次の活動実施予告・実施済の報告


〇第8回定例活動は日程変更し、11月17日日実施済です。
〇第5回特別活動は、10月27日日実施済みです。次回は未定です。

2022/11/06

「まちだをつなげる30人」2022 Day 3

 この会議にはタブーがあるらしい…   

10月13日水曜13時から17時の4時間、市が主催する30人を集めた会議に3回目に招聘され、参加。 
3回目の出席で、ようやく「この会議のタブー」にあることに気が付き
この日は3回目、つまり、4時間+4時間+4時間で計12時間をすでに費やしている。
メンバーの基礎となる30人に加え、前年度までの参加者などのアドバイザーが5人くらい、市の職員が5人と考えると、40人が12時間。
つまり、40人×12時間=480時間=60人日/3回を費やした会議になっている。
参加者は一切無報酬・交通費の支給は無く、市の施設の利用だから会場費は表面的にははかかっていないのだけれど…。
(忘れてはいけない! 市からコンサル業者への外部委託費もあった!!)
(市職員の人件費も忘れてはいけない!)
(ちなみに国土交通省コンサル技術者の技師C単価で計算すると
32,800円/人日×2.415(諸経費・技術料掛率)×60人日=4,752,720円(税別)≒475万円

私が市の環境共生課からの要請を受けてこの会の参加を8月に決めたのは、
市のHPなどで事前に調べた中で、
前年度のこの会議の成果とされた「なかよしファーム」という
農業体験を通じた市民協働の活動に興味を持ったことが大きい。
HPで昨年度の記録を調べると、いろいろ驚く素晴らしいことが語られていた。
 ・「世代間交流とコミュニケーションの確立」
 ・「野菜作りによる高齢者の健康づくりと多世代の交流をはかる」
…が目的とされ、本年(2022年)の春と夏には2回の報告会が開かれ、
これから先、他の地区・全国にこの活動が広がっていくことになっている。
以下、3つのシートは「なかよしファーム」の紹介シートを転記。
とても、素晴らしい!

わが「つくし野ビオトーププロジェクト」は17年目の活動歴を持ち、
時代の要請・社会課題に沿って次第に活動内容も変化させて対応してきたけれど、
農業体験による様々な効果は、このブログでも繰り返し伝えている通り、
様々な社会課題への対応力が高いことを感じる。
テーマは生命・命・環境・街づくり・社会福祉・異世代交流…と、枚挙にいとまない。
けれど、それらは、この17年間の活動の中で、ようやく次第次第に実現してきたもの。
わずかな机上の会議とわずかな実践で簡単に実現できたものではない。

ついては、この会議体が3年目も継続して実施され、
「なかよしファーム」の活動が前年度の成果とするならば、
その成果は成果としてうまく取り込み、当方の経験・ノウハウを反映させれば、
メリットが大きいのでは?…と考えた。

人文科学でも自然科学でも、
まずは過去の実績や資料を調べ確認してから
その延長か、もしくは疑問を持ったり、否定して
新しいことを模索(仮説を立て)し、研究する。
重複による無駄が起こらないようにすることは、学問や物事の進め方の基本中の基本

これまで私が対応した経緯としては、
・参加表明の際、「なかよしファーム」に関する情報提供の希望を市側に表明
・Day1の会議で説明なかったので、終了後「なかよしファーム」前年度の参加者に声をかけたところ
  ➡『「Day2」で説明される。』…との返事
   ご自身が実際に農業を行ったというのでその農地の見学を申し入れたところ、
  ➡「自分の所有地ではないので、自分は許可できない」…との返答。
   場所も教えてもらえず。
・Day2の会議では市からは、全く何も説明はなく。
 グループ討議の際、土地(農地)の提供者であるり、同Gであったと後で知り。
 その人は、遅刻して参加し、途中で退席。 何も聞けず…。
・Day3の開催前に、市の市民協働推進課に、メールで情報開示を求めたものの、
 「Day3の中で…」との返答。
・ところが、Day3では説明の気配すらなく。
 進行の初めの部分で、発言を求め、情報開示を求めたものの怖い顔で制止され、
 「会の終了後に!」…とのこと。
 他の参加者から、進行を邪魔していると白い目で見られている気配。
 コンサルに経緯を話したところ、あからさまに嫌~な顔をされ…。
 会の終了後、市職員2人に声をかけられたけれど、答えらしい答えは無い。

