身の回りの昆虫たち(その2)
これは、高尾駅からほど近い、多摩森林科学園で見つけたもの。
トノサマバッタの成虫。(8月18日撮影。)
草原の生き物だけれど、この日は林道の脇の木の葉のうえで休息中。
下は、既に弱ってしまい、路上を歩いていたミンミンセミ。
生きているからとても、目がキレイ。
複眼は宝石・玉のような輝き。
額の中央にある単眼は赤いので、ルビーのよう?
額のあたりの深緑色と黒色ロ合わせると、七宝焼きに石を組み込まれたブローチのよう。
これは、園内の掲示板についていたセミの抜け殻。
目の部分のカラは薄く、良く透けて見える。
土の中では目は役に立たなかったろうから、羽化した後のための目なのに、ここだけ薄い。
これは、我が家の山芋の葉っぱを大量に食べてしまうまで気が付かなかった大アオムシ。
私の中指くらいの大きさ!!!
専用畑の片隅で見つけたショウリョウバッタ。
羽根の大きさを見ると、腹まで覆い隠していて、既に成虫とわかります。
少しピンボケだけれど、畑のノートを入れてある木のボックスについていたセミの抜け殻。
桑の木の足元には、セミの幼虫が出てきた穴がいくつも開いていて…。
これは、アゲハ用に庭に置いている柑橘類の鉢。
前に紹介した緑色のアゲハチョウの幼虫の姿になる前、2、3齢の幼虫の姿。
終齢近くの姿とは、似ても似つかない黒白。
これは、トリのフンに擬態していると言われているもの。
確かにこのくらいの大きさだとわかる。
終齢くらいの大きさでこの色だと、ちょっとね。。。
意外に身近に昆虫などの生き物がいて、拡大して写真を撮ると、思った以上に美しい姿に驚くことがあります。
私たちの畑は、最近は一切無農薬。
だからいろいろな生き物がやってきたり、生息したりしています。
あなたも、身の回りを観察してみませんか?
≪おまけ≫
鉄鋼マンさんから、お便りをいただきました。
「今朝(9月5日)台風一過の庭に何か異常はないか見ていたら、こんなも のを見つけました。
[見にくいけれど、上の方の地面にケムシがいます] |
先週末、庭に水をやっていたときには、全く 気がつかなかったのですが、いつの間にかこんなことになっていま した。
トゲトゲのとげをまとい、体は黒&鮮やかな朱色という面妖(注:めんよう:不思議なこと、奇妙なこと)なカラーリング(いろ・もよう)なの で、危ない毒虫かと思いましたが、調べてみると、ツマグロヒョウ モンという蝶の幼虫のようです。
良く見ると、もう一つのスミレの鉢も、プランターのオクラの根方 に生えていたスミレもすっかり丸坊主になっていました。
成虫の写真を見ると、良く見る蝶の様だし、特に毒もないようなの で、このままにしておこうと思います。
になっているのが一匹いました。
ギの状態と比較すると、逆立ちしているように見えます。
余計なお世話ですが、羽化する時は、どうするんだろうか、と思い ます。
インターネットで検索してみると、色んな方の観察日記が、アップ されており、それらの内容と、ほぼ同じ経過を辿っているように思 います。
その中で「数年前は、大阪でもあまりみかけなかったが、最近は見 かける。温暖化の影響か?」なんて記載もありました。
良く見ると、もう一つのスミレの鉢も、プランターのオクラの根方
成虫の写真を見ると、良く見る蝶の様だし、特に毒もないようなの
しかし、鉢の奥の方にスミレ以外の葉ものもあるのだけれど、こち らは、全く食われていません。
改めて、幼虫の食の厳格さを感じる と同時に、何とか、残された葉っぱで、サナギになって欲しいなあ と思います。」
9月7日には、
「先日発見したツマグロヒョウモンの幼虫達ですが、今朝見てみると 、数匹いたはずが、一匹になっていました。
また、植木鉢でサナギ
モンシロチョウと比べると、
・毛虫が大きいので当たり前かもしれませんが、サナギも一回り大 きいです。
・お尻を上にしてぶら下がっている感じるですので、一般的なサナ余計なお世話ですが、羽化する時は、どうするんだろうか、と思い
インターネットで検索してみると、色んな方の観察日記が、アップ
その中で「数年前は、大阪でもあまりみかけなかったが、最近は見
つくし野で 昔どうだったのかは知りませんが、少なくともここ2~3年は、 家の周りでも良く見かけます。
昨年は、何匹かのモンシロチョウのサナギがアオムシコマユバチに やられ、スズメガのサナギも、 何かのハチの幼虫にやられちしまいました。このさなぎは、 元気に飛び立ってくれると良いなあと思います。」
昆虫の中でも、特にチョウやガは、幼虫の食べる植物(食草(しょくそう)と言います)はとても厳格。つまり、ある種のチョウはある種の植物しか食べられない!
ナミアゲハが柑橘類(ミカンやカラタチ)の葉しか食べられないし、姿かたちはそっくりのキアゲハはセリ科の人参、パセリ、ミツバの葉しか食べられないということです。
引き続き、身の回りの生き物の情報をお待ちしています。
以上です。
文章:鉄鋼マンさん、小池常雄
写真:鉄鋼マンさん、小池常雄
ブログ編集:小池常雄
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