文:小池
編集:平嶋
つくし野ビオトーププロジェクトは、身近な生き物や環境を学ぶことに主眼を置いた活動です。
しかし、どうしても定例活動の内容が、身近で狭いものになりがちな傾向にある事を考え、なるべく幅広い対象の経験を得る事も模索しています。博物館に時々遠征していることもその一つです。
さらに、大学などで研究者としてご活躍中の先生を特別講師としてお招きし、こどもたちにもわかりやすい生き物や科学のお話しをしていただいています。
今まで来ていただいた特別講師の中で東京大学大学院教授金子豊二先生、宮城教育大学教授水谷好成先生のお二人のご活躍の情報が入ってきましたので、以下にご紹介します。
《金子豊二先生 日本農学会賞受賞!》
2016年3月の定例活動で、特別講師として来てくださった、東京大学大学院金子豊二先生が日本農学賞を受賞されました。
すでに受賞は決まっておられましたので活動の中でもご紹介し、お花もプレゼントさせていただいていたのですが、今回、日本農学会のHPに、4月7日に行われた授賞式の写真が掲載されていました。
金子豊二先生の記念講演の様子です。
改めて、「金子先生!受賞おめでとうございました。」
私たちの活動に3度目の特別講師として来ていただき、先生が大好きなお魚のお話をして下さる日が来ることを楽しみにしています。
日本農学会のHP
http://www.ajass.jp/ceremony.html#h28
東京大学のHP
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/news/2016/20160418-2.html
《水谷好成先生 宮城教育大学付属特別支援学校 校長に就任》
2010年3月13日、もう5年前になった定例活動で、特別講師として来てくださった、宮城教育大学教授水谷好成先生が、この春、宮城教育大学付属特別支援学校の校長先生に就任したとのご連絡を頂きました。
当時の活動内容は、2009年度 第11回活動 「LEDを使って里山を取り込んだインテリアを作ろう」…というもので、当日は親子100名程の参加者を集め、理科室と視聴覚室の2つの部屋を使わせていただいて、なかなかできない科学工作を指導していただきました。
→活動報告 09年度 第11回 「LEDを使って里山を取り込んだインテリアを作ろう」
またその後、この日の活動は、宮城教育大学の紀要(大学の研究成果をまとめた資料集のようなもの)にも記載されたこともすでにこのブログでもご紹介しました。
その、水谷先生が、校長先生になられたとのこと。大学教授のお仕事はそのままで、兼任(両方の仕事をする事)なのだそうです。
学校のHPは、
http://tokushi.miyakyo-u.ac.jp/
この中の横バナーの左から2つ目「校長室」をクリックすると、先生の写真とコメントが出てきます。
http://tokushi.miyakyo-u.ac.jp/kouchou.html
写真はこんな感じ。
水谷先生のお話しはとてもおもしろかったのですが、何せお住まいは仙台。再度、つくし野まで来ていただくことは容易ではありません。
「特別支援学校」とは、身体などに障害を持った子供たちが、特別な支援を受けながら学ぶ学校の事です。知的・肢体・聴覚・視覚・病弱の5つの部門があります。
私小池も、仕事で東京都の特別支援学校5校の改築の設計を担当しており、日本で一番特別支援学校の設計を担当していると自負しています。近年、全国的にこの特別支援学校に通う子供が急激に増えており、とても重要な役割を担っていることは、十分に理解しています。
東北地区の雄ともいえるこの学校の校長先生に水谷先生がなられたのは、これまで身動きさえままならない肢体不自由児とIT技術を利用したコミュニケーション技術を研究の1テーマとしてこられたからかもしれないと拝察しています。
特別支援学校の校長として、ますますのご活躍を期待しています。
それでもまたいつの日か、私たちの活動にも来ていただける日が実現することを楽しみにしています。
以上です。
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