次の活動実施予告・実施済の報告


◎2025年度つくし野地区での活動は延22回実施。延参加者数は828名。 ◎F幼稚園での活動は延11回、延1,280名参加。 ◎小川小への出張環境学習は延6回実施。延887名参加。 ◆3地区で延2,995名/39回の活動を実施。
〇2026年度第6回定例は9月12日土午後実施の予定です。第6回特別活動は未定です。

2018/10/08

報告:台風の被害と修理

畑が台風24号の被害を受け、修理しました。
[トラクターを入れていただいていたビニールハウスが半壊。牛ふん袋で仮押さえ中。]




9月30日日曜日から翌日10月1日にかけて日本を駆け抜けた台風で、つくし野も久々の強風が襲いました。
地域の中で、倒れてしまった樹木もありました。
7月の活動で長く活動場所にしてきた雑木林も大木が倒れてしまったとの情報があります。
私たちが使わせていただいている畑も、高台の平たんな場所にあるので風が吹き抜け、被害を受けました。全景はこんな感じ。
中村さんのビニールハウスも半壊。
ミニトマトの柵はすべて倒れてしまい、写真を写した段階ですでに樋村さんが片付けてくださっているので、その姿はなく。
サツマイモのツルは、地面を低く這っているのであまり被害はなく。
よく見ると、ネギはひどく被害があり。
つまり土寄せをして、白い部分を大きく育てる時期なのですが、地上に出ていた青い部分がほとんど折れてちぎれて地面に散らばっています。
 雨も降ったので、土寄せした土も流れて平たくなってしまい・・・。
ネギの向こうのトウガンは、葉がちぎれているけれど、実は何とか無事。
…それで、10月7日日曜日午前、まず、皆でビニールハウスを修復。
参加者は、オーナー:中村さん父子、樋村、井上、I君、小池の6名。
(船崎さんは単独で前日、中村さんの作業を支援。高見さんは遠方に出張。)
既に前日までに、骨組みの修復は中村さんの手で済まされており、、。
この日は、ビニールシートを張り、器具で骨組みに止め、抑えのひもで押さえつけ、さらに全体を農業用ネットで覆う…という作業。
[今日の作業着手時は、こんな感じ。おいてあったトラクターは、ほかの場所に避難していただいていて…]
[複数の人の手で作業すると大きなシートは張りやすく…]
[穴の開いた部分もテープで補修。順次資材を元に戻し…]
[…ということで、作業完了。(自称)素敵な男性6人衆の雄姿。]
[やれやれ完成。32度以上になった晴天の日。いやはや炎天下3時間の作業。暑かった!!]
次に、樋村さん、井上さん、I君と小池の4人で専用畑の土手の上を改修。
土止めの板が腐ってしまい。
ナノハナの種をまきたかったので、これに合わせて交換修理。
草取りをして(根を残すと大変なことに!!)全体を修復。板抑えのペグも補強。
穴掘り、草の根の除去、資材の購入・搬入は前日、私が一人でやっておいたので、この日の作業は短時間。
[最後に樋村さんにナノハナの種をまいてもらい、完了。]
これで、年明けには土手の上に、ナノハナの黄色い帯が見られるはず。
お楽しみに!!
《おまけ:その1、琉球カボチャ》
珍しいので、皆に見せようと植えた、琉球カボチャ。
放置栽培で大丈夫、何もしなくてもいい…と説明があったので、ツルが伸びる向きだけ調整していました。3鉢植え、ツルはぐんぐんの延びたけれど、あまり花は咲かず。
ツルボケ??と疑いつつも、唯一大きくなっていたのがこれ…。
あまり大きくは無いけれど、形も色も面白いので、活動の中で紹介して皆で収穫しようと大事にしていたのですが…。
やられた!
裏側を見るとネズミにかじられていて・・・。
ネズミの歯形が、くっきり。
《おまけ:その2、タカノツメの花
トウガラシは少し倒れたけれど、全体としてはまずまず。
折れてしまった枝を回収。
花も落ちてしまったものがあるけれど、接写して、よく観察して見るととてもきれい。
中央にひっそりしているのが、メシベ。
もう少し時間が過ぎるとオシベの中からメシベだけが伸びて飛び出し、受粉し易くなる。
それにしても、小さな小さなトウガラシの花。でも、接写してみると、オシベの青色のグラデーションがなんともきれいなことか!
トウガラシは、次回の活動で収穫できそうです。
おたのしみに!
文章:小池常雄
写真:   同
ブログ編集:同


