文:小池さん
写真:平嶋さん、小池さん
1月23日(土曜日)に本年度第5回目(定例活動10回を合わせると15回目)の特別活動を実施しましたので活動報告をします。(小池常雄)
《2015年度第5回特別活動報告》
この日の天気予報は、夕方から雪が降り始め、関東の平野部でもまた積雪が…というもの。実はこの予報は外れ、翌日曜、風は強くとても寒いものの快晴。
あわてて土曜日に活動をし、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリーを収穫したのですが…。アウトドアのそれも成長しつつある作物を相手にするには、天候の影響がとても大きく、判断がとても難しいものです。
参加してくれたのは、2家族。ブログだけで急な告知でしたから、致し方ないことですが…。こんなにたくさんの収穫があったのに…残念でした。
参加者には、収穫する野菜のみならず、春先に収穫する予定の野菜を紹介しました。ミズナ、コカブ、サヤエンドウ、ソラマメ、ホウレンソウなどです。
年末に作った堆肥置き場もお見せしました。
この日は、風が強く午後でしたので湯気は上がるのをお見せできませんでしたが、冷え込んだ朝は堆肥が発生する発酵熱で湯気が見える…と、お話ししました。
私はせっせと家庭で出る野菜くずを運び、自宅の精米機ででたヌカを、発酵を進める微生物のエサとして運び蒔いています。
今年は暖冬と言われ、栽培してきた野菜にもいくつかの異変が生じています。一度寒さに当たったあと、暖かくなると野菜は春が来たと思って、トウが立ってしまうのです。
トウが立つというのは、花芽が出てしまうこと。この状態になると急に背丈が大きくなり、花を咲かせるために野菜はエネルギー(栄養分)を使ってしまうので、野菜としてはおいしくなくなり、またスジっぽくなっておいしくなくなるのです。
これは、チンゲンサイの花芽。
ブロッコリーは、そもそも花芽を食べる作物ですが、めったに花を見ることはありません。緑色の花芽のなかに、小さな黄色い花が咲き、とてもかわいく見えました。これは十字花といって、花びらが4枚で十字型に咲くもので、ナノハナ科の植物に共通した特徴です。
ブロッコリーの葉、キャベツや白菜の一部におそらくヒヨドリの食痕が見つかりました。野鳥の食べ物が乏しくなるこの時期、野鳥たちにも野菜はとてもおいしいようです。
ブロッコリーは人間が食べる花芽の部分ではなく、葉っぱを食べてたことが興味深く思いました。
ハクサイ、ブロッコリー、キャベツを収穫しましたが、それぞれは十分に大きく成長しており、家族には十分な量がお土産に出来ました。
今回は、大きく育ったハクサイやキャベツの根っこが、どのくらい深くまで伸びているかを知りたくて、根元を包丁で切るのではなく、一部をスコップで掘ってみました。
ハクサイなど根元は直径4センチほどはある太い根ですが、ダイコンのように太いまま、地中深くまで伸びているわけではなく意外に根は深くは無いことがわかりました。キャベツも同じでした。
4月の活動の準備を始めるために、チンゲンサイとベンリナの一部は、収穫してしまいました。ベビーリーフを育てる苗床をつくりたいと思います。
集合写真を写した後、短時間の活動とし、解散としました。3歳の男の子が載ってきたベビーカーに乗せられたハクサイが笑えました。
収穫した野菜は、こんな感じ。大きさはまちまちですが、味はなかなかのものでした。
作業完了のあと、記念写真を撮りました。7人しか映っていないのは、平嶋さんが写して下さったからです。
今回の活動の参加者数は、 未就学児:1名、1年生:1名、2年生:1名、3年生:0名、4年生:0名、5年生:0名、6年生:0名、中学生0名。高校生0名、保護者:2名で、参加者は2家族でした。運営側として、平嶋、小池の2名、でした。子どもの合計:3名、大人の合計:4名の総合計7名でした。
参加校は、つくし野小以外は、つくし野幼稚園でした。
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