ご自宅、庭にカブトムシが毎年産卵!
高見顧問から、お便りと写真を送っていただきました。高見顧問も私と同じ一級ビオトープ管理士資格をお持ち。
(正しくは、私が高見さんの資格がうらやましくて、追いかけて勉強。4年かかって難関の資格の計画・施工の2部門に合格。)
従って、生きものや生態系への考えは、基本的に私と同じ基盤に立っておられると考えています。
ご自宅は、例年9月に川の活動をする奈良川の近く。
横浜市青葉区あかね台という、つくし野のような多摩丘陵を開発して作られた住宅地の戸建て住宅にお住まいです。
「町田市 HPの市内のビオトープ紹介のページを拝見。
みんな色々頑張っていますね…。
町田市内各所では、様々なビオトープ作りの試みが行われているようですが、私も自宅で(生きものにとって)多様な空間を作る(残す)ことで、生きものたちに役立っ
私は、最近まで遠隔地勤務が続いていたので、自宅に帰った時に、庭に手をかける時間があま
わが庭の昆虫による一番の被害は、椿の仲間の葉を食べるチャド
葉を食べられるだけなら許せるけど、
庭の腐葉土製造場(庭で発生する落ち葉や草を集積)に何年も続けて、天然のカブ
厳密に言えば、カナブンなど ほかの幼虫もかなりいます。
[苗のトレーを利用して、通気性が良好、かつ、コンパクトに剪定枝葉をたい肥にできる…] |
[高見さんの自宅庭のたい肥置き場] |
[トレーの覆いを外して上に載った落ち葉をよけるともう、カブトムシの幼虫が…] |
多分、現在の住まいに住み始めて以来、庭の 落ち葉など有機物はゴミとして外部に処分したことは無いのでは…。
農家の やり方を模倣した…って感じです。
限られた個人の住宅の、狭い庭の一部を腐葉土製造場にするの はもったいないかもしれないのですが、自然界のミニチュアみたいなものです から、良しとしようか…と考えて実行しています。
[表面の枯れ葉をのけると、もう幼虫がゴロゴロ] |
堆肥置場はポッ
今日は二つ目に着
先週は17匹+α、今日の分を加えると、50匹弱成育し
一匹のメスから生まれたのか、複数のメスから生まれたのかは不
どこから産卵にきたのか、不思議に想います。
[見つけた幼虫の一部は、こんな感じ。] |
[これは水槽を利用して移したもの] |
樹木では、次はエノキがあればいいですね。
(小池注:榎(えのき):日本の国蝶オオムラサキの食草となる木)
お隣りの庭ではこの夏、オナガが巣立っ たようです。
我が家の庭で育ったのは、ヒヨドリ、メジロくらいかな…。
キジ バトのヒナは、孵っても何度もカラスに食べられてしまいました。」
「今日(11月10日)もまた庭の堆肥置場を整理。
二つ目のカゴから、十匹ほど、三 つ目のカゴから二十匹のカブトムシの幼虫が見つかりました。
付近 にまだ潜伏している個体もあるので、先日の五十匹弱と合わせると 八十匹ほどに。
複数のメスが産卵したことになるね。
オス、 メスの比率は不明。
堆肥置場に戻すことにしましたが、春までうま く半冬眠してくれればね。」
「今日(11月11日)残りの堆肥置場周りを整理。腐蝕化した剪定枝の積み込みなど からカブトムシの幼虫二十匹を確認し、堆肥籠の中に埋め戻し。 前日までの幼虫数に加えると百匹」
週末、2回に土日4回をかけて作業された経過がよくわかります。
最終日の写真が、手順がよくわかるので、順番に解説。
①まず、たい肥置き場を整理。隠れていたカブトムシの幼虫を確認。
②作業中に逃げ出さないように、とりあえず植木鉢で確保。
③プラスチック製の鉢容器を連結。園芸店などで無料でくれる場合も…。
③設置場所に、軽く腐葉土を置いた後、幼虫を放す。周りは乾いているので、隙間が大きくても逃げ出すことはなく…。
ポット苗用のプラスチックを廃品利用してつなげて作った置き場でのたい肥作りは、私も真似をしています。
専用畑のスロープを上がった右側に作っていて、主に畑や通路・斜面に生えた雑草を材料にしたたい肥作りをしています。「今日(11月10日)もまた庭の堆肥置場を整理。
二つ目のカゴから、十匹ほど、三
付近
複数のメスが産卵したことになるね。
オス、
堆肥置場に戻すことにしましたが、春までうま
「今日(11月11日)残りの堆肥置場周りを整理。腐蝕化した剪定枝の積み込みなど
週末、2回に土日4回をかけて作業された経過がよくわかります。
最終日の写真が、手順がよくわかるので、順番に解説。
①まず、たい肥置き場を整理。隠れていたカブトムシの幼虫を確認。
②作業中に逃げ出さないように、とりあえず植木鉢で確保。
③プラスチック製の鉢容器を連結。園芸店などで無料でくれる場合も…。
③設置場所に、軽く腐葉土を置いた後、幼虫を放す。周りは乾いているので、隙間が大きくても逃げ出すことはなく…。
ポット苗用のプラスチックを廃品利用してつなげて作った置き場でのたい肥作りは、私も真似をしています。
奥にある、大きなたい肥置き場は、今は、ほぼ空っぽですが、昨年はここにたくさんのカブトムシの幼虫がいたことは、覚えておられる方も多いでしょう…。
高見さんは、自宅で伐採した樹木枝を粉砕してたい肥化しやすくする電動の粉砕機をお持ち。
それで、大きい葉も枝も細かく粉砕してここに積んでいるので、ゴミとして収集に出さないで済んでいるようです。
真似をしたいけれど、なかなか自分で実行するとなると大変ではあります。
つくし野もあかね台も、カブトムシのエサとなるたい肥があるだけで、どこからかカブトムシのメスが飛んできて産卵するのですから、素晴らしい環境とも思います。
高見さん、たくさんの写真とおたよりありがとうございました。
≪おまけ≫
鉄鋼マンさんよりお便りをいただきました。
高見さん、鉄鋼マンさんそれぞれ行動は違うけれど、根底は同じ気持ちのように拝察します。
「先週末(11月10・11日)、今年最後の幼虫マット交換を行い、月曜日(11月12日)につくし野天使
園長先生のご提案で、他の3つの幼稚園にも引き取って頂く事にな
16匹ずつ大きめの水槽に入れてお渡ししました。
初夏になって、ある日突然羽化して、更 なる大騒ぎを起こせるよう、元気に育ってくれれば、と思います。
幼虫達の多くは、羽化直後に生まれたもののためか、相当大きく 、既にサナギになる直前のように黄色っぽくなっています。
幼虫達の多くは、羽化直後に生まれたもののためか、相当大きく
あんま り早く羽化しても困るのですが・・・
結局、今年は248匹を里子として引き取って頂き、自分の分として20 匹位は残しておきたいという3人の子供達の要望も踏まえ、 69匹残しました。
結局、今年は248匹を里子として引き取って頂き、自分の分として20
文章:高見顧問、鉄鋼マンさん
(いただいた複数のお便りを、小池の責任で調整し、再構成しています)
写真:高見顧問、鉄鋼マンさん
ブログ調整:小池
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