2018/10/06

話題:スクールニュース Vol.365 で紹介されました。

スクールニュース Vol.365で紹介!
まだまだ暑い中での活動。水の中では次第に行動が大胆になっていく…
いつも活動を取材に来てくださる月刊誌「スクール・アメニティ」の記者、岡本さんの記事が、同誌が配信するWebニュース:スクールニュース vol.365として紹介されました。
以下記事を転記します。

安全に楽しく活動するために

つくし野ビオトーププロジェクト2018年9月
9月8日、つくし野ビオトーププロジェクトの定例活動が再開した
この夏は酷暑に台風、そしてプロジェクトの2日前には北海道で震度7の地震。
前回の活動からの1か月間だけでも多くの災害が発生。
残暑厳しいこの日も、関東は晴れたが全国的に天候は不安定だった。
私達の自然災害に対する意識が明らかに変わったのは平成7(1995)年の阪神・淡路大震災で、東日本大震災の衝撃は忘れるはずもない。
そこで、記憶にある大規模自然災害を地図においていくと、台風の上陸地点になりやすい紀伊半島を除いた関東から沖縄までの太平洋沿岸部を除き、多くが被災地だったり、その影響を受けたりしている。
そして、太平洋岸はご承知の通り。東海・東南海・南海地震は、連動の可能性さえも指摘されている。
そう考えれば、災害に対してはどこに住んでいようとも備えておき、いつでも対応できることが大切、過去から学び取る力が必要だ。
ヨシノボリの視線の先は…
[ヨシノボリの視線の先は…]
…話を戻すと、このプロジェクトも、人間にはコントロールできない自然の中で行っているため、スタッフは活動場所という自然の様相に注意を払いながら準備をしている。
9月は毎年「川でまなぼう! 川であそぼう!!」をテーマに、つくし野から電車で2駅移動した川の親水エリアが活動場所。
地球と生き物に水(特に淡水)がどれだけ大切であるかを学びながら、魚をはじめとした川の生き物を探す生物調査ようなプログラムを組んでいる。
毎年、水の事故も各地で報道されており、それは大きな波がある海や流れの速い川とは限らない。つくし野ビオトーププロジェクトの場合は近年、就学前児童の参加が多くなっており、活動にあたっての安全確保も念入りになっている。
今年も、前週から川の水量・状況調査を始め、前日夜、そして当日朝も確認。活動中は保護者も周りの子どもに目を配りながら、拠点の場所を中心に100mほどの間で活動は行われた。
まだまだ暑い中での活動。水の中では次第に行動が大胆になっていく…
[まだまだ暑い中での活動。水の中では次第に行動が大胆になっていく…]
13年も続ければその記録は立派な調査記録。
例年目にするのがエビの仲間やアメリカザリガニ。
まれに、ドジョウやクサガメ、ヨシノボリなど特徴のある生き物が見つかり、今年はそれらを目当てにするカワセミやアオサギも発見した。
川の中では今年の場合、魚(ハヤ)が多かった。
でも、初めて会ったタイリクバラタナゴは、外来種だった。
何がいるのか。みんなで捕まえた生き物を確認
[何がいるのか。みんなで捕まえた生き物を確認]

