次の活動実施予告・実施済の報告


◎2024年度もつくし野ビオトーププロジェクトを実施します。
〇第1回定例活動は4月20日土専用畑で年間プログラムの発表や新キャベツと「?」の収穫体験などです。希望者にカブトムシの幼虫配布もします。
〇 第1回特別活動は、実施日・内容ともに未定です。

2019/01/06

地域でのもちつきの意味は?

もちつきのお手伝いをしました。
2019年1月6日土曜日午後、
私の自宅近くのガーデンレストラン「つくし野ローズガーデン」の餅つきを、
裏方としてお手伝いしました。
「つくし野ローズガーデン」は、ご近所ということのみならず、「つくし野ビオトーププロジェクト」に、活動場所を提供して下さったり、昨秋の活動では、ガーデン内の柿を採らせていただいたり、様々にご支援いただいているので、せめて恩返しを…と考えたのです。

餅つきというと、この写真のような臼のモチを、杵でついている姿を思い浮かべる人が多いと思いますが、実は、これは全体の流れから見ると、ほんのひとときのこと。
餅つきの準備は、前の日に、もち米を水に浸すところから始まります。
当日はというと、まずはたくさんのお湯を沸かすところから始めます。
 
私は、こんな感じで湯沸かしをスタート。
ここで沸かしたお湯はまず真っ先に、臼の中に入れ、杵とともに温め、湿らせることに使います。
次は、いよいよもち米を蒸すことになります。
蒸篭(せいろ)という道具で蒸すのですが、これは昨年私が手作りしたもの。
3段重ねで、下から蒸気を当て、1時間近く蒸します。
蒸気が下から出ていることは、一番上のフタを取るとよくわかります。
用意した臼と杵は、こんな感じ。
友人の実家で使われていた年代物です。
昔はお米屋さんで餅をついて販売していたのだそうで、そのころから伝わったもの。
小さい杵は手作りの子供用。
用意している最中、これまた昭和初期から伝わっていた前掛けをもやしてしまい…。
蒸しあがったもち米は、最初に杵の先で押してつぶします。
これをちゃんとやらないとなかなかいい餅にならず。
次は、皆さんもよくご存じの餅つき。T氏とKちゃんのコンビ!!
出来上がったものは、ガーデンレストランのお正月特別ランチとして提供されました。
お客様には、これにカボチャの煮物などが付けられて…。私は食べ損ね…。
臼でついたのおもちを、つきたて短時間で出してくれるレストランは、なかなかないのでは?
塩麹とゴマ油が印象的なけんちん汁は絶品。初めての味。
私は裏方でしたで、まかないで、いただきました。
昨年はのし餅でしたが、今年はお店で提供したこともあってまる餅。
これもなかなか美味。
スーパーで売っている切り餅とは、やはり違います。
以前は、地域でも、お寺でも、子供会などでも盛んにお正月の行事として餅つきがされました。
しかし最近は、めったに催されません。
事前の準備や後片付けで多くの人の手間、必要となる資材がたくさんあること、食中毒のリスクがあること、公園などで火を焚くことが許可が必要となるからなどからですが、とても残念なことです。
多くの都市近郊住宅地に住む人たちにとって、お金を出してサービスを受けることには慣れているけれど、自ら汗して準備して協同作業して助け合い、分け合うことはあまりしなくなっているからのように思います。
こういう近隣の人との共同作業、特に煮炊きの経験や資材は、災害の発生時など、とても役立つ物・経験ですし、子供たちにも強い印象を残し、大人になってからも原体験になるものです。
「つくし野ビオトーププロジェクト」でも、かつてはたき火の定例活動を行い、汁物を作ったり、竹で大型バームクーヘンを作ったりしましたが、参加者の皆さんの反応を見て、思うところがあり、もうこれは開催できないと次の年から止め、現在に至っている事をご存じの方もおられると思います。
参加者の皆さんが、楽しいことの企画の裏側に、たくさんの準備が必要であり、特に火を使うプログラムは、やけどなどのリスクを伴うことを理解下さり、裏方として多くの人にご支援いただけるのなら、いつの日にかつくし野ビオトーププロジェクトでも、餅つきが開催できるかもしれません。
わたしには、資材もノウハウもたっぷりありますので…。(笑)
最後に、私が好きなアウトドアの方法で湯沸かしなどをお許しいただいた「つくし野ローズガーデン」の皆様に、お礼申し上げます。
餅つきは、縁起物とも言います。
良い年になりますように…。
以上です。
文章:小池常雄
写真:   同
ブログ編集:同

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