次の活動実施予告・実施済の報告


〇 第13回特別活動は、「春キャベツ・ハクサイ菜の花を収穫しよう!」を3月31日日午後の実施します。
〇第12回定例活動は「畑のお世話~種ジャガイモの植付など」は3月9日土を翌10日日午後に延期して実施済です。今年度の定例活動はすべて完了しています。

2014/01/18

巣箱の確認と掃除

文:小池さん
写真:参加保護者、小池さん

恒例の活動の報告です。
巣箱作りの活動の日の午前、校庭に付けている鳥の巣箱の営巣状況を確認し、掃除をし、付け直すのです。

2014年1月18日土曜日、午後からの活動の前に、
集まったのは、児童4名、保護者3名、菅原先生と平嶋さん、私の合計10名。
菅原先生が、脚立を用意して下さっていました。

今年は、昨年と土曜に確認した巣箱それぞれに、確認の時に番号のシールを張り付けて写真を写し、営巣したか、しなかったか、巣の状況はどうだったかの記録を残すことにしました。

校門右奥の非常階段につけた巣箱を①とし、順番に校庭を時計回りに確認して回りましたました。

の中にはほんの少し、ミズゴケが運び込んでありましたが、すぐに止めてしまったようです。結果は×。

は、付けた位置が低すぎたのか、ツタが巻きついたせいか、ここも×。


は、、、とてもきれいな巣が出来ていました。中央部の産座には、犬の毛らしい、白いふわふわの毛が集められていました。でもよく見ると、孵化していない卵が3つも残っています。どうやら、孵化に失敗して子育て出来なかったようです。でも営巣結果は

は、正門のすぐ横。この活動の広報用としてオブジェのように付けたもの。よもやこんな場所では営巣するはずがないとおもいつつ、5年ほど前に付けたものです。

ここは毎朝夕一番賑やかになる場所。元気に登下校する子供たちの頭のすぐ上の、歩道から2mほどの位置ですが、シジュウカラはここは子育てに安全と考えるらしく、毎年営巣します。営巣結果は

今年も、まさにその通りに営巣していました。また、ひし形巣箱の特徴を表し、運び込まれている巣材は最小限。極めて効率的な巣作りがされています。

は校舎の北側。ちょっとさびしい場所ですが、営巣結果は×。

は、学童のすぐ横。低かったせいか、営巣結果は×。

は飼育小屋の奥。ちょっと日当たりが良かったかな?営巣結果は×。

は、人気のひし形なので期待しました。
たまごが一つ残っていましたが、営巣に成功したのかもしれません。結果は

はプールの東側。人気のひし形でしたがここは×。

最後の⑩は体育館の南側の太いプラタナスの木に付けたもの。巣箱の下の方が少し開いていたので心配したのですが、、、。

中身は開けてびっくり。昨年ここには、シジュウカラが営巣した上にスズメが巣を作っていたのですが、今年は単独でスズメが立派な巣を作っていました。箱の中にイネ科の植物で作る巣ですが、きれいに円形に入口が出来ていました。

本当は巣穴の28ミリという直径は、シジュウカラは入れてスズメが入れない微妙な大きさのはず。最近のスズメはダイエットしてスリムになったのか、それとも、お話ししたように営巣する場所が少なくなっているので無理やり体を押し込んでいるのかわかりませんが、この場所はスズメには人気があります。他の巣箱より、やや高めの場所に付けているので、それがスズメには気に入っているのかもしれません。結果は

確認の結果は、10個の巣箱の内4個の巣箱に営巣(シジュウカラ3個、スズメ1個)していました。

実物を見せてお話ししましたが、スズメの巣は、枯草でいっぱいで円形の巣を作ります。シジュウカラのつくる巣の色々な素材を場所によって使い分け、丁寧に編み込みような緻密な作りとはずいぶん違うので、すぐにわかるのです。数としては、例年より、かなり少なめの結果でした。

野生の生物が生きていく、子育てをするのは容易なことではありません。毎年たくさんの卵が産まれ、巣立っていきますが、次の年まで生き延びて、おとなになれるのは、わずかだと言われています。

小学校は子供たちが元気に学び、育っていける環境であるように、シジュウカラやスズメたちにとっても子育て出来る環境:ビオトープ(生き物が生きていける場所)であってほしいと毎年思います。


参加して下さった皆さん、ありがとうございました。

以上です

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