ありふれた身近な環境に、驚きが…
珍しく朝から晴れた日曜の朝。
いつものポイントに、カワセミの姿を追ったのだけれど、里山の谷あいの小さな池は全面結氷。
カワセミは、水に飛び込んで魚などを捕食する鳥なので、こういう状況になるとえさ場を変えるか?氷が解けるまで待つしかない?
結氷した池の表面に落ちた枯葉が、風に浮かれつつ--っと流されていく…。
鳥類は、そもそも冬眠はしないし、あまり体に栄養を貯められないはず。
冬でも寒くても食べ続けなくてはならないはずで、少し心配。
そんな池に近い里山の野菜畑もすっかり凍てついて、霜に覆われている。
近づいてよく観察すると、野菜や雑草の種類によって、ついている霜の結晶の形が違うことに気が付き…。
これは、巻きが進んでいないキャベツ。
葉先を中心に葉の両面に大きい霜の結晶が付いている。
細長いザラメのような形の結晶。 六角形ではなく、細長く直方体に見える。
これは、ブロッコリー。
場所によるけれど、細長く。
これはホウレンソウ。 やや結晶が細かい。これは、ニンジンだろうか?
畑の横に生えるササ(笹)が面白い。
葉表の中央部は普通の霜だけれど、なぜか周辺部は尖った結晶になり、突き出して見える。
いずれにしても、冷え込んだ夜間、雲がなく、風もなく、放射冷却しやすい空が開けた場所に霜はよく降り。
冷え込んだ朝、早起きした人にだけ、また陽が当たるまえのわずかな時間だけ見せてくれるご褒美。
文章:小池常雄
写真: 同
撮影地:新治市民の森
撮影日:20201220早朝
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