次の活動実施予告・実施済の報告


〇第8回定例活動は日程変更し、11月17日日実施済です。
〇第5回特別活動は、10月27日日実施済みです。次回は未定です。

2016/08/11

カブトムシ相撲大会へのお便り3通

本年度定例第5回目の活動(本年度通算第9回目)に、参加者3名からお便りをいただきましたので、ご紹介します。(小池常雄)


《その1:参加された鉄鋼マンさんからのお便り》

7月30日は、子供たちにとって、待ちに待ったカブトムシ相撲大会でした。

当家では、昨年のカブトムシ相撲大会以降、16匹の幼虫を育ててきましたが、結局、14匹の成虫になりました。

残念ながら、2匹は水槽の蓋をきちんと締めていなかったために逃げてしまったようです。加えて、私が会社帰りにつくし野のパークロードで捕まえてきたちっちゃなオスが、なぜだかウサギちゃんと命名されて、娘チームに所属いたしました。それで、3人の子供たちがそれぞれに精鋭を選んで参加することにしました。



当日は、昨年よりは参加者が少なく、常連さんも少なかった様ですが、その分、初めて参加された方が多く、特に、小さな子たちが多かったのが印象的でした。

昨年は、早登り競技は、壁際で一人黙々と行う方法でしたが、今年は時間の余裕があったためか、会場の中央で2匹が競争する形にしていただきましたので、非常に盛り上がったと思います。

特に、次男は2匹続けて全く動きませんでしたが、3匹目まで挑戦させていただくことができ、記録なしに終わらずに済んで、とても良かったと思います。


昨年は、3人とも初戦敗退だったカブトムシ相撲は、娘の『リボンちゃん(オスなのに…)』君が、あっと驚く快進撃で決勝に進出してしまいました。日頃はあまり元気がなく、毎日ひっくり返っていたので、いつ死んじゃうんだろう、カブトムシ相撲大会に出られるだろうか、とみんなで心配していたのですが、分らないものです。

決勝戦は、3回勝負の2回戦目であわやホールド勝ち寸前まで行きましたが、巻き返され、見事投げられてしまいました。

強かった相手に敬意を表すばかりですが、攻めていかなければ投げられもしないので、敗れはしたものの奮闘した『リボンちゃん』を褒めてあげたいと思いました。



昨年、体重選手権で優勝させていただいた長男は無冠に終わりましたが、次男は体重選手権で見事金メダル、一緒に参加した次男のお友達のH君もメスの体重選手権で銀メダルと、皆それなりに満足できたと思います。

長男も、自分の悔しさはさておいて、お友達のS君の応援をしていましたので、貴重な経験ができたと思います。なぜだか、体重選手権に参加したウサギちゃんは、3グラム台でビリでしたが・・・。(娘に聞いたら、エントリーシートがピンクだったから??だそうです。)


子供たちはそれぞれに満足げでしたが、子供のころ田舎にいる時も卵からカブトムシを育てるなどと言う経験はしたことがなかった私も、密かに感慨無量でした。

14匹はオスメスそれぞれ7匹でしたので、『家族を作りたい』という子供たちの要望を受け、今、7組のつがいになっています。

今年は、カブトムシの本を見ながらいろいろ思いを巡らしている子供たちに、より積極的に参加させて、元気なカブトムシを育てたいと思います。

当日、カブトムシを育てたいと仰っていたご家族がおられましたね。今回参加できなかったお友達も含め、是非、来年、自分達で育てたカブトムシをつれて参加して競って欲しいなあと思います。


毎度のことながら、小池さんはじめ顧問の皆様、子供たちだけでなく我々親にも貴重な経験の場を提供頂きありがとうございました。今回は選挙という余計な外的要因もある中で、いろいろ大変だったと思います。お疲れさまでした。大変楽しかったです。重ねてお礼申し上げます。

参加賞の枝豆は、家族でおいしくいただきました。子供たちがハサミなど使わず、写真のとおり、手でもいでくれました。



さて、次はいよいよ川の回です。今年は、これに備え、『ヤゴの回でも使えるし』とこじつけて、アマゾンで網を買ってしまいました。是非、フル稼働させたいと思います。もちろん、今年も『キャッチアンドリリース』が基本ですが・・・。



追伸:

