次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツと「?」の収穫体験などです。希望者にカブトムシの幼虫配布もします。
〇 第1回特別活動は、実施日・内容ともに未定です。

2016/08/06

活動報告 2016年度 第5回 「第11回カブトムシ相撲大会 つくし野場所」

文:小池
写真:平嶋、井上、岡本さん、小池
編集:平嶋


7月30日(土曜日)午後、本年度定例第5回目の活動(本年度通算第9回目)を実施しましたので活動報告をします。(小池常雄)


《2016年度第5回定例活動報告》

この日は、今年はなかなか明けなかった梅雨もようやく明けて数日した晴天の夏らしい日の活動でした。気温が高くなり、参加者には時々給水を促して、熱中症に注意しての活動になりました。


朝9時から、樋村さん、船崎さんと小池の3名で、畑の作物の収穫から準備を開始しました。例年、カブトムシ相撲の賞品の一部に、プライスレスの畑で取れた作物を用いているのです。

透き通った青空のもとでの収穫でしたが、じりじりと暑い日差しで、手早く作業を進めました。収穫したのは、トマト、ミニトマト(多種)、カボチャ(4種)、インゲン(2種)、ウリ(2種)、枝豆でした。



今年はスイカの成長はやや遅れ気味ですが、ほかのものは、どれも大豊作。よく雨が降るためと思います。ミニトマトなどバケツと大鍋の2つにいっぱいの収穫でした。枝豆も大収穫。全部集めてシートにくるむと一人では、抱え上げるのがやっとの量でした。

船崎さんは、午後からの本番の相撲大会には、お仕事の都合で参加できないことがわかっていましたので、午前中、裏方だけのご支援をしてくださいました。



活動用のたくさんの資材は、別に運ばなくてはならないので、畑の収穫物は先に小学校に運びました。小学校は今、改修工事をしていて、校内に車を入れられない状況でしたので、台車2台で運び込みました。



視聴覚室の会場では、10時半から準備を開始。田村(ゆ)、金森、平嶋、樋村、井上、高1のK君と小池の7名での作業でした。途中から中3のI君が駆けつけて、加わってくれました。



事前に用意しておく資材が多いので、このプログラムはできるだけ事前の準備を整えておくことが大切なのですが、それでも直前に準備する必要があることも少なくなく、あわてて手分けして準備を進めました。

のんびり昼食を楽しむ時間はなく、気が付けば集合時間が迫っていました。慌てて受付をスタートさせました。



今回は、例年より参加者が少なかったのですが、遠いところから初めて参加してくれた家族も複数いました。

今年は初めての試みとして、受付の最後に、出場者の写真をインスタントカメラで撮影し、勝ち抜きトーナメント表の出場者カードの下に貼り付けることにしました。

これは、出場者の名前と顔がトーナメント表で分かるようにすることと、カブトムシ相撲大会に出場した記念として、ささやかな夏休みの思い出になれば、という気持ちからです。




いつものように活動の目的などをからお話ししました。今回は、翌日の選挙会場となるため、所定の時間に必ず活動を終わらせるお約束でしたので、細かい説明はせず、プリントでお伝えすることにしました。



はじめに3つのカブトムシをお見せしました。一つ目は生きているカブトムシ、二つ目は死んでしまった標本のカブトムシ、三つ目はとてもよくできているけれど、ガチャガチャで出したプラスチックのカブトムシです。

この三つは何が違うのか?という質問をしました。
答えてくれる人はいなかったのですが…。

言うまでもなく生きているカブトムシは私の体を這い上り、彼のかぎ型の爪は私のTシャツを貫いて少し痛いのですが、自分が生きているぞと強く主張しています。



死んでしまったカブトムシも姿かたちは同じですが、生きてはいません。おもちゃのカブトムシは、そもそもプラスチックですので、細かいところは省略して作られたものです。

この日、たくさんのカブトムシが集まりましたが、皆、元気に彼らなりの方法で、生きているぞ!と命を主張しています。

地球型の風船を見せてお話したのは、宇宙船地球号の乗組員であることは、私たちヒトもカブトムシも同じ。おもちゃではない彼らの命はとても短いのです。自分と同じ命として、大切に扱ってほしい…とお話ししました。





相撲の形をとり、トーナメント(勝ち抜き)方式などで1位から3位までを表彰する形をとりますが、目的は商品ではなく、夏休みの1日、身近な生き物で飼いやすいカブトムシの生態を学びながら、宇宙船地球号の同じ乗組員である彼らもまた、私たちと同じいのちであることを感じてほしい…とお話ししました。

