文・写真:小池さん
小池です。10月13日土曜日 2012年度第6回活動を実施しましたので報告をします。タイトルは「大学の先生に、最新の生命(いのち)のお話を聞こう!」でした。
今回は、昨年秋にもつくし野小に来てくださった、東京大学教授金子豊二先生、東洋大学教授金子・大谷律子先生のご夫妻が再度来校してくださいました。
はじめに、私から9月の活動を簡単に振り返りました。
「エネルギー」とは、「あるものを、今とは違う状態・活動にする能力・ちから」。
身の回りにはいろいろなエネルギーがある。「熱」「運動」「電気」「ひかり」など。
人はエネルギーを用いて文明を発達させ、生活を便利に豊かにし、欠かせなくなった。
今、わたしたちはたくさんのエネルギーを使って暮らしている。
でも、人間が利用できるエネルギーには限りがある
エネルギーの不適切な利用が、環境破壊を引起こしている。むだにしてはいけない。
いずれなくなってしまう、化石エネルギーではなく、これから大切になるのは、いつまでもなくならない太陽エネルギー(再生可能エネルギー)。
太陽の光を電気に変えるソーラーパネルをつかった工作キットを使って、先月は参加者のみなさんに太陽のエネルギーを感じてもらいました。先月は手回し式発電機で動かしてみたミニ4駆のシャーシ(モーターとタイヤがついた部分)にボディをつけ、屋根に載せたソーラーパネルでも走らせられように改造したことを紹介しました。
次に、今日の特別講師、東京大学農学部教授金子豊二先生をご紹介しました。
昨年は、奥様の律子先生の助手としてつくし野小に来てくださったのですが、とてもお話しが面白かったので、特別にお願いして今年も来ていただいたのです。
今日のお話しのタイトルは「魚のはなしと太陽光発電のはなし」です。
先生はご自宅に、太陽光発電装置を付けたのだそうです。
震災の後、ご自宅で使うエネルギーの事をいろいろ考え電力会社に頼るのを減らしたいと考え、ご家族そろって説明会に行き、ご自宅への導入を決めたそうです。
我が家に太陽光発電がやってきた・・・というお話しから始まり、
電気の発電方法にはいろいろな種類があること、ご自宅に取り付けた太陽光発電システムのお話をしてくださいました。
太陽光発電の良いところとして・・・
- 晴れていればたくさん発電する
- ごみがでない
- くもりだと発電が少ない
- 夜は発電しない
- 最初にお金がかかる
- もとをとるのに10年くらい
金子先生が言われるには、太陽電池を付けてから、お天気がとても気になるようになったのだそうです。晴れていればたくさん電気ができるし、お天気が悪ければ、何かそんをしたような気持になるのだそうです。
だって、ご自宅で電気を使わなければ、その分を電力会社に買ってもらえるのだから・・・。
また、とても電気の節約に気を付けるようになったのだそうです。
太陽電池を付ける時に、「どれだけ電気がつくられ、どれだけ電気を使っているか」がパソコンでわかる機械も付けたので、家の中のエアコンやテレビをいろいろつけたり消したりして、電気の使われ方を調べたのだそうです。
やはり、こういうところは科学者だな・・・と私は感心しました。
次は専門のお魚のお話しです。
さかなはアゴがある種類とそうでない種類に分けられるなんて分類方法…知りませんでした。
- サメとエイのお話し
- ウナギとヤツメウナギのお話し
- ウナギが卵を産む場所のお話し
- お魚の縦じまと横じまのお話し
- お魚の耳の穴のお話し
- お魚の鼻の穴がいくつあるのか
東京大学の先生の研究室の写真も見せていただきました。
とても古い建物の中にあるのですね・・・。
先生の研究室でのお姿を、見に行ってみたくなりました。
お話しをお聞きした後、みんなで記念写真を撮りました。
律子先生の大学のお話しもお聞きし、小学生にとっては、はるかに遠い先のことのように思える、大学や研究のお話しも、身近に感じることが出来たかな??
最後に、実体顕微鏡で私が用意した「シュレーヘンゾウムシ」またの名「宝石ゾウムシ」の標本をみんなで見ました。
顕微鏡の力、科学の面白さに触れる方法として、私は時々紹介している方法です。
だれですか?デコ携帯みたいなんて言った人は??
面白いお話を分かりやすくしてくださった、金子豊二先生、ありがとうございました。
風邪気味なのに、遠い研究室からつくし野小に駆けつけてくださった律子先生、ありがとうございました。
今回のゲストは、田村先生、金子校長先生、菅原先生、高見元久さんでした。
児童13名、未就学児1名、保護者12名、講師2名、顧問・教員等5名の合計33名の参加者でした。
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