした光を集める装置のことで,この装置を使うと太陽の光で加熱調理ができます。夏の昼間であればフライパンを250度に加熱することもできます。当日はエネルギーに関する簡単な講義とクイズのあと,屋外に出てピザとソーセージを焼きました。
ソーラークッカーは電気もガスも使わずに調理できるすごい装置なのですが,当然のことながら太陽が出ていないと無用の長物(むようのちょうぶつ)と化(か)してしまいます。
当日はあいにくのくもり空で準備を始めた朝には雨もぱらぱらする始末。
校長先生の神通力(じんつうりき)もさすがに今日はダメか…とあきらめていたのですが、講義が終わっていざ外に出てみるとなんと太陽が出ているではありませんか!さっそく調理をはじめ,皆で競ってピザとソーセージにかぶりつきました。
「太陽の光で作った料理は太陽の味がする」という感性豊かなコメントも生まれ,頭とお腹でエコについて考えることができました。
『果物で電池を作ろう』
電気ってなんだろう?電池の仕組みはどうなっているのだろう?という講義とクイズのあと,グレープフルーツやキウィなどの果物を使って電池を作りました。講義は電子の授受(じゅじゅ)やイオン化傾向など,大人でもアレルギーを起こしかねない内容であったにもかかわらず、「どうやったらたくさんの電気をつくることができるのか」と熱心に話しを聞いてくれました。
後半はグループに分かれてどれくらいの電圧を生じさせることができるか競争しました。議論が白熱してなかにはけんかになるグループも。でも、どのグループも考えられる限りのくふうをこらし,市販の電池にも劣らない電圧を発生させたグループもありました。
「電気で金属は熱くなるから,電気をつくる時には逆に冷蔵庫で冷やせばいいんじゃない」と相談されたとき「(冷やしてもあまり変わらないけど)やってみようよ」と答えながら「つくし野小の子供たちもなかなかやるな」ととても感心しました。
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