次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツと「?」の収穫体験などです。希望者にカブトムシの幼虫配布もします。
〇 第1回特別活動は、実施日・内容ともに未定です。

2015/09/05

活動報告 2015年度 特別活動第3回「カボチャやトウガンなどの収穫」


文:小池さん
写真:樋村さん、小池さん


9月5日土曜日午後、月に一度の定例活動以外の特別活動本年度第3回を実施しましたのでご報告します。本年度延8回目の活動になります。

午前中に旧畑の草刈りをし、午後からの活動に備えました。このところ秋の長雨で、なかなか畑に来ることが出来ず、世話をできずにいたのです。

この日の活動は、ブログで急に開催をお知らせしただけでしたので参加者が少ないかとはらはらしましたが、2家族が集まって下さいました。

はじめに、新畑でカボチャ、トウガンを収穫しました。カボチャは大量に…、トウガンも大きなものを8つほど収穫できました。

植えてはいないユウガオもごろごろ転がっています。すでに書きましたが、これはスイカの苗の台木に用いられていたもの。スイカの苗は2つしか買いませんでしたし、スイカもたくさん収穫できましたので、わずか一苗からこれだけたくさんのユウガオが収穫できたことは、驚きです。

この日の前にお試し収穫しましたが、まだ小さな実も育っています。





驚いたことがいくつかあります。ネズミは旧畑でも出没しているのですが、こちらでも出没。カボチャが被害にあっています。

驚いたのはその食べ方。大きなカボチャに一か所穴を開けた跡、私たちが食べる実には目もくれず、中の種ばかり食べてしまうのです。そこで、畑に残されるのは、ぽっかりと大穴があいたカボチャ…ということになります。

人間もカボチャの種は食べるのですが、かたい殻の中に種が入っているので、なかなか一般的な食品では少ないのですが、ネズミたちは栄養のある部分を食べているという事です。



もう一つ驚いたのは、大きなトウモロコシです。

植えたものではないのですが、大きく畑に育っています。根っこはこんな感じ。根元は直径10センチ近くあり、根っこも巨大です。実もなっていますが、売っているものと比べるとはるかに小さいものです。

中村一幸さんの解説によれば、「これは飼料用のトウモロコシではないか?畑にまいた牛ふんの中に、消化しきれなかった飼料用の種が残り、それが発芽したのではないか?」…というものです。飼料用に使う場合は、もっと早く収穫し、粉砕してウシに与えてしまうのですが…。

試しに実をむいてみるとベビーコーンのような実でした。生でかじってみると、ほのかに甘みが感じられました。



次の収穫をする旧畑に移動しなくてはならず、収穫物を車で運んだのですが、大量にあったので畑から運び出すだけでも大変な作業。バケツリレーというのは見たことがありますが、カボチャ・ユウガオリレーというのは初めて見ました。



ユウガオは、本当に大きく、子どもでは持ち上げるだけでも大変な大きさ。冬瓜は新鮮で小さなとげがいっぱいついているので、触るとチクチクして大変でした。

子どもたちも、保護者も顧問も加わって全員で作業しました。大人も子供も、協力して作業しました。こういう時間は、とても楽しいものです。やはり、収穫は楽しく皆の笑顔が印象に残ります。

改めて並べてみると、これだけの量があります。長くこの活動で畑作をしてきましたが、一気にこれだけの収穫を得たのは初めてではないでしょうか?カボチャも複数の品種を植え、ユウガオもたくさん取れたためと思います。



新畑の後は旧畑に移動。

こちらでは、はじめにジャガイモ、次にヒョウタン、他にはミニトマト、キュウリ、「おいしい菜」という名前の葉物を収穫しました。ツララダイコンも、随分大きくなっていたので収穫しました。

トウガン(冬瓜)という作物の名前の由来、スイカ(西瓜、夏瓜とも…)、カボチャ(南瓜)の名前の由来は、中国に伝来した時の方角から名づけられた…というお話をしました。