カブトムシ相撲のルールを説明し、以前、毎年のように優勝していたK君に模範演技をお願いしました。



今年は参加人数が少なかったので、相撲は1回戦は2組にわけて行い、残りの試合は1つの土俵に絞って実施しました。

今年の土俵の改善点として、蜜場に相当する場所にはこれまで、穴の中に直接蜜を注いでいましたが、カブトムシがなめとりやすくするために、古いガーゼに湿して与える方法に改善しました。この方法であれば、においでカブトムシが蜜に気が付きやすく、なめやすいのです。






2回戦と準決勝の間は、今年はトーナメントの試合数が少なく、余裕があったので、早登り方式の相撲を皆の前で実施しました。

2匹で相撲として戦う場合は、早く登り切ったほうが勝ちになるのですが、今回は時間計測方式で、時間を記録しておいて、最後に時間を比べる方法をとりました。




参加者に給水を促し、再開した後、準決勝2試合の後、3位決定戦をしたのですが…。

このとき片方の対戦相手の女の子が急に恥ずかしくなってしまったのです。そこで、お父さんが代わりになってもよいだろうか?ということになりました。

本当ならば、子供のための大会ですので、子供が出られなくなった段階で、失格を宣言してもよかったのですが、相手の四年生の男の子が、こころよくお父さんが代わってもよいと認めてくれたのです。

試合の結果は、この子のほうが負けてしまったのですが、この日、印象に残る出来事でした。




決勝戦は、この日はホールド勝ちがほとんどだったのですが、一本勝ちが出た試合になりました。






参加人数が少なかったので、賞状などは、半数ほどの子供たちに渡ることになりました。

早登り、体重別メス、オス、勝ち抜きトーナメントの順に表彰することになっていたのですが、その前にこの活動の創設者、田村元校長先生の思いを紹介しました。(この日の会場の隅に、田村先生のご遺影と、BOSSのTシャツを掲示しておきました。)さらに今日特別に参加してくださった奥様からの特別賞として2人を表彰しました。

1つは早登りで一番遅く、2分かけても登りきったSA君(つくし野小4年)。もう一つは先ほど紹介した、3位決定戦で敗れてしまったけれど、フェアな対応をしてくれたHS君(つくし野小4年)に差し上げました。






早登りは
1位は、KM君(つくし野小1年)のブロッキー(16秒)
2位は、YYさん(山崎小1年)の?(しこ名ナシ?)(23秒)
3位は、SM君(天使幼稚園)のそらくん(24秒)
でした。

体重別(メス)は
1位は、TS君(つくし野小2年)のきりの9.32g
2位は、SH君のタックルの5.51g
3位は、TN君のるての5.40g
でした。

体重別(オス)は
1位は、KK君(つくし野小1年)のかぶくんの12.76g
2位は、YS君(第一富士幼稚園)のガブリエルの9.90g
3位は、KM君(つくし野小1年)のブロッキーの9.59g
でした。

勝ち抜きトーナメントは
1位は、SA君(つくし野小1年)のレオ
2位は、AKさん(天使幼稚園年少)のリボンちゃん
3位は、ASさん(恩田小2年)のカブネ
でした。



楽しい時間は早く過ぎます。

この日は、会場が翌日の選挙の準備をする都合で、15時半には終わる必要がありましたが、無事時刻までに終わることができました。



最初から最後まで、部屋の隅で、田村先生のご遺影が、皆を見守っていてくれました。来年、もしこの大会を開けるならば、大会の名前に「田村健治先生記念」…とでも付けてもいいかな…と、頭の片隅で思いました。





今回の参加者数は、
未就学児:8名、1年生:3名、2年生:4名、3年生:0名、4年生:2名、5年生:0名、6年生:0名、中学生1名。高校生1名、子供の合計19名、保護者:15名で、参加者は34名でした。

スクールアメニティ誌より岡本さん、運営側として、顧問他6名(田村、金森、井上、平嶋、樋村、小池)でした。

子どもの合計:19名、大人の合計:22名の総合計41名でした。

小学校は、つくし野小学校以外では恩田小、山崎小。
幼稚園は天使幼稚園以外では、第一富士幼稚園、大蔵保育園でした。



片付けがほぼ終わった段階で、主催者だけの記念写真を写しました。K君、I君は、中・高生ですが、主催側ですので、一緒に写りました。開催をご支援いただいたみなさん、ありがとうございました。




故田村健治先生の奥様の田村ゆり子さんには、初めて活動をフルに見ていただけました。天国におられる田村健治先生は、この日の活動に対して、合格点をくださったでしょうか??

参加してくださった皆様、ありがとうございました。



以上です。

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