私も鈍感。
Ⅾay1・2・3、のべ12時間を費やし、ようやく気が付いたのは、
「 この会議には  タブー  がある 」
つまり
前年度の活動の内容は、聞いてはならない!
 (過去2年間の活動は無かったことにして、ゼロに戻し、毎年町田市の課題を議論する。)
 (過去の活動記録はほぼ残さない。言ったことがどうなったかは、明らかにしない。)
 (企画プログラムも(予定)と書いておけば、何でも書ける。)
議論したことの記録は残してはならない!
 会議の中で議論された内容は、市もコンサルも記録は取らず、PP画面と口頭で発表のみ。
 議論内容を会議中に書きつけた大判の紙は、指示なく。捨てる?持ち帰ってしまう??

市が委託したコンサルからは、次々カタカナの一見おしゃれな会議・議論方法
インスピレーショントーク、ワールドカフェ、フィッシュボウル、ブレーンストーミング…)が、示される。
議論が誘導され、議論した内容が口頭で発表され、
進行はとてもスタイリッシュでおしゃれだけれど…。
メモを取ろうにも、一般の発表者の話自体はあまりまとまっておらず、
マイクを使ってもマスク越しで、よく聞き取れず、うまく聞き取れず、記録できない。
コンサルも、市職員(一人はメモしていた)も聞いているだけで記録は取らない。

私は、これまで企業人の業務として行政のコンサル仕事(まちづくり・学校施設づくり)をたくさん経験したけれど、
議論したことの記録も、なしえたことの記録も残さない…なんてとても信じられない。
普通の行政の委員会運営業務は、様々な出席者の議論を
程度の差こそあれ、記録に残し、報告書の形で期日までにまとめ、求められた部数だけ納品せねば、そもそもコンサルとして仕事をしたことにならない。
業務契約に基づく委託報酬の請求書は、その報告書と共に(もしくは後日)提出され、
業務記録・成果物の内容が詳細に検品され、受理されるか否か…がとても大切。

自分が経験してきた常識と随分異なり、行政が主催した活動なのに、
基本的記録さえ提供されない(そもそもない?)
知ろうとすることがタブーになっている!!!

でも逆に、ここまできてこの先、どんなタブーが現れるのか?
私が経験してきた常識がどこまで否定されるのか?
ひとつこの状態を表す言葉を思いついたが、その言葉が正しいのか?
…最後まで見極めたい…という気持ちになってきた。(笑)

…こんな、どんよりとした背景を踏まえつつ、Day3は以下のように進行していった。
  
最初にコンサルから、この日(Day3)4時間の進行内容が説明
最初に参加者全員と言ってもこの日は20人ほど(/30人)が自分の名前と、この日提案をシートを出したか否かを発表。
8人ほどが提出し、うち4人ほどが2案を提出。 全12案?の提案。
私も2案提出。
ひとり1案の人は4分、2案の人は6分で自分の提案を説明。 ちと短い。
会場が会議室でないので環境を暗転できず。
手元資料は無く、プロジェクター画面だけでの説明なのに明るすぎ、そもそも壁色がベージュなので、画面が読めない!!写真もつぶれている。
説明者はそれぞれ熱意をもって一生懸命事前準備し、説明しているのに、読み取りたくても読みとれない。
遅刻してきた人には、白黒版のプリントが手渡されたけれど…。
資源節約のためというけれど、最初に縮小版でも全員に渡せばいいのに…。
後日、市からコンサルが提示したシートは送られてきたけれど、個別のシートは送付なく。
提案されたものはざっと以下(手元メモをし損ねたいくつか欠落)。
何せ口頭だけの説明を受けたメモなので不正確。
(間違っていたら、発表された方ごめんなさい)
 ・市内の???の情報共有
 ・車椅子でどこへも行ける世界へ
 ・シニアの満足度MAXイベントプロジェクト
 ・SDGsマッチングサービスを作ろう
 ・地域通貨+地域貢献スパイラル大作戦
 ・こどもの街ミニシアターパワーアッププロジェクト
 ・「コーンボール」で世代を超えてコミュニケーションができるまちづくり
 ・地域の活動をポストカードにするアクションカード
 ・地域協議会の周知と活動人材マッチングのネット作り

