次の活動実施予告・実施済の報告


〇 第12回特別活動は、「茎ブロッコリー・ハクサイ菜の花を収穫しよう!」を3月24日日午後の実施しました。次の特別活動の実施日・内容は未定です。
〇第12回定例活動は「畑のお世話~種ジャガイモの植付など」は3月9日土を翌10日日午後に延期して実施済です。

2016/03/04

里山の感想、蝶プロジェクト参加報告など

2月21日(日)に本年度第11回目「里山へ行こう!」を実施しましたが、鋼鉄マンさんから楽しいお便りをいただきました。また、顧問の樋村さんが活躍されている「南つくし野小 蝶プロジェクト」に参加してきましたので、そのご紹介もします。



《その1:スクールニュースで配信されました》

今回も月刊誌「スクールアメニティ」の記者、岡本さんが参加してくれました。今回の活動が、スクールニュースとして配信されましたのでお知らせします。

『スクールニュース vol.173 編集部から 体験型環境教育の現場
 つくし野ビオトーププロジェクトシーズンX 2016.2月』



《その2:鉄鋼マンさんからのお便り》


つくし野ビオトーププロジェクトの創設者であられた田村先生が亡くなられたとのこと、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


田村先生がこのような取り組みを始めてくださったおかげで、うちの子たちだけでなく、多くの地域の子供たちが、自然に触れる貴重な機会を持つことができています。心から感謝しております。

今のつくし野小学校の先生方も色々と工夫して運営してくださっていると思いますが、『田村校長先生のつくし野小学校』にも接してみたかったな、と思っておりました。




さて、『里山へ行こう』にも家族5人で参加させていただきました。
予想以上に長い距離になりましたが、山の中を歩いたり、古い神社を訪ねたり、子供たちにとっては、とても良い経験になったと思います。


王子神社だったでしょうか、高い木の上に作られたカラスの巣を見たのが印象的でした。風に吹かれて大きく揺れていました。

家に帰ってから『野鳥記』をめくってみると、カラスの巣が載っており、卵からヒナがどんどん大きくなっていく写真を見ることができましたが、あんな高いところでカラスのヒナたちは怖くないのだろうか・・・と子供達と話しました。



子供の頃、良く遊んだ神社の縁の下にアリ地獄があったのを思い出しながら、神社が現れるたびに、神社の縁の下を覗いていましたが、全てコンクリートで固められており、漸く、どこだったかの神社の物置の軒下でアリ地獄を見つけました。

子供の頃の様にそれを掘り返したりはしませんでしたが・・・。

また、いたるところで竹藪が雑木林を浸食しているのも興味深かったです。

子供の頃、『藪はちゃんと手入れしないと、まわりに広がってきて大変なんだ。』という話を聞いたことが
あります。

今、昔私が遊びまわっていた故郷の裏山はすっかり荒れ放題で、あまり日もささず、子供を連れて入るのははばかられる感じになっていますが、町田の里山はまだそこまでは行っていない感じで、子供たちを連れていくことができて、とても良かったと思います。



結局、遅れがちになって皆さんにご迷惑をおかけしてしまったようで申し訳なかったのですが、5才の次男も3才の娘も、ぐずることなく、歩きとおすことができました。



途中で、子ども2人がトイレに行きたいと言いだし、知り合いのお店のお手洗いをお借りしました。ここが和式だったようで、今まで和式のトイレを使ったことのない子供たちは、やや戸惑ったようです。

次男は『座ってやれたよ』と言っておりましたが、どう座ったのか、怖くて聞けませんでした。
私が子供の頃は逆に洋式のトイレなど見たこともなく、小学1年生でオイルショックが起きたとき、テレビの中でトイレットペーパーを奪い合うオバサン達を見て、『一体あの人たちは何をしているのだろう』と思っていたくらいだったものです。

今は、全く逆の状態です。ある種の危機管理として、子供たちに和式トイレの使い方もきちんと教えておかないといけないな、と改めて思いました。




最後に新しい畑で頂いたヒヨドリのおこぼれのキャベツは、ホイコーローになりました。調理の過程で2匹のナメクジが現れて、大騒ぎだったようですが、おいしく頂きました。






今回も、予め下見でコースを歩かれたとのこと、大変だったのではないかと思います。
貴重な機会をありがとうございました。引き続きよろしくお願い申し上げます。



鉄鋼マンさん、いつもながらユーモアあふれる楽しいお便り感謝です。

里山は、短い距離でもいろいろな変化があり、季節によっても大きくその姿が変わるので、今回とは異なった季節にも是非、探検がてらご家族でまた歩いてみてください。

車や電車で、遠くの観光地や都会的なところに出かけるのも良いけれど、あのクリ畑から都心が見える斜面で、良い季節にご家族でお弁当を食べたら、とても幸せな一日になるのではないかと思うのです。

和式便器はすっかり減ってしまいましたね…。確かに、今の子供たちは和式便器の経験が無い子も多く(つくし野小学校は建設年度が古いのでありますが…)、仕事で学校の設計を担当すると、いつも議論になります。

和便(和式便器のこと)を付けても、利用率は低く、混雑の原因にもなりますしね…。夏休みに田舎の施設に合宿するときなど、宿泊先に和式便所しかないときは、事前に学校で訓練するのだそうです。

ありがとうございました。引き続き、よろしくお願いします。(小池常雄)




《その3:南つくし野小 蝶プロジェクト》

「南つくし野小 蝶プロジェクト」でもご活躍の樋村さんを見学に行きました。

活動の当初予定日20日(土)が延期になり、この日の予定がなくなったので、同日午前中、南つくし野小の「蝶プロジェクト」の見学に行くことが出来たのです。

この日は、理科室で昆虫の特徴のお話し。蝶の食草や渡りのお話などがプログラムでした。


つくし野ビオトーププロジェクトの方でも顧問として活躍して下さっている樋村 淳さんは、この日は、長い距離を移動するアサギマダラのお話をする講師として登場。映像を交えてとてもわかり易い説明でした。




私は、この日は講師ではなかったので、とても楽ちん。自由な時間があり、会場に用意されていた顕微鏡でモルフォチョウの美しい羽根を観察させてもらいました。




この写真は、手持ちのアイフォン(iPhone)で、実体顕微鏡の接眼レンズから写した写真。手持ちなので、顕微鏡とアイフォンの光軸を合わせるのが難しいのですが、うまく合わせられたときはとてもきれいな写真が写せました。



チョウの羽の鱗粉はとても小さいのですが、鱗粉の一つを拡大すると表面全体がさらに小さな凹型の構造で覆われていることが観察できました。難しい言葉で言うと、構造色…というのですが、うまく光を反射させ、こういう神秘的な青い光を発しているのです。

こんな特殊な構造を、進化の中で獲得してきた生き物の不思議さを、持ち合わせた手元の機械で記録することが出来ました。


なお、モルフォチョウの写真は、下記のサイトなどで見ることができます。

 Wikipedia「モルフォチョウ属」
 モルフォチョウ族(Morphini)のページ



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