お食事あと(跡)は、いささか・・・
これは、川口市の郊外のある施設の構内で見つけた鳥の羽。ドバトの物でしょうか?
周りをよく見ると、少し開けた場所に大きな羽根が落ちており。
そこから1-2、離れたコンクリートブロックとフェンスに挟まれた場所に、細かい羽毛がまとまって落ちていて…。
おそらく、猛禽(もうきん:肉食のトリ)が、ドバトをとらえ、最初に大きな羽根を取り、次に少し隠れた場所に獲物を持っていき、丁寧に細かい羽毛をむしり、食べやすいように調理(?)した後ではないか?と推察できます。
つくし野周辺でもこういった猛禽の食事の後(食痕)を見ることがあります。
猛禽に近づいて写真を撮ることは容易ではないものの、上空を飛ぶ姿は見ることができ、明らかに前傾姿勢のシルエットで、猛禽であることが分かる事があります。
「まず上位二つイヌワシ、クマタカはないと思います。
この時期だ
まれにですが
いつだったか、チョウゲンボウは上空
・・・とのこと。
さすがに詳しい!!
平和な川口やつくし野の住宅地の中でも、こういった命をめぐる攻防が、人知れず行われていることは驚きです。
(以後閲覧注意!!)
少しぎょっとする写真ですが、これは、渋谷区の代々木公園近くで見つけたもの。
鶏肉で言えばガラに相当する部分。これも大きさから考えて、ヒヨドリではなく、ドバトではないかと思います。
スーパーで売っているニワトリのガラは、血抜きしてから肉を取ったものなので、もっとピンク色ですが、さすがに野鳥を食べた後は、わずかに残っている肉も赤い!
骨についた肉も、丁寧に食べられた跡があります。
こういった骨も、地上に残されれば、ネズミなどほかの生きもののエサになり、ヒトの目に降らることは少ないのですが、珍しく、写真に納めることができました。
猛禽のお食事後は、いささか乱雑。
まあ、命をめぐる攻防の後、ほかの猛禽に横取りされないよう、やや隠れた場所で急ぎ調理(羽毛などの毛をむしり取る事)をし、さらにどこか安全な場所に運んで食事をしたのでしょうから、食事後の掃除をしてからいなくなるはずもないのですが・・・。
猛禽のお食事後(跡)はいささか・・・と、思ったのでした。
《おまけ》
2019年3月12日火曜日朝、通勤のためにつくし野に向かう駅近く。
こんな情景に出会いました。
平和に見えるつくし野の早朝に、食べる食べられるの関係があり、弱肉強食の姿が見られました。
よく見ると、ドバトの初列風切り羽根を含む4枚ほど。右肩の骨もついています。
あまり気が付かないと思うけれど、つくし野は猛禽にはいい狩場。
上に書いたけれど、もう少し隠れたところでお食事することが多いけれど…。
幼稚園のお迎えバスに乗ろうとした親子がちょっとびっくり!
つくし野の自然を感じた朝でした。
以上です。
文章:高見元久、小池常雄
写真:小池常雄
ブログ編集:小池常雄
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