次の活動実施予告・実施済の報告


〇第8回定例活動は日程変更し、11月17日日実施済です。
〇第5回特別活動は、10月27日日実施済みです。次回は未定です。

2015/12/06

おイモ料理や活動の感想など

文:鉄鋼マンさん、SDYさん、小池さん
写真:お便りをいただいた皆様、小池さん


小池です。11月21日(土)に本年度8回目の定例活動を実施しましたが、それへのおたよりなどをご紹介します。



《その1:スクールニュースで紹介されました》

教育施設系月刊誌「スクール・アメニティ」の記者、岡本さんが11月21日も取材に来てくださいました。「スクール・ニュース」の記事は、下記です。
 ↓
『スクールニュース vol.156 編集部から 体験型環境教育の現場
 つくし野ビオトーププロジェクトシーズンX 11月』


この日は、岡本さんにもたくさんのおイモをお土産として差し上げました。自宅に帰った後、とてもお母さまが驚かれたとのことでした。

無論、お世話になっている、ENさんやご近所にも、活動の終了後、活動を報告に伺い、おイモをお届けしました。




《その2:サツマイモチップス》

普通のポテトチップスはジャガイモで作ります。しかし、今回はサツマイモの痛んだものがたくさん残ったので、スイートポテトチップスを作りました。なるべくおイモを薄く切り、やや低温の油でじっくりと水分を飛ばすとこんな感じ。半透明になったものもあります。塩を振らなくて、そのまま食べてもほのかに甘く、とてもいい味でした。


こちらはムラサキイモで作ったもの。薄切りを白いまな板に並べるととてもきれいでした。


よく見ると断面は中心部から周辺に向けて放射状に紫の色が濃いところと薄いところがあります。ほとんど色が無く真っ白なところもあります。

これもまた、丁寧にゆっくりと低温で水分を飛ばすと、おいしいスイートポテトチップスが出来ました。やや長く揚げすぎるときれいな紫色が茶色くなってしまうことがわかりました。ほどほどに上げるのが良いようです。






《その3:Iさんからイモ料理の写真をいただきました》

フライパンで作った大学イモだそうです。とてもおいしそうに出来ました。是非、活動に参加してください。お待ちしています。





《その4:おイモとチーズケーキ》

活動の終わったその日の夜、私の妻と娘で傷イモを無駄にしないように夜遅くまで格闘していました。半年間、手間をかけて育てると、小さなものや傷がついたものでも、愛おしく、とても処分は出来ないのです。

洗ったり、いたんだところを切り取ったりしていたのです。その傷イモを食べるために、家族も協力してくれました。

これは、サツマイモとチーズのケーキ。良い色に焼けました。味もなかなかのものでした。



蒸したサツマイモを裏ごしし、市販のスープに混ぜるとポタージュスープが出来ました。この写真は無いですが、なかなかの出来でした。

活動当日、希望者に差し上げたソラマメも水でもどして、茹でて皮をむき、ミキサーで市販のスープと混ぜれば、比較的手間なく、ソラマメポタージュスープが出来ます。是非、試してみてください。




《その5:MHさんのスイートポテト》

この写真は、MHさんの作品。私も、少々ご相伴にあずかりました。とても朝のコーヒーに合いました。





《その6:Kさんのスイートポテト》

この写真は、Kさんの作品。またご家族で、参加してください!





その7:SDYさんからのお便り》

わたしは、五月のサツマイモを植える活動にも参加させていただきました。その時は、「お芋類だし、ジャガイモみたいに種芋を植えるのかな~っ?」と思っていたので、「サツマイモは苗を船型に植えると、苗から根っこが伸びてそこにできる」と知り、大変に驚きました。

(小池さんには、知らなかったことを驚かれましたが^^)

そして今回、サツマイモがアサガオ科で、サツマイモのイモにアサガオを接いで花を咲かせることができることを教わりビックリ。

さらに、ジャガイモはナス科でサツマイモとは、親戚でもなく、違う仲間で、トマトの仲間であることにもビックリしました。

確かに、ユウガオ(夕顔)の根っこに接木したスイカ(西瓜)も同じウリ科の親戚同士でしたし、、、。同じ仲間のものなら接ぎ木できるという事実を目の前で見られて、とっても貴重な体験をしてるんだよなぁ~っと改めて思い、静かに感動していました。


さて、大量にいただいたサツマイモ。
(小池注:SDYさんには、引き取り手が居なかった傷イモや細イモを引き取っていただきました。)

我が家では、"豚汁"と、"ポテトサラダ"に使うことが多いです。

うちの子は豚汁には里芋よりサツマイモの方が好きなようです。野菜をたっくさんいれて、この冬、食べ尽くそうと思いま~す。ありがとうございました♪






その8:鉄鋼マンさんからのお便り》


先日のイモ掘りも大変楽しく過ごさせていただきました。
まず、最初の驚きは、『芋が縦になっている』ということでした。


考えてみれば、大根も人参も牛蒡も下へ下へと伸びていくわけですから、当たり前と言えば当たり前なのでしょうが、なぜだか、サツマイモは横に伸びているものだとばかり思っておりました。

細いのから太いの、果ては太くなりすぎてひび割れをおこしているものまで、色んな芋がありました。子供たちは、折らないように上手に掘っていましたね。

ネズミに食われたり、腐敗してグジャグジャになった芋もありましたが、全てがスーパーに並んでいるような整ったものばかりではないということを肌で感じる事ができて、とても良かったのではないかと思います。