なお、先ほど娘から電話があり、どうもリボンちゃんはカブトムシ相撲大会で力尽き、死んでしまったようです。丁重に葬ってあげたいと思います。


セミの写真を添付しました。3年前に家を建て替えて以降、庭でセミの羽化を見ることはあまりなかったのですが、今年は既に5羽が羽化しました。

子供たちが目撃できたのが5羽で、抜けがらだけ見たのも他にいくつかありましたので、結構な量に
なります。生き物の生命力に驚くばかりです。


写真は先々週の土曜日に次男が庭で見つけ、飛べないでいたので、槇(まき)の木の添え木に止まらせてあげたものです。
日曜日の午後になっても止まったままなので、次男が『アリに食べられちゃうから、他所の場所に移してあげて』というので、見てみると、既に食われ始めていました。右わき・左上にアリがたかっています。




子供たちが、自然の素晴らしさ、生き物の生命力に触れると同時に生きることの厳しさを肌で感じ、弱い者への思いやりの心を持ちはじめてくれていることを嬉しく思います。
引き続きよろしくお願い申し上げます。


小池:鉄鋼マンさん、お便り感謝です。表彰式の時に、ご家族で喜んでおられた姿が目に残ります。ご家族でこういう催しに1年かけて準備して参加していただけることは、主催者としてもとてもうれしいことです。こちらこそ、引き続きよろしくお願いします。




《その2:参加されたMさんからのお便り》

今日は、突然の参加にもかかわらず暖かく迎えてくださってありがとうございます。沢山の素敵なお土産まで!

早速今調理して(技術がないので、そんなに加工できませんでしたが😄)家族みんなで美味しく頂きました、ありがとうございます。





トマトはミニトマトと大きなハート型のトマトがあり、いんげんはごま和えに、枝豆は塩ゆでにしてビールとともに頂きました。

娘も息子もみずみずしいトマトや枝豆を気に入って、今日の戦利品ということもありパクパクと美味しそうに食べていました!





今日のカブトムシ大会は、娘や息子はやはり、ドキドキしながらトーナメントをして、メダルや商品をもらったのが嬉しかったみたいです。夫は決勝戦でカブトムシが投げ飛ばされたのが、決勝戦らしくて心に残ったようです。


私は、小学生の頃よく会っていたIくんが中学生になっても参加している姿に心打たれました。彼は少し恥ずかしがり屋さんですが自分のスタイルを貫く自分を持った子なので、ビオトーププロジェクトのよさを本当に分かって参加しているんだな、と感心しました。




私は九州出身。田舎育ちなので、木登りや虫取り川遊びなどはよくしていました。夫は都会育ちなので、毎年夏休みに私と一緒に帰省して、海・山・川遊びをするのがとても楽しいみたいです。



しかし、つくし野では九州の田舎と比べて開発されていて、綺麗な街並みで、そんな体験はできないだろうな~と思っていましたが、都会の少ない自然の中でも、できることをできるかぎり子ども達に自然を体験させていらっしゃる小池さんの活動は、本当に素晴らしいと思いました。



私も今ではすっかり都会生活に慣れてしまって、日に焼けたり虫に刺されたりするのが本当に嫌で、田舎に帰省しても山にも畑にも海にもあまりどっぷりと関わらないようにしていました。



しかしこの頃は息子も大きくなって、外にも出られるようになったし、今年は大分でできるかぎり自然の中に入ってみようかな、と思いました。




また、ふるさと九州では、父母が畑で野菜などをよく作って送ってくれていますが、つくし野の我が家には庭があるのにも関わらず、娘が学校から持って帰ってきたお花などぐらいしか育てていません。

恥ずかしながら、ふるさとの九州にいた時は畑仕事も全然手伝わず、都会に来たので、やり方もほとんど知りません。

これを機会に、少しずつでも、子ども達とともに、夏の大分だけではなく、つくし野の四季の自然に触れたり土を触ったりする経験を増やして行こうと思います!



