文:鉄鋼マンさん、小池
写真:小池
編集:平嶋
夏も終わりに近づいていますが、まだまだ暑いですね!みなさんいかがお過ごしですか?いくつか夏にふさわしい話題を提供します。(小池常雄)
《鉄鋼マンさんからお便りをいただきました》
昨日(8月21日)、ひとつだけ残った水槽の中身を、庭の隅でひっくり返したところ、驚いたことに、海老チリ(注:少し辛い中華料理の一種、やや大きめのエビを使う)の海老くらいの大きさの幼虫が大量に転がり出してきました。
次男・娘と一緒に驚きながら、マットを補充し、数を数えました。あっと驚くことに、29匹もおりました。一緒に作業していた次男と娘も大騒ぎでした。すっかり動転してしまい、いつもなら必ず写す写真も撮り忘れてしまいました。
カブトムシの親は、成虫になってすぐ取りだしたつもりでいたのですが、どうも、その前にある程度時間があり、その間に、早くも交尾・産卵していたようです。
その後、親が取り出されていなくなってしまったので、卵や小さな幼虫の時に、親に踏みつぶされることも無く、恵まれた環境?の中ですくすくと育ったものと思われます。
この写真はイメージです… |
親が羽化してから既に2カ月弱経っていますので、この子たちも産卵後2ケ月弱経っているものと思います。 予想外に早熟な幼虫たちに慌てるばかりです。 今、我が家では3人の子供たちは、7組のカブトムシ夫婦を飼っています。
なぜか今年はメスが早死にで、夫婦そろってまだ健在なのは3組です。 リボンちゃんの後釜(あとがま)に収まったうさぎちゃん(注:どちらもオス。うさぎちゃんはオスなのにとても小さい!)は、なかなか元気で、メスとの体格差にもひるまず、日々「おんぶ!」をしております。本能の強さを感じます。
ただ、昨年の経験からすると、メスが長生きしているから幼虫が多くなるというわけでもない(多分、土に潜った時に卵や小さな幼虫をつぶしている?)ようですので、下手?をすると100匹を越える幼虫が育っているのではないかと思います。
幼稚園や職場で里親を探すことを考えていますが、どうしようもなければ、森村の森(小池注:7月の活動をした雑木林。かつては森村学園の所有地でしたが、今は横浜市が公園として所有しています。)に帰すことも考えないといけないかな…と思います。
元々は森村の森生まれの親から生まれた孫ですので…。 クワガタの方も、幼虫が4匹いました。現在オスばかりノコギリクワガタが3匹いるので、先日お墓参りに行ったついでに、クワガタ屋さんでメスを3匹調達してきました。 その直後に、クワガタは成虫になるまで場合によっては4年かかるということを知って大変驚きました。
ちょっと早まっちゃったかな…? 昨日、クワガタの幼虫の水槽を確認したところ、2匹は幼虫のまま、1匹は死んでいて、もう1匹は羽化してメスの成虫になっていました。
ただ、休眠状態の様な感じだったので、慌てて幼虫マットに戻しました。 こんなに、個体差があるのでは、今後どういう風に面倒を見たら良いのか難しいなあと思いました。
里親探しは、幼稚園の園長先生にご相談して、考えようと思います。 お母さん方が、少しでも、子供にこういう経験をさせることの良さ(損得ではなく)を理解してくれると良いなあ…と思います。
昆虫は、条件がそろえば、数多く増えますので、鉄鋼マンさんの準備した環境が良いのだと思います。
また、昆虫を移動させて別の場所の自然に戻す事は、やってはいけないことなのですが、採集した場所に戻すことは、問題ない行為と思います。
里親が見つかるといいですね!
《おまけ1:このブドウは、どうやって??》
このブドウ、おいしそうでしょう?
夏休みに高原の果樹園でブドウ狩りして採ってきたものではないのです。実はこのブドウ、私のつくし野の自宅で、お隣との間の柵のところにひそかに実ったもの。ブドウの先に写っているお宅はお隣です。
収穫して、重さを測ってみると全部で800gほどもありました。味もなかなか良く、おいしいブドウでした。
実はこのブドウ、私が苗を買ってきて育てたものではないのです。
3-4年ほど前まで、私は自宅で、野菜ゴミなどをミミズに食べさせて肥料を作るミミズコンポスト…というものをやっていました。
しかし、夏の期間を乗り切ることはなかなかむつかしく、今は中断しているのですが、それまでにできたたい肥は植木鉢に使っていました。
ある日、小さな芽が出ていて、どこかで見たような葉っぱだと思い、別の植木鉢に移植してすでに3-4年過ぎたでしょうか…。
初めのころは、年々、ツルは長く伸びるのですが、葉ばかり茂り…。でも今年は、春先に小さな花が咲き、ちいさな緑色のブドウの実をつけました。買ってきた苗ではないので、緑色に熟する種類かもしれず、いつが収穫適期かわかりません。
困ったな…と思っていたら、数日前(8月20日ごろ)のこと、すっかりブドウ色に変わっていてびっくり。
コンポストの中でも、しっかりブドウのタネは生き残り、こうやって植木鉢に移されて、ほとんど何も世話をされなくとも、こうやって立派な実をたくさんならせてくれました。
アボガドの丸くて大きい種は、水栽培で容易に芽を出すことができ、ちょっとした観葉植物になることはよく知られていますが、さすがに日本の気候では、実をならせるまで大きくすることは容易ではありません。
例えば、グレープフルーツ等、柑橘類のタネは、蒔くとよく発芽し、濃い緑色のかわいい葉っぱのちょっとした観葉植物のように育てることができます。
あなたも、是非、身近な果物のタネをまいて楽しんでみませんか?
数年かけて、夏休みの自由研究の準備をするのもよいかもしれませんよ!
《おまけ2:半生ドライトマトを作りました》
この半生ドライトマト、おいしそうでしょう?
オリーブオイルに漬けてあるのですが、ほのかな甘さと酸味が、ピザにもおかずケーキ(これは娘の製作)にもよく合います。
畑では、この時期、ミニトマトが収穫のピークを迎えます。
雨が降ると割れてしまうので、その前に慌てて収穫し、顧問や支援をしてくださる皆さんのところにお届けしているのですが、それでもなかなか食べきれません。
そこで、半分に切り、低温でやや長時間、クッキングペーパーの上で加熱し、半生のドライトマトを作ってみたのです。
本格的なドライトマトではないので、水分が多く、長い時間の保存はむつかしいのですが、オリーブオイルに漬けておくと、空気から遮断されて、少しの時間は保存することができます。
こうしておけば、後はいろいろな料理に利用でき、この季節の太陽の恵みが凝縮された味を楽しむことができます。
お店で売っているミニトマトは高く、とてもこんなに贅沢な食べ方はできません。自分たちで畑で作っているからこそできる贅沢でもあります。
また、みなさんをお誘いし、トマトやサヤインゲンを収穫する活動をしたくなりました。お楽しみに!!
以上です。
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