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/

引用:スクールニュースVol.365
ブログ編集:小池常雄

2018/10/03

話題:新作!やもりのおうち 制作と設置

新作!「ヤモリのおうち」を制作・設置
[これは縦型。設計図の中には、横型もあります。]
鳥の巣箱は、基本さえ守ればつくし野ではシジュウカラやスズメがかなりの高率で営巣してくれるのは皆さんご存知の通り。
基本となる鳥の巣箱のパターンの形はこれまでの12年間の活動の中ですでに設計図をまとめ終わっています。
(プログラムの参加者は、例年この中から選択して製作するのが例年のスタイル)
その後、鳥の巣箱に加えた追加設計図としてはエサ台やコウモリの巣箱の設計図を作りましたが、しばらく時間が空きました。
しかし今回、アウトドア系の雑誌の記事をヒントに、久しぶりに新作の設計図を作り、活動でご紹介しました。
[ヤモリのおうちの設計図]
右上に描いたヤモリのイラストはこんな感じ。左上の小さなガを狙っているところ。
ぷっくりとしたお腹、エラがはったアゴ、平たく広がったすべての指先などが特徴です。
[このイラストは実際のヤモリの写真をベースに、やや特徴を誇張して書いています]
6月の活動で、つくし野小のトンボ池で捕まえたイモリは、漢字では「井守」と書き、両生類。
ですから水から離れた場所では生きていけません。
これは、つくし野小で捕獲したイモリ。上が成体。下が幼体。
[ヤモリの幼体。入っている容器はペットボトルのフタ]
今回、設計図を作ったのは「ヤモリ」のためのもの。
漢字では「家守」と書き、爬虫類。
トカゲの仲間で、水のある環境ではなく、つくし野でも住宅地の中にいます。
私の家は外装が自然木(杉板の下見張)で隙間がいっぱいある今時珍しいタイプなので、隠れ場がたくさんありすみかにもなっているはず。
夏になると出てきて、外灯に寄って来る昆虫を食べようと待ち構えています。
私の家のみならず、通勤の帰り(つまり夜)にもご近所の家の壁に張り付いている姿をよく見かけます。
明日の裏に吸盤があり、どんなところでも、壁に張り付いて移動できます。
つるつるのガラスの表面も平気で歩けます。(スゴイ!忍者みたい。)
(この貼りつくは、ファンデルワース力(りょく)と言って、原子と原子がひきつけあうごく弱い力を利用しているのですが、ちょっとむつかしいので省略。)
ヤモリは、日曜夜放送されている無人島を開拓する民放の人気番組でも時々出てくるので、知っている人がいると思います。
コウモリの巣箱の設計図は、下から潜り込める穴をあけましたが、ヤモリの巣箱はもっと簡単。
要するに外敵から身を守れ、昼間などに隠れることができる狭い隙間があればよいので、とてもシンプル。
表面に、ヤモリのイラストを描いてもかわいいと、設計図にも書いておきましたが、マジックで書いても時間とともに消えてしまいます。

それで、何かないかと探していたら、インテリアショップ(DULTON)で見つけたのがこれ。
(意外に高くはなく、600円(税別)、取付用ビス4個付)
鋳物(鉄を溶かして型に流したもの:鋳鉄)製ですので重いのですが…。
もともとは、しっぽのところに帽子やコートを掛けるために玄関の壁に取り付けたりするためのもの。ですから頑丈。
サビ止めもあって、真っ黒に塗装されており、「リザード(トカゲ)」と説明されています。アメリカの身近にいるトカゲがモデルかもしれません。
日本のヤモリはもっとずんぐりした感じ。
お腹も横に出ているし、アゴももっと張っています。
頭も全体にもっと丸い感じ。
一番違うのは、指先に吸盤がついているのでもっと平たく指先が広がっています。
でもまあ、全体はこんな感じ。
よく見ると、目が大きくパッチリしていてかわいいのですが、何せ色が艶消しの真っ黒。ちょっと子供たちには、不気味かな?…とも考え、スプレーペイントで、本物のヤモリの色に近いベージュで塗り、更に、マジックで目鼻と口を書きました。
口は口角(口のりょうはじのこと)を上げ、目はぱっちりと大きめにして、本当は(生物学的には)トカゲにはマツゲはないけれど、描いでみたらこんな感じでかわいくなりました。(ちょっと漫画チックだけれど、、、。)
ビオトーププロジェクトとしては、(生物学的には正確ではなく)ちょっとギリギリだけれど、まあネ、ご愛敬でお許し下さい。
つくし野が、ここにヒトだけでなく、すべての生き物にやさいしい街であってほしい!…と願っています。

≪おまけ:1≫
自宅の玄関に、試作品を付けました。
私の自宅の1階部分は、最近は珍しい杉の下見板張という工法。
昔は多かったのですが、最近は田舎に行かないとみられません。でも自然素材でアシナガバチが巣を作るときの材料にうってつけなので、夏にはよくかじられるし、ヤモリが入り込める隙間もあるので、ヤモリも初夏から夏にかけてはよく見かけます。
玄関の外灯の斜め下につけたのは、外灯によって来る昆虫を狙ってよくあらわれる場所だからです。昼間の寝床と夜のエサ場が、一か所で両立!寝食が一か所で!!という狙いです。初夏から夏にかけて、この巣箱を使ってくれる状況が報告できれば…と願っています。
[この2枚は夜、外灯を灯した時の感じ]
 [昼間の写真:外灯の斜め下に設置。鋳物のトカゲが外灯を見ている感じで…]
[横を見ると、潜り込める隙間がよくわかる]
≪おまけ:2≫
 これは、畑の隅に設置してあるお世話ノートボックスの中に住んでいる、ヤモリ君。
杉板で作られているので、やや濃い色の板なので、体色も濃い個体になっています。
これは、Sさんが飼っている個体。
住宅の中で捕まえたものだから、色が全体に白っぽい感じ。
文章:小池常雄
巣箱設計図作成・サンプル製作: 同
写真:Sさん、小池常雄
ブログ編集:小池常雄