文:小池さん
写真:井上さん、小池さん
3月5日(土曜日)に特別活動の6回目(定例活動11回を合わせると延べ17回目)を実施しましたので活動報告をします。(小池常雄)
《2015年度第6回特別活動報告》
急に暖かい日が続き、畑のお世話をしなくてはならない…と仕事をしている平日も気になっていました。それで、今回はチラシでもブログでもなく、アドレスをお教えいただいているご家族だけにメールで呼びかけ、急きょ畑のお世話をすることになりました。
急なご案内でしたので、午前中はMさん、午後はAさん母娘のみ、後は顧問だけの参加者となりました。
午前中は、Mさんと小池だけで、主にホウレンソウのウネの雑草(ホトケノザ)の草取りと、4月の活動用のベビーリーフの床の準備をしました。
畑では前の年、雑草が一本でもタネを散らすと、その周辺はたくさんの雑草が生え、どれが作物かわからなくなってしまいます。
雑草もかまわずに作物を作る自然農法という方法もあるのですが、私たちの畑はそういう方法を取っていません。従って、雑草は抜いて行かないと、肥料を吸い取られてしまい、本来の作物の成長を大きく、阻害してしまうのです。
ホトケノザに埋もれたホウレンソウ? |
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ホトケノザを取ってみると… |
この日は暖かくなり、少しの作業だけでも汗をかいてしまいました。
午後からは、Aさん母娘と平嶋、井上、小池の5名での作業になりましたので随分、作業が進みました。
午後から行ったのは、午前中のホウレンソウのウネの草取りに加え、
- 収穫体験用のベビーリーフの床の整備と種まき、覆いかけ
- ブロッコリーやキャベツの残ったものの収穫と後始末
- ジャガイモの種イモの植え付け
- ツルナシスナップエンドウの種まき
- サヤエンドウ用に育てているエンドウに支柱とネットを設置
- ソラマメの支柱立て
・・・と色々な内容を手分けして実施しました。
昨年4月に、初めて実施したベビーリーフの収穫体験は、参加した保護者から「この活動でどんなことをするのか、ということがなんとなくわかって良かった。」・・・という声もありました。
それで、来期も実施したく思い、準備をしました。この時期は急に暖かくなるので、ひと月半もあれば、立派なベビーリーフが露地栽培(温室ではなく外で育てること)でもできるのです。
露地栽培でも、ベビーリーフは繊細な作物。遅霜や遅い雪もある時期なので、不織布で覆いをし、低温に備えます。
ブロッコリーは、中心のメインの花芽を収穫した後でしたが、脇芽が意外にきれいに成長しており、収穫量はほどほどありました。
面白かったのは、下の方についていた親指の先ほどの芽を生でかじってみたのです。そしたら、なんと甘いことか!少しの苦みも感じず、ほんのりとした甘味。生食用ブロッコリーの品種がある事を知っていますが、食べたことはありません。畑に植えてあったのは普通の種類でしたが、生のブロッコリーの味を初めて知りました。
参加してくれたMAちゃんにも味見してもらいましたが、すっかり気に入り…。いつまでもポリポリとかじっていたのが、笑えました。
ホウレンソウも、雑草をとると立派な畑に見えます。
寒締(かんじめ)という栽培方法のように、寒さに当たって葉が厚く、こい緑色でいかにもおいしそうに見えます。これも、4月の活動で収穫できればいいな…と願っています。
ナノハナは植えた時期が遅かったので、茎が大きくなる前に花が咲いてしまいました。作物として食べるというより、観賞用になってしまった気がします。それでも、薄緑色の葉と黄色い花が、春を感じさせきれいです。
収穫が遅れたキャベツはこんな感じ。丸いキャベツの中心部の花芽の部分が中で成長し、突き破って飛び出しそうです。
丸いうちに中心部をヒヨドリにつつかれたものは、こんな感じ。
堆肥置き場には、収穫できなかったキャベツやブロッコリーの軸などを入れたので、こんな感じ。
梅の花は,そろそろおしまいです。白い花びらが、畑に散ります。
お隣の畑のブロッコリーは、すっかり成長してお花畑のようになっています。濃い緑色の葉と黄色い花のコントラストがきれいです。
ご支援いただいた皆様、ありがとうございました。
この畑で、新年度、最初の活動が出来るのを楽しみにしています。
今回の参加者数は、 未就学児:0名、1年生:0名、2年生:1名、3年生:0名、4年生:0名、5年生:0名、6年生:0名、中学生0名、高校生0名、保護者:2名で、参加者は2家族でした。運営側として、顧問他3名(平嶋、井上、小池)、子どもの合計:1名、大人の合計:5名の総合計6名でした。
一般の参加者が帰った後、平嶋さん、井上さんと畑で追加の作業をしていると、畑の上を大型のサギ(おそらく、中サギ?かアオサギ)が悠然と横切りました。
サギは、水辺で魚を食べて暮らしているので、水場が無く丘ばかりのつくし野では見ない鳥なのですが・・・。
おそらく、水場から水場に移動する途中だったと思います。こういう、大型のトリが見られるようになったことはとてもうれしいことです。
逆に、この翌日の日曜日の夕方。畑で、一人で作業していたとき、ギャーギャーというような、お世辞にも良いとは言えないようなトリの鳴き声がしたので見てみると・・・。
ワカケホンセイインコの3-4羽の群れでした。この鳥は、昨年、秋に旧畑のヒマワリの種をポリポリと食べつくした外来種。
その時は、1羽だけでしたが、今回は3羽でしたので群れと言うべきでしょう。印象としては、定着しているように見えました。
大きさや食性から、オナガかカラスと競合してしまうように思いますが、在来の生物と競合して追い出してしまわなければ良いが・・・と感じます。
今後、つくし野で薄緑色の大型のインコを見つけたら、教えてください。わたしも注目していたいと思います。
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