収穫の後は、皆で収穫を分けました。

冬瓜など全員分は無いと考え、分けあえるように包丁とまな板を準備していったのですが、切り分けることは不要な十分な量がありました。

とくにトウガンとユウガオは家族にひとつずつ分けることが出来ましたので、持ち帰るだけでも大変な量・重さでした。収穫の重さをかみしめながらの帰宅となりました。

草取りなどでお世話になっている方や、畑を貸して下さっているENさんにお届けするものも用意し、活動の終了後お届けしました。



集合写真はこの通りです。



今回の参加者は、1年生2名、3年生1名の子どもの合計3名、保護者2名、代表者、顧問などの支援者合計6名の合計11名でした。児童の参加者は、つくし野小以外に、南つくし野小からもありました。

支援者は、樋村さんご夫妻、平嶋さん、船崎さん、井上さん、そして小池の6名でした。

活動の後、樋村さんご夫妻、平嶋さん、井上さん、小池の5名で、次週の活動場所の下見と、駐車場やトイレを貸して下さるお寺にご挨拶に伺いました。

初めてのことでしたが、ちょうど収穫の後でしたので、姿の良いカボチャを2つとユウガオを「仏様にお供え下さい。」…と言う言葉と共に、お届けすることもできました。





《おまけその1:今日の朝食(樋村さんからのお便り)》

ビオトープ畑の収穫の披露です。


左上のスイカは、皮の色が黒っぽい小玉のスイカ。もちろん畑で採れました。
左中、夕顔の水煮。皮が硬い。こんな格好の良い斧(↓)は受け付けませんでした。
左下、きゅうりの酢の物。もちろん。ウリ羽虫の餌が変身。



中の上、カップ入りは4日毎に作るヨーグルト。種ヨーグルトは八ヶ岳野辺山産であまり酸っぱくない。
中段の鉢の中は収穫のジャガイモだが、みんな小粒。こんなの食べられるの? 豚バラと合わせてみました。
フランスパンの付け合せは、シイタケ、ピーマン、ソーセージの塩味。おまけは、昨夜の残りの野菜キノコたっぷりの冷やし味噌汁。 


夕顔の収穫。真ん中のおばはんが美智(樋村さんの奥様のこと)です。



《おまけその2:ENさんから頂いた苗》


実は、9月5日土曜日の活動の後、畑を貸して下さっているENさんに収穫の報告とお礼のご挨拶に伺ったのです。そうしたら、たくさんの苗を頂いてしましました。

苗は3種類。「ブロッコリー」「キャベツ」「ハクサイ」の3種類です。28苗×3種類で84苗もあります。



町田農協のとても良い苗だとのこと。せっかく頂いた苗。無駄にするわけにはいきません。

3種類とも、収穫できるのは年を越えた来年の初春。気長に育てることになりますが、どの作物もこの活動では育てたことがない物ばかり…。新畑に植えてみたいと考えました。

活動の翌日9月6日日曜日は、午後からの降雨が予報されていましたので、午前中に作業することにし、樋村さんと小池の2名で作業しました。

サツマイモの苗が植えてある部分の南側に植えることにしました。ここは道路からも良く見える場所です。


苗を植えていて驚いたことがあります。

作業を始めて何分もしないのに、早速モンシロチョウが下見に来たのです。おそらくキャベツやブロッコリーはモンシロチョウの食草(幼虫がその種類しか食べない植物)なので、そのニオイ(揮発成分)に気づいたのでしょう。それにしてもやってきたのが早く、驚きました。


丁寧に、世話をして、来春の収穫体験に利用できたらいいな…と願っています。樋村さん、お疲れさまでした。


1 件のコメント:

SYD さんのコメント...

スイカより大きな冬瓜、新生児くらいの大きさの夕顔、子供の頭くらいのかぼちゃ二個をいただき、ヒィヒィ言いながら抱えて帰りました(^ ^)

娘は、今まで冬瓜が嫌いだったのですが、片栗のとろみが嫌だったことが判明、給食の冬瓜スープは食べられたとのことで・・・。

それで、冬瓜と鶏肉のスープを作ったら、まぁ〜食べる食べる(≧∇≦)
長雨で肌寒かったこともあり、冬瓜スープで体はあったまるし、最後は雑炊にしてペロリンいただきました。

大きな冬瓜でしたので、ご近所さんにお分けして、お返しに梨をいただいたり。わらしべ長者な気分も味わえました。
おごちそうさまでした💕