その後の「藍の生葉たたき染め」
末尾に《おまけ2》を追記
末尾に《おまけ2》を追記
いつも、活動に参加してくださるSさんご家族から、
数年前に差し上げた藍が種を落とし、庭で自生しているので、活動プログラムの「藍の生葉たたき染め」を自宅でやってみたい…と連絡をいただきました。
それで、参考書として農文社発行の子供向け絵本「アイの絵本」を紹介。
表向きは子供むけだけれど、いやいやそんなことはなく・・・。
本の後ろに大人向けの解説があり、これで十分な専門的知識が得られます。
これは、最初にやるはっぱの採集。
なるべく上についている、新しい葉っぱが良い色が出ます。
活動でやったように、葉っぱの表側を移したい布の方に向け、後はくっつかないようにビニールを敷いて、上から丁寧に細かくハンマーで叩くのです。この時細かく、数多く、葉脈に沿って叩くのがコツ。
今年7月の活動では、力まかせに叩いて、下に敷いておいた大理石の板を何枚も割ってしまいました。いやはや・・・。
石版でなくとも、固くてつるつるした平らな面であれば良いのですが…。
これは、金属製のハンマーではなく、すりこぎで叩いているところ。
先が、丸いので、回数を多くたたく必要があるけれど、ハンマーでなくとも十分OK。
さて出来上がりはこんな感じ、細かい葉脈まで写し取って、いい感じ。
これで、十分、夏休みの自由研究になるのでは??
やってくれてありがとう。
また、写真を送ってくれてありがとう。
空気中の酸素で酸化され、みるみる青くなるし、一度洗濯すると葉緑素や他の葉っぱの成分が落ち、より一層、藍に染まった色がよくわかります。
また、使い続けると色が少しづつ落ち、変わってまたもっといい漢字に変化します。
丁寧に、大切に使ってね!!
≪おまけ:1≫
Sさんの家では、もう1年以上、つくし野小学校の池で救出したイモリ(井守)を飼っています。
その後、「いもりとやもり」という絵本を探してあげたこともあり、ヤモリに興味を持ったそうで…。
イモリは水棲で両生類に対し、ヤモリ(家守)は陸棲で爬虫類なのに姿かたちはそっくり。
それで、近所に住むおばあちゃん(お目にかかったことはないけれど、私と同じ歳だって!!)が捕まえてくれたヤモリを飼うことにしたのだそうで。。。
さて、この写真片方がイモリ、もう片方がヤモリなのですが、あなたはどっちがどっちかわかりますか??
ヒントは指先の形。
ヤモリはこれ(ファンデルワース力)で壁やガラスに張り付いて移動できます。
《おまけ:2》
これは、たたき染めをしてから、布に残ったぱっぱをそっとはがした後、空気にさらされ青く変化した後の写真。
葉脈に沿って叩くのと同時に、葉っぱの輪郭に沿ってもう少したくさん叩くと、輪郭がはっきりしたかもしれない。
是非次回は、違う模様でトライするときにやってみて!!
下は、この作業を基に、夏休みの自由研究を作成中…とのお便り。
きっと力作になると思います。
文章:小池常雄
写真:Sさん
ブログ編集:小池常雄
0 件のコメント:
コメントを投稿