また、参加させてください。どうぞよろしくお願いいたします。



PS.質問です。小池さんはサメの歯はどうして好きなのですか?(小二の娘)より。


お答え:
「サメは、海の中では一番強い生きものの一つです。それも何億年も前からあまり形が変わっていません。またサメの歯は、どんどん生え変わるけれど、硬いので残りやすく、化石になりやすいのです。昔昔、男の子だったころの私としては、簡単に化石などが手に入るものではなく、とてもあこがれたものでした。それで、入賞者のプレゼントに選んだのです。本当は欲しかったのは、私だったかもしれません。大事にしてくださいね!!(小池)」




《その3:JSさんからのお便り》

先日の土曜日は、カブトムシ相撲大会への参加&素敵な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。この日は、思っていた以上のワクワク体験の連続でした。

なんだか心が熱くなってしまい、相撲大会の後に校庭のビオトープをちらっと拝見できたらと思っていたのですが、すっかり忘れてかえって来てしまいました。

まさにここが、「楽しみながら学び、学びながら楽しむ場」なのだなと感じました。



私には、最初のご説明が印象的でした。おもちゃと、標本と、生きているものの違い。宇宙船地球号。そして教室内を見渡せば、今日の主役カブトムシのここまでの成長の過程を追った写真。



説明のあったうえで、ついに3つのジャンルでの、大会の始まり…。土俵についても、試行錯誤の11年の歴史があるとのこと、

生き物を「自分で」育てる体験、育てた者同士の交流体験、生き物に触れる体験、このどれもが、少なくとも我が家の娘には不足していると思います。

御覧になられた通り、娘は恥ずかしがりで、怖がりですが、あの数時間共に過ごした「かぶみちゃん(雄)」に対しては愛情が生まれたようで、あの後、飼育道具を揃え、可愛がっています。

思いもよらずいただけた3位の賞状は机に飾り、銅メダルは金属部分のひやっとした感触を何度も何度も頬で感じています。


娘二人で一生懸命枝豆を枝から外し、「味が濃い!」の声。
トマトとインゲンは家族でありがたくいただきました。
かぼちゃはまだ、時を待たせています(笑)。

「怖かったけど楽しかった。3位になれてびっくりした。お野菜は美味しかった。相撲を頑張ってくれたかぶみちゃんを大事に育てて赤ちゃんを産んでもらうぞ。」

娘に体験と喜びと責任を感じる機会をいただけたこと、とても嬉しく思っています。ありがとうございました!!

故:田村元校長先生への思いがあり、
それを受け継いでいらっしゃる小池さん方顧問の皆さまの愛情が子供たちに伝わり、小学校を卒業して中学生・高校生になってもあのように参加する子供もあって、きっとこの子供たちが子育てするようになったときに「つくし野ビオトーププロジェクト」のことを思い出して、同じような活動をする保護者になるのでしょうね…

つくし野ビオトーププロジェクトの皆さまの弟子にしていただきたい、私と夫と、圧倒的に自然体験の機会の少ない娘達です。

例えば恩田川などは、我が家から徒歩圏で散歩コースですが、中へ降りたことはないのです。

厚かましいお願いですが、もしまた私たちが参加してもよい回がありましたら、参加させてはいただけないでしょうか?

本当に、どうもありがとうございました。そして、どうか、これからもどうぞよろしくお願いします。



小池:とてもストレートでうれしいメールをいただきました。いつも活動の中で、お話しをしていても、どのくらい私がお伝えしたいことが、子供や保護者の皆さんに伝わってるのかわからず、とても不安なものです。

それが、お伝えしたいこと、苦労して準備した賞品の野菜のことなど、とても喜んでいただけたようで、顧問一同とてもうれしく思います。この活動は、希望される皆さんに開かれた活動です。

ちょっと離れた場所にお住いのようですが、よろしければ是非是非、ご参加くださいますように・・・。ありがとうございました。



JSさんから、あの時フェアな対応を見せてくれたHS君(つくし野小4年)にメッセージが別便で届きました。

「(四位決定戦で)例外的に主人が対戦相手になることを認めてくれたあなたのおかげで、娘は最後まで試合することができました。

人見知りで、恥ずかしがりで、昆虫が怖い娘が、あの日のおかげで、カブトムシのお世話をし、触り、『来年はこの子の赤ちゃんを相撲大会に連れて行きたいね』と話しているのです。どうもありがとう。

来年は正々堂々と勝負できるように、私たち家族(人間も、カブトムシも)は成長したいと思います!」

…とのことでした。

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