私は、5番目くらいに2つの起案を発表。
最初は、「藍の生葉たたき染めでエコバックをマイバックに!」
事前にパートナーになってもらう企業との協働を調整し、可能であるとのお返事を頂いていた㈱良品計画のお二人とも、この日、事前の連絡なく欠席されてしまった。
やれやれ事前にちゃんと起案シートを準備したのに、足元をすくわれてしまった感じ。
会場や資材は、当方と同社が協働すれば、全く問題なく実施できることは確認済。
でも、実施時期は藍の生葉が手に入る初夏から花芽が付く9月ごろまでの限定だけれど…。
2つ目は、「農業体験を通じた環境学習・食育・世代交流・街づくりの実現
前年度の活動「なかよしファーム」を発展させ、市内に広めては?というもの。
未利用になっている農地や公立学校校庭の畑を有効活用しては?という提案。
農業は、実際には未経験の人が思うのと異なり、資材や燃料等、様々費用がかかる。
それを、例えば小学校PTAが会費として集め、運動会のノートといった記念品などとして使うのではなく、環境学習…という形にして、子どもたちに学校教育や塾ではできないまちだ故の体験をプレゼントすることに用いては?という提案。
各プロジェクト案を提案の後、提案者がテーブルを広げ、関心を持った人が集まるこの指とまれ方式。
残念ながらわがテーブルは人気なく。トホホ…。
良品計画さんのお二人の欠席がとても痛い。
それでも、おひとりM女史が話を聞いてくださり。
聞けば、子どもや高齢者が集う場所を主宰しているのだけれど、敷地内を緑化したいのだそうで…。
全体の様子は、テーブルに分かれて、喧々諤々はこんな感じ。
テーブルは動いても良いとの条件で、最後の方には3人ほどの人が当方のテーブルに来てくださったけれど、時間切れ。
そもそも紙ベースで起案シートを読めていない人がほとんど。
今期は3年度めで、企業関係者が7割を占めるはずが、福祉系・市の関係機関の関係者が占める割合が多く、学校関係者がほぼいない。
環境系の活動をしている団体の関係者は???
自治会の関係者は、最初はいたけれど、だんだんいなくなっちゃった…。
読めないパワポの画面と聞き取りにくい口頭の発表だけで、提案内容を理解せよ…というのは、いささか厳しい。
議論の途中で、議論の方法を「ブレーンストーミング」に変えよというコンサルの指示に目を白黒。
私は仕事で「ブレスト」も沢山経験したけれど、議論の途中で急にこの方法に切り替えさせられる意味が分からない。

全5チームが、討議した内容を全員の前で発表。
細かく正確に理解できていないし、メモも取れなかったので、細かくは記載しないけれど
チーム名は「SDGs…」「DEKAKEYO」「まちかつ」「地域通貨」にちなんだもの。
当方は5チーム目。
チーム名は「環境学習お試しチーム」
次のDay4は、11月7日。朝10時から夕方17時までの6時間をかけて議論するそうな…。
その次は、オープンセッションで、個別の企画を2時間の枠に分けて議論するそうで…。
当チームは、㈱良品計画さんとの日程調整ができず、未記入。

さてはて、Day4はそうなることやら…。

[注]行政やコンサルさんからの反論があれば、喜んで掲載します。
   是非是非、反論をお待ちしています。
文章:小池常雄
写真:会場でお願いしたKO氏、小池
(個人のお顔、名札は加工してつぶしてあります。)
撮影場所:市役所2階 市民協働スペース
撮影日:20221013午後
ブログ編集:小池

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