文・写真: 長岡顧問
長岡家のヤゴが2匹羽化しましたので報告します。6月5日に持ち帰ったヤゴは、1L及び2Lのペットボトルの中で育てました。昨年までのアカトンボ類の飼育と同じく割りばしを1本立てていましたが、ヤンマのヤゴが大きく体重も重いことから、途中で割りばしを2本ゴムバンドでつなぎ、さらに登りやすいように全体にゴムバンドを巻きました。設置場所は室内水槽の前です。エサは、釣り具のお店で購入した生きた赤虫を餌でした。
6月20日20時にヤゴが水面に顔を出していました。
ヤンマの目とその周囲はすでにトンボのような感じで色は緑色になっています。
この時に写真を撮るために動かしたのか、また水中に戻ってしまいました。6月21日の朝も水中でした。6月22日の深夜2時30分に羽化が始まっているのに気付きました。ヤゴが割りばしの先端に上り、フィギアスケートのイナバウアーのような体形で、ヤゴの殻からぶら下がっていました。
一生懸命に殻から抜けようとして体をゆすっていますが、足場がないのでこのまま下に落あちるのではと心配し下にガーゼを置いておきましたが、30分後には頭を上にしてヤゴの抜け殻に足をかけていました。
残念ながら、この間を見逃してしまいました。翌朝朝6時20分には近くにカーテンにとまっていました。
鮮やかな緑色をしたギンヤンマでした。この後、庭に放してやり、つくし野の空に飛び立っていきました。
二匹目のヤゴは6月24日に羽化しました。気付いた時には天井にぶら下がっていました。
私は不在だったので、家内が写真を撮りました。8cm以上の大きなギンヤンマです。
自宅の庭のアシタバの葉にとまらせた写真です。
この後、元気に飛び立っていきました。
まだ羽化していないヤゴを飼育されている皆さんへの連絡です:
ビオトープで配布した飼育方法の図は、昨年のアカトンボの飼育で成功した方法のものですが、割りばしに改良を加えた方が良いようです。ヤンマは体が大きいので、ペットボトルから割りばしが十分に出ていない場合には、羽化の際にペットボトルが邪魔になる可能性があると考え、割りばし2本をゴムバンドでつなぎました。また、割りばしによっては表面がすべりやすいので、登りやすいように全体にゴムバンドを巻きました。それが良かったのか、我が家のヤンマは先端で羽化に成功しました。
その他、職員室の前の水槽では、小澤校校長先生が生きた赤虫をエサにギンヤンマを飼育していらっしゃいます。
アカトンボ類のヤゴも一緒に入れてあったのですが、ギンヤンマのヤゴに食べられてしまったようです。水槽に校長先生と一緒にヤゴが羽化する時に登る足場の網を入れました。毎日観察していると羽化したギンヤンマが見られるはずです。また、トンボ池の水草の茂っているあたり
に約1000匹のギンヤンマのヤゴを放しましたが水草の少ない方で泳いでいるヤゴを見つけました。
今年は、トンボ池からかなりの数のギンヤンマが飛び立っていくことでしょう。
最後にお願いですが、ギンヤンマの羽化をもっと詳細に観察できたら、是非とも写真とともに報告して下さい。
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