次の活動実施予告・実施済の報告


◎2025年度つくし野地区での活動は延22回実施。延参加者数は828名。 ◎F幼稚園での活動は延11回、延1,280名参加。 ◎小川小への出張環境学習は延6回実施。延887名参加。 ◆3地区で延2,995名/39回の活動を実施。
〇2026年度第3回定例は5月31日日午後57名の参加者で実施しました。第4回の特別活動は実施日未定ですがジャガイモ収穫の見込みです。

2026/06/20

小学校の教科書に 誤り??

 教科書のさし絵 どこかが?? 
この絵は、数年前町田市内で小学校3年生の教科書に実際に使われていたもの。
大きな出版社の発行している教科書だし、文科省の検定も通っているはずなのだけれど、実際にヤゴをかった経験がない人が作った教科書?…とすぐばれてしまう表現がある。
(答えは末尾に…)
いつも思うけれど、小学校で学ぶ内容は、決して幼稚やレベルが低い内容ではない。
教科書には、そもそもトンボの幼虫ヤゴを飼育することがとても簡単なことのような表記がいまだにあるけれど、いやいや身近な生きもの(昆虫・魚類・爬虫など)の飼育方法の中では、ヤゴはなかなかむつかしい部類に類する。

ヤゴの飼育がむつかしい理由は、
①いきえ:生餌(生きた生き物)しか食べない
 例年の「プールのヤゴ救出大作戦!」の活動では、ヤゴに与えられる生餌には、釣具店で入手できるアカムシでの飼育方法を紹介し、釣具店で入手の上、参加者に入手先・方法を説明したうえで、配布している。今どきヤゴそのものも生餌も都市近郊住宅地で手に入れるには、それなりに知識も経験もいる。
②ヤゴは自分の体に応じた大きさのものしか食べられない
 上記の資料ではないけれど、与える生餌として、オタマジャクシやメダカを記載している資料がいくつもある。
 プールにいるシオカラやアカトンボのヤゴは、メダカどころかオタマジャクシはほんの小さいものしか実際には食べられない
③イトミミズは現代の子供たちは見たことすらない??
 私の子どもの頃は、家の前のドブの蓋を返すと、イトミミズの塊がうようよいたけれど、もはや昭和と共に絶滅(笑)。
 今も地方の小学生の家の前にはドブがあるか?は不明だけど
 我が町に住み、衛生的な環境に暮らす子供たちはイトミミズは見たことすらないのでは?
④「けんざん(剣山)」が自宅にあるのは、おばあちゃんが生け花をする人位?
 家庭にもよるだろうけれど、生け花をしない家庭はもはや多い。
 そもあおも小学生が、剣山って知ってる?
⑤共食いをする!ことの記載がない
 ヤゴはエサが不足したり、多く入れすぎると簡単に共食いする。
 この絵のように2匹でなくてもいいと思うけれど…
 小学生に共食いを教えるのはむつかしいことだけれどどこかで伝えなければ飼えない
⑥肉食のヤゴは、水を汚しやすい
 水を清潔に保つ必要があることは言うまでもない。
 そのためには水槽の掃除がしやすいことが大事。
 砂や細かい砂利を入れるより、実際に飼うには現実的。

下の挿絵は、冒頭に紹介したカットを含む全ページ。
下右側挿絵にヒントがある。
誤っている?記載は、水槽の水底に「土」を入れている点
多分、イラストレーターは砂をイメージして、右図の土と異なる明るい色で記載したけれど、キャプションを入れる人が「砂」と記載するべき事を間違え、検定もそのまま通ってしまったのでは?
いうまでもなく、土には腐葉土の成分など成分に有機物をたくさん含む。
この季節の気温では、水中に入れてはすぐに水を腐敗させてしまい、酸素不足でヤゴは死んでしまう。
また、水を入れた段階で土が舞い上がり、泥となり、そもそもヤゴが見えない。
正解は、水槽の底には何も入れない事。
(何歩か譲って「砂」だけれど、実際に飼育してみると「砂」は邪魔なだけ…)
ヤゴは、アカムシを食べると黒く、丸く、硬いウンチをする。
これは放置できないし、共食いしたらそれも取り除かなくてはならない。
プラスチック水槽は、すぐに壁面がヌルヌルしてしまうこともあり、掃除は必須。

下記は私の飼育方法。
水質をきれいにし、酸素補給を多めにして、多数飼育を試みている。
HMさんのご自宅での飼育方法は、とても参考になる。
いつも思うけれど、どんなことでも自分でやって確かめてみることが大切。
小学校の先生方も、実際はご自分ではやったことがないことも多いのでは?
教科書に書かれていても、必ずしも正しいとは限らない?
小学校でやる内容…と、侮ってはいけないと…私自身は、常々自戒している。

文章:小池常雄
引用:町田市内で数年前使われていた小3教科書
「たのしい理科3年」(●●●図書発行)より
編集:小池

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