2008年5月17日土曜日

解説 08年度 第2回 「里山にいってみよう Ver.2」 Part 16

執筆者: 高見顧問

開けた農地 [足跡、野草、潜在植生、高圧線]

竹薮を抜けると開けた農地へと出ます。赤白の高圧線鉄塔がそびえ立っています。これもランドマークと言えるでしょう。耕した畑にはたくさんの足跡がついています。手前から向こうへ、そして向こうからこちらへ。畑を横切っている足跡もあります。さて何の足跡でしょうか。良く見ると足跡には爪の形も見えます。食べ物を捜していたのか移動したときの足跡なのか、足跡をたどってみると生き物たちの行動が判るかもしれません。足跡の主はタヌキ?


畑の中の農道を少し登って行くと草地が広がり、草地を隔ててビワ畑、その先には畑が広がっています。草地には異なる種類の野草が生育しており、それらを餌とする昆虫もいます。先日ここで羽化して間もないキアゲハを見ました。日当たりの良い斜面にはスミレユリの仲間を見つけることができます。また、アズマネザサがまとまって生えている場所もあり、耕作放棄した農地が元々あった植物の藪(潜在植生)に戻ってしまったと考えられます。


栗畑に立ち止まって振り返ると、今通って来た農道や雑木林のはるか向こうに東京都心の街並みを遠望できます。新宿の高層ビル街なども見えます。眼を南のほうに向けますと、谷を挟んでまとまった緑が広がっています。高圧線鉄塔や送電線が見えなければどこか田舎の風景と見間違えそうです。この緑の先には東名高速道路が通っていて、緑越しに長津田みなみ台や若葉台の建物を見ることができます。

この辺りは条件の異なる空間が集まっているために昆虫などの生き物の種類が多く、それらを餌とする野鳥の種類も多いのであちらこちら探してみましょう。
栗畑の栗の木には小鳥の巣になりそうな小さな洞(うろ)もあります。幹をカミキリムシに食われてしまった栗の木もあります。

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