次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツなどの収穫体験などを実施しました。
〇 第1回特別活動は、連休期間中に野菜の収穫た体験を実施予定です。確定後このブログで紹介します。

2011/06/11

アンケート結果報告 11年度 第3回「プールからヤゴを救出しよう」

文: 長岡顧問

6月11日に開催しました「プールからヤゴを救出しよう」に参加頂いた児童及び保護者の方々に会の終了後にアンケートをお願いいたしましたが、その結果がまとまりましたので、結果を報告いたします。

アンケートに回答頂いたのは、児童17名(参加者数22名)、保護者14名(参加者数17名)でした。今年の参加者数は例年の約1/3以下でした。今年は児童がヤゴの分類、プールに入ってヤゴを捕獲するのは保護者のみとして参加募集を行ったことが影響していると思われます。

図1に参加児童の学年・性別を、図2に参加回数を示します。今年の特徴は、参加者の約半数が1年生であることでした。それに伴い、初めての参加者が約7割でした。参加理由は、あてはまる理由をすべて選ぶ複数選択方式で聞きました。児童の参加理由を図3に、保護者の方の参加理由を図4に示しますが、児童は、ヤゴを自宅に持ち帰れること、ヤゴを助けたい、ヤゴに触れるがほぼ同数でした。保護者の理由は、約半数がお子さんの希望でしたが、それに次いで教育に役立つでした。





児童に楽しかった内容を複数選択方式で聞いた結果を図5に示します。児童が楽しかったと答えた内容の上位3つは、ヤゴに触ったこと(78%)、ヤゴ採りを見たこと(65%)、田村先生のルアーフィッシングの演技を見たこと(60%)でした。同様に複数選択方式で保護者の方から見て児童が楽しんでいると思われた内容の上位3つは、ヤゴの分類と数を数えたこと(93%)、ヤゴを持ち帰れること(71%)、ヤゴクイズ(43%)でした。また、保護者が良い内容と思った上位3つは、子供がヤゴの分類と数を数えることができたこと(71%)、ヤゴの飼育方法の説明(57%)、大人がヤゴ採りを行ったこと(50%)でした。








今年はヤゴ採りを行う前に、どの種類のヤゴが一番多いか3チームで予想してもらいました。チームでの予想は高学年がリードしていましたが予想ははずれました。過去のデータを見せて注目すべき箇所を何か所か強調して誘導したつもりだったのですが、少し難しかったのかもしれません。



今年は放射能の問題があったために、児童にはマスクと使い捨ての手袋をしてもらいました。その印象について聞いた結果を図7に示しました。手袋については楽しいと答えた児童が5名(回答者16名)おり、楽しくないは半数以下だったのですが、マスクについては楽しくないが12名(回答者16名)でした。



保護者に手袋とマスクの必要性を聞いた結果が図8です。9名(回答者数14名)の方が両方必要と回答されました。


また、複数選択法式で保護者の方に放射能報道下での参加理由について聞きました。14名の方に回答頂きましたが、特に気にしていない(5名)、子供がプールに入らないので問題ない(4名)、マスクと手袋が用意されているから問題ない(3名)、心配だが子供の希望優先(3名)でした。

以上が今年の「プールからヤゴを救出しよう」に参加頂いた児童及び保護者の方々からのフィードバックです。今年の活動は、週刊誌で放射能のプールへの影響が報道される前の開催でしたが、事前にスタッフで検討を行い、午前中に放射線衛生学を専門とされている森田先生に放射能についての特別講演をお願いし、また児童はプールに入らずにヤゴの分類と数を数えることとして参加募集し、実施に際しては児童にマスクと手袋をしてもらいました。当初は児童がどのように思うのか不安はありましたが、以上のアンケート結果をみると、十分に楽しんでくれたことが判りほっとしました。最後に来年も参加したいかとの質問に対する回答を図9に示します。



来年は児童がプールに入ってヤゴ採りができるようになることを願っています。

以上

0 件のコメント: