文: 田村校長先生
写真: 三浦さん
写真: 三浦さん
梅雨空の合間を縫って、第4回 つくしの小ビオトーププロジェクト活動が行われました。
今回も科学技術振興機構の助成を受けて、初めてバスをチャーターして、小田原の早川に遠征しました。
参加者は、児童 42名、保護者 24名、スタッフ 9名の総勢 75名です。
第1回目の活動時、参加児童から「釣りをしたい」「化石のことを調べたい」という要望があり、それを生かす形で企画しました。
つくし野にはない川も見てほしかったです。
・・・地球の歴史や生命の歴史・不思議さを見学を通して学んでほしい、
という願いがありました。
しかし、バスの定員は決まっており、参加児童とスタッフはバスで、保護者は電車での移動となりました。
行きのバスのなかでは、校長の魚釣りの話(浮き釣り、みゃく釣り、ルアー釣り、テンカラ釣り)や高見講師の岩石の話(日本各地の岩石、アンモナイトの化石の実物など)があり、盛り上がりました。
小田原入生田の「神奈川県立生命の星・地球博物館」に着いて、まずは早川河原に行って、高さ2メートルくらいの堰堤に設けられた魚道を見学しました。
校長が15年ほど前に来たときはなかった施設です。
安全確保のため、スタッフが5名ほどついて、5人ずつくらいに分けて見学しました。
電車で来た保護者と合流した後、集合写真を撮影してから河原におりました。
主目的は、河原の石の観察です。
次に、持参した手網を持って本流脇の細い流れで生き物観察です。
カジカガエル、川虫などがいました。
校長はその川虫(クロカワムシ)をえさに早速みゃく釣りです。
10cmくらいのハヤを2匹釣って見せました。
河原を移動中、小さな堰堤で小鮎が遡上中でした。
海から遡上したものと思われ、何十年ぶりかの目撃で感激しました。
スタッフが採集を試みましたが、残念ながら姿を見ることはできませんでした。
河原では、蚊針づりをやっている人もいました。
11:00をめどに博物館に移動しました。
2週間前にスタッフで実踏した経験に基づき、まずは全体をざーっと見学しました。
興味深い展示が多く、途中で立ち止まり全体を見学した子は多くなかったようです。
12:00からお借りした会議室でお弁当です。
なかには、親子で遠足のような光景も見られました。
13:00から、お願いしていた学芸員の方のお話がありました。
石ころ、石、岩などのでき方のお話の後、河原から1個ずつ持ってきた石について何という岩石か、一人一人教えていただきました。
児童は岩石に対する世界が広がったことでしょう。
13:30から再び博物館をじっくり見学です。
岩石のコーナー、化石のコーナー、昆虫の展示コーナーが1階です。
3階には身近な生き物コーナーがありました。
子供たちのメモや発表から「電気石」「壁一面のアンモナイト」「恐竜の化石」「モルフォチョウ」などに関心が高かったようです。(展示解説書は学校にあります)
14:30に再び会議室に戻り、気がついたこと、すごいなと思ったことなどを一人4枚、カードに書き、グループごとに模造紙に貼りました。
今回のグループは興味関心を考慮して学年ごとにしました。
5年生から順番に発表です。
前回のセントラルパークの時よりも発表が上手になったと思いました。
帰りのバスでは、ゆったりと過ごしながら1時間ちょっとで学校に着きました。
保護者グループは少し遅れて着きました。
雨に強いビオトーププロジェクトというジンクスができそうなくらい、今年最初の真夏日のなか、大きな事故やけがなく予定したほとんどの行程を実施でき、うれしかったです。
子供たちや保護者の心に、どれほど感動を残せたでしょうか。皆様、ご苦労様でした。
補足: 電車による往復路
文: 小池顧問
小池は、バスとは別行動の保護者の皆さんを電車でご案内しました。
ご一緒に行ったのは15名ほどでした。
久々の遠足のよう・・・とお話しくださったお母さんもいました。
子供たちは校長先生たちにお預けした大人の遠足だったのかも知れません。
バスの移動状況は、携帯で確認し、電車内でもすぐに皆で共有しました。
バスが渋滞に捕まりませんでしたので、行きも帰りも30分ほど電車組は余計に時間を要しましたが、バスの中のにぎやかな様子は三浦さんの写真で追体験できています。
暑かったですが、ご一緒に移動した保護者の皆様、お疲れ様でした。
08年度 第4回ビオトープ活動アルバム |
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