遅れて参加した次男と娘は、残念ながらイモ掘りには間に合いませんでしたが、青梗菜(チンゲンサイ)を抜いたり、ソラマメやサヤエンドウの種をまいたり、楽しんでいたようです。


中村さんの耕運機で耕されてふかふかになった畑と言うのも、子供には魅力的に映るようで、うちの娘も含め、小さな子たちがずんずん入りこんでいくのをちょっと心配しながら見ていました。まあ、汚れるだけで怪我する恐れはないので良いんですけど…。


イモ掘りが終わってから、女の子たちが、イモのつるで縄跳びをしていましたが、イモ掘りやら種まきやら、いろいろやった後に、延々と遊んでいる底知れぬパワーに感心してしまいました。おじさんには、とてもあんな元気はありません。


家に帰ってから、レンジでチンしてイモを食べてみました。恥ずかしながら紫芋そのものを食べたのは初めての経験でしたが、そのまま食べてもおいしいですが、あまり甘すぎないので、加工に向いているかな、と思いました。ちょっと寝かしてから、いろいろ試してみられれば…、と思います。


それから、頂いて帰ってきたソラマメの種も、子供たちの強い要望により、植えてみる事にしました。色々調べてみると、結構大きくなるようです。三人それぞれに自分のソラマメを持たせようとすると、プランター3つになってしまいそうです。

落花生の種もいただいてきておますので、春先にはこちらも植えたいのですが、一体どうなることやら…。
今のところ、当家にはカブトムシの幼虫16匹、ノコギリクワガタの成虫が1匹、幼虫が4匹おります。

そこに、ソラマメ・落花生が加わったらどうなることやら…と思いますが、子供たちにも自分の分はちゃんと面倒を見させて、良い経験をさせてあげられればと思います。


ちなみに、私の職場には、同じような世代のおとっつあん達が大勢います。今、子供達と一緒にやっていることを話したら、『良い経験させてもらっていますね…。』と言われました。

自分では、子供たちに、自分が子供の頃経験して楽しかったことを同じように経験「させてあげている!」積りでいましたが、実は、自分が一番楽しませてもらっているのかな、と改めて思いました。


このように、自然や命の大切さを肌で感じる事ができる貴重な場を提供してくださっている、ビオトーププロジェクトの皆さん、及び畑を貸してくださっている地主さんに改めて感謝したいと思います。
引き続きよろしくお願いします。




鉄鋼マンさん、いつもながら、うれしいお便りをありがとうございました。

親やおとなたちが、子供たちにプレゼントできるものは、お金で買ってあげられるものもありますが、そうではない物もたくさんあると思うのです。この活動はお金で買えない物(内容・活動)ばかりです。そんなことに気が付いていただけているようで、とてもうれしく思います。

鉄鋼マンさんは豊かな自然体験の子供時代を過ごされているので全く違うのですが、一部の保護者の皆さんご自身が自然体験・野外活動体験不足ではないかと、とても感じることがあります。子どもの頃、そういうチャンスが無かったのかもしれません。

野外活動の「安心・安全」はお金で買えるものではないのです。経験をもとにしか得られない感覚で、自分で察知できるようになるのです。「安心・安全」が確保されないと、参加できない…という保護者の方がおられますが、全く逆のことのように、私には思えます。

ご自身や奥様が活動に楽しいと思わなければ、想いは子供たちに伝わらないと思います。サツマイモもチンゲンサイも、種から苦労して育てることを思うと、スーパーマーケットで本当にただのような値段で売っています。でも自分で作った野菜は、特別な価値がありますよね…。

物の価値に対する考えは、人それぞれに異なります。これは、その人の経験に基づくように思うのです、是非、お子さんたちと、この活動で得られるプライスレスだけれど、豊かな体験・経験を、楽しんでいただけたら…と思います。こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。次回もお待ちしています。(小池常雄)




その9:即席ムラサキいもジャム?

焼き芋におかずにと大活躍のおイモたちですが、なかなか減りません。朝食のパンにつけるジャムにならないかと思って探したら、ありました、いもジャム!

わりと簡単そうなのでさっそくトライ。

洗ったムラサキいもをラップして、レンジでチンして(様子を見ながら7分ほど)、皮をむいてスリコギでつぶして(レシピにはフードプロセッサーとある)、牛乳と砂糖を入れてほどよい柔らかさまで煮詰めるだけ。この間たぶん30分くらい。

出来上がりはジャムというよりきれいな色の「いもペースト」ですが、そのまま食べても美味しいです。毎朝、食卓で活躍中です。(平嶋記)





その10:おまけのおしまい

この写真は、なかなか減らない傷イモの消費に苦しむ我が家の奥様の作品。

パウンドケーキの型で作られた二種類のお芋のベークドケーキ、、、ともいうべきもの。
生クリーム入りでなかなか上品なお味。
ツートーンカラーで、断面もオシャレ!
ここで息子が、美味しくいただきながら一言。

「まあ、洋風芋ようかんだね~!」


、、、、なかなか我が家のイモ談義は終わりません。みなさんの家に散って行ったイモたちは、どうやって食べられたのか?と想像しながら、この記事をおしまいにします。

小池


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