次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツなどの収穫体験などを実施しました。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫た体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2009/03/14

活動報告 08年度 第11回 「春を探そう」

文: 田村校長先生
写真: 三浦さん

今年度最後の第11回活動は、5月に歩いた国道246号線の神奈川県側、つくし野アスレチックコースの外側をぐるりと回って、春を探しに行ってきました。

昨春に一度歩いたことがある、杉(すぎ)花粉が飛散(ひさん)している、インフルエンザが流行しているなどもあるのか、39名の参加でした。

つくし野駅に集合して出欠を確認、今回のテーマである「春を探そう」の説明をした後出発しました。


キツツキの仲間が開けた穴やメジロの巣を見ながら、森村学園の森を通って、八坂神社に着きました。

着いたとき、正面の大木(たいぼく)にキツツキの仲間を発見しました。

コゲラにしては大きい。あれが、青ゲラかと思いました。

あとで写真で確認したら、頭頂部が赤いので青ゲラに間違いありません。

初めて見たので、とても感動しました。

八坂神社で、長津田の由来(ゆらい)、古道(こどう)などを、今回初参加の6年男子児童にとても丁寧(ていねい)な説明をしてもらい、よくわかったと同時に博識(はくしき)ぶりに参加者一同舌を巻きました。





大石神社から王子神社を通って、今回は福泉寺の下の畑地帯を通りました。

レンギョウなどを見て、その後も馬酔木(アセビ)、キブシボケハナダイコンなど、たくさんの花を見ました。

畑地帯から尾根道(おねみち)に行く途中で、満開のミモザをバックに写真を撮ったり、ツクシつみをやりました。

尾根道を歩いて天王社(てんのうしゃ)のところまで来て、以前にも見たアリジゴクの巣を見つけました。

また、クヌギの木の上の方にカラスの巣があり、カラスが一羽出入りしていました。

営巣(えいそう)が始まったようです。

しばらく歩いて左に折れ、谷戸(やと)に入りました。

古い集落があり、素晴らしい谷戸の景観が残されています。

そこに開発予定の看板が立っており、10年後には見られなくなるかもしれません。

そこを見た後、竹林(ちくりん)を通って小池さん達が登りやすいように整備してくださった斜面を登り、手入れの行き届いた雑木林(ぞうきばやし)でおやつをいただき一休みです。

大きな山桜があり、4月になったらきれいだろうななどと思いました。

5月に歩いた畑は春耕(しゅんこう:季語)を待っている様子で、ラッキョウが脇(わき)に植えてありました。

畑の隅(すみ)にはボテと呼ばれる畑から出た小石が集められたところがあり、縄文土器(じょうもんどき)のかけらをいくつか発見しました。

数千年前から人々が住んでいたんだなあと思いました。





再び雑木林を通って、遠くにコブシの今にも咲(さ)きそうな木を見ながら出口のセブンイレブンに向かいました。

そこでも、病院建設のため林が削(けず)られていました。

わずか1年くらいの間にも、どんどん里山の景観が変わっていくことを実感しました。

ゴールのセントラルパークに着いて、感想の発表です。

カラスやメジロの巣、蜂(はち)の巣、アリジゴク、桃の花などがおもしろかったという言葉が多く聞かれました。

これで1年間の活動が終了です。

皆さん、ご支援、ご協力をありがとうございました。

来年度も新しいメンバーを迎え楽しくやりたいと思います。

よろしくお願いします。



08年度 第11回ビオトープ活動 アルバム

2 件のコメント:

3年ST母 さんのコメント...

ビオトーププロジェクトに何回か参加させていただいております。このごろは、バスツアーで遠くに出かけていったり、都心のすばらしい科学館に連れて行ったりしていただいて、貴重な体験をさせていただいています。毎回親子共にとても楽しませていただいております。しかし、子供の反応は不思議なもので、この度の里山めぐりが特におもしろかったようです。近所だということで、身近であったこと、ゆっくり余裕を持って散策できたことが理由でしょうか?帰宅してから、妹と二人で、「きょうは、本当に楽しかったねー!」を連発していました。校長先生やお友達、その他多くの皆様方と歩いた思い出は、ずっと子供たちの思い出に残ると思います。ありがとうございました。

小池常雄 (こいけ つねお) さんのコメント...

「3年ST母 さん」様 小池です。
書き込んで下さったコメントを拝読しました。
企画した者にとっては、本当にうれしい内容で喜んでいます。
【第11回 「春を探そう」】のプログラムは、昨年初夏に歩いたコースの再訪でした。
より花などが咲いていて、春を感ていただけるように細かいルートの変更をしたため、事前に、田村校長、高見氏、小池の3名で丁寧に下見をしました。
滑りやすい場所を見つけましたので、当日、スコップとロープを持参。
ご存知のように急遽、山道に階段を作り、ロープを張るなどしました。
植物に詳しい高見顧問がご都合で参加を得られなかったので、植物の解説が少なかったのが惜しまれますが、春の息吹、身近に残る自然をたくさん感じていただけたと思っています。
つくし野は都会的な部分もありながら、徒歩圏に歴史を感じる場所や里山が保たれている部分もあります。
そんな風景にも開発の波が押し寄せていることも感じていただければ・・・と思っています。
危険な場所はあまりありませんので、是非天気の良い日にご家族でお弁当でも持って歩いてみてください。
この季節は、一日一日違った変化が感じられると思います。
地図を当日配布しましたが、無い方は小池に行ってくだされば、差し上げます。

今年度もよりパワーアップした企画を準備中です。
遠くへの遠征も複数回企画、つくし野近くの自然観察も新しい場所を検討中です。
あっと驚く?新企画もご提案します・・・内容は明日のお楽しみに。
明日、4月18日13時から、つくし野小1階視聴覚室でお待ちしています。
今回は、大木さんのご支援でAV系でのプレゼンテーションもありますので、お楽